この記事では、週刊少年ジャンプ2025年16号に掲載された「魔男のイチ」の第26狩「バクガミ様」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
「バクガミ国」にいる‟幸眠の魔法”バクガミ様こそがゴクラクの殴りたい魔法だった。バクガミ様に危害を加えれば国家反逆罪に問われてしまうのだが、ゴクラクはイチに習得を願い出るのだった。
バクガミ国と「悲しみを食べる奇跡のバク」
今から10年前、そこは「カガミ国」と呼ばれていました。見るからに貧しそうな町の片隅で泣いている少女がいます。彼女はこの国の姫様。目の前に現れたのは小さなバク。
姫様が泣いていたのは母親を病気で亡くしたから。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
しかしバクに言われた通り抱きしめてみると、なぜかその悲しみが消えてしまいます。姫様は沢山の人々にバクを紹介して回り悲しみを消して行きます。
この「悲しみを食べる奇跡のバク」の噂は世界中に広がり、救われたいと願う多くの人間達が国を訪れるようになります。国王はバクに「バクガミ様」を名付けて「習得禁止法」を制定。「カガミ国」を「バクガミ国」と名を改める。
そして、たった3年でバクガミ国は世界随一の観光大国となる。これが「バクガミ国」と「バクガミ様」を巡る10年の歴史になるんですね。
何か対価を払っている様な気がするんですけど…
ここまでは別に悪い事はしていないのかな?
ゴクラクは「カガミ国」の出身
そもそも「カガミ国」というのは長きにわたって魔法具産業で成り立っていたという話です。しかし、その技術が流出してしまって「カガミ国」でなくても魔法具が手に入るようになった。これにより国は貧しくなる。
どうやらゴクラクは「カガミ国」の出身ですよね。
第24狩でゴクラクが「イッちゃん 魔法具とか詳しい人?」と言っていました。ゴクラクは「手足に謎の装甲」をしていると言われており、それらは指輪も含めて魔法具っぽいんですね。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
男なのに魔法具を使えるように、ゴクラクは「対魔法用改造人間」になっているんですね。これはもしかすると「カガミ国」の魔法具を作る技術によって改造されているのかもしれません。背中なので自分で改造できたのかは謎です。
リチア王女とゴクラク
冒頭で登場した姫様というのはバクガミ国の第一王女リチア・カガミ。3日後にバクガミ様がこの地に現れて丁度10年を祝う降臨式典が催され、そこで彼女が祈りを捧げるという。
その祈りをバクガミ様もきっと喜んで下さいますよと言われて
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
リチア王女が浮かない表情を見せます。
これは「喜んで下さる… かな」というような表情と言葉なんですよね。何か引っかかる事があるんです。おそらく彼女はゴクラクからバクガミ様についての話を聞いています。
バクガミという魔法は「人間の事を舐め腐った自分の事しか頭にねぇ 害虫野郎」だという風な話をです。それが引っかかっているから、私の祈りを喜んでくれると聞いても素直に喜べない。
こういう事っぽいんですよね。
リチア王女はバクガミ様の正体を知らないハズです。知っていたら式典で祈りなど捧げようと思わないハズだから。信じてはいる。しかしゴクラクの話が引っかかるのだとすれば、2人がどういう関係性なのか?になるんですね。
兄妹ではなさそうなんだけどね。それならゴクラクはバクガミ国の王子になります。幼馴染って年齢とも思えませんし。どうなんだろう。好き同士の2人なのかなぁ。
まぁでもリチア王女とゴクラクには何か関係がありそうです!
イチが‟雷狐”でバクガミ様を急襲!
反人類魔法の調査としてバクガミ国を訪れたデスカラスとクムギ。どうもデスカラスはバクガミ様を怪しんでいますが、間違っても傷つけたり習得しようなどとは思わないようにと釘をさされます。
触っただけで死刑になりそうな雰囲気のところ、
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
イチが‟雷狐”でバクガミ様を急襲!!
どうすんのこれ(笑
おそらくですが、このまま戦闘にはならないっぽいですよね。3日後の降臨式典は催される事になりそうだからです。そこでバクガミ様の中に住んでいる奴の計画が判明するのだろうと予想します。
よって、イチは投獄の展開でしょうか。
ゴクラクが続いてバクガミ様に攻撃すれば、彼もイチと共に牢屋入りですかね。ここはまだどうなるか次回の展開によりそうな。
そして降臨式典にて処刑されるという話になる。しかしデスカラス達によって助け出され、降臨式典にてバクガミ様とのバトルになるって流れじゃないのかな?
降臨式典にて何が起きるのか
人々の悲しみを食べて肥大化したバクガミ様。最初はまだ少女だったリチア王女にでも抱きかかえられる大きさだったのに、今では人間を遥かに超える大きさになっています。
成長はここ1年は止まっているという話。しかし悲しみを取り続けてはいる。もうこれ以上は膨らまないのに、まだドンドン悲しみを取り込み続けているみたい。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
バクガミ様の体内にある「辛」と書かれた札というのが、人々から吸い取った‟悲しみ”なんですよね。「辛さ」に「一(イチ)」を足すと「幸せ」になる。イチがどうにかするって事なんでしょうか。
バクガミ様の計画は国民を1人残らず死なせてしまう事。
溜め込んだ悲しみを「辛」として返せば人は死んでしまうのだろうか。ここがまだよくわからないんですよね。死にたくなるまでの感情を持たせてしまうのだろうか。何が起きるというのだろう。
1つ思いついたのがあるんですが。
「幸眠の魔法」というのは1回だけ調査したマンチネル魔女協会が名付けたもの。実際は「辛眠の魔法」というのがバクガミの正体といったところなのかな。悲しい夢を見続けさせられて目覚める事なく死んで行く… とか?
もう少し情報が欲しいところですね!
まとめ
前回から散々バクガミ様は傷つけちゃダメと積み重ねておいてのイチの‟雷狐”ですからね。ピクピクしながら、それでも起きないバクガミには少し笑っちゃいました。中はどうなってるんだろ。
- バクガミ国は元々「カガミ国」だった
- バクガミ様が食べるのは‟悲しみ”だけなのだろうか
- ゴクラクはバクガミ国の出身か
- リチア王女とゴクラクには関係性あり?
- バクガミ様を攻撃したイチは処刑?
- 降臨式典にてバクガミの計画が判明か
次回の展開で色々とわかって来そうな気がします!
どうなるんでしょうね?
ありがとうございました!!
コメント