この記事では、週刊少年ジャンプ2025年19号に掲載された「ONE PIECE」の第1145話「‟樹道8号線第2樹林区火災”」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
エルバフには軽く見積もっても‟3千年”以上もの時間が経過している施設が存在。一方で神の騎士団の仕掛けたゲームは激しさを増し、サウロは子供達の行進を止める事ができない。
コロンがナミ達と即席の海賊団を結成して出航。ギャバンはドリー&ブロギーと共に「グレート・エイリーク号」で怪物退治に乗り出した!
この続きになります!
そして今週は、エルバフ編人気絶好調とTVアニメ「エッグヘッド編」の放送再開を受けて表紙&アニメ描きおろしイラスト巻頭カラーであります!今週から放送時間も変わったんですよね!
アニメ描きおろしイラスト巻頭カラーも良いのですが、表紙のニカルフィとテレビがメッチャカワイイんですよね。こちらをアイキャッチにさせてもらいました!
目次
Vol.30「ぺーたんが生きていた!!」
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
フーズ・フー達が倒されてうるティとページワンの2人も解放。ぺーたんが生きていたと泣く姉のうるティ。その姿を背中で見守るヤマト。まさに侍ですね!
後ろには破壊されたダーツボードが描かれており、クリケットナンバー「18」が見えています。何かを暗示する数字だろうか。あるいは、その横と合わせて「118」と解釈すべきだろうか。
ヤマトの表紙連載「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」のこれまでの流れは上の記事にてまとめております。
ゴールドバーグの盾「ナッシュ」はホーミーズ
本編冒頭は新巨兵海賊団のコックであるゴールドバーグが恐竜の立ち向かうシーンから。手に持つ盾に「ナッシュ」と呼びかけると、「待って待って」と言いながら巨大化して恐竜の攻撃を防ぎます。
その隙にゾロとサンジに合わせ技、懐かしい ‟空軍パーワーシュート”で恐竜を仕留めました。恐竜の名はグロッキーザウルスと言い、皮下脂肪が多くて処理に手間取るものの美味だそうです。
ゾロが気になったのがナッシュと呼ばれる盾。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
これは悪魔の実を食べた盾ではなく、ビッグ・マムに命(ソウル)を吹き込まれたホーミーズだったのです。‟ソルソルの実”の能力者であるマムによって擬人化された盾って事ですね。
ゴールドバーグの父親はマムの討伐に乗り出した過去がある。そしてマムのいる所まで到達していたって事になります。まだマムが「四皇」と呼ばれるようになる前でしょうか。
おそらく1人ではなく討伐隊を組み、英雄ヨルルと聖母マザー・カルメルの仇を討ちに向かったのでしょう。しかし残念ながら返り討ちにあったと思われます。
ゴールドバーグの父親は生きて帰ったのかな。その盾をエルバフに持ち帰った者はいるはずなのです。それがゴールドバーグの父親本人なのか、他の誰かが持ち帰ったのか。これは不明です。
ナッシュはゼウスの事を知っており、「ホーミーズの最高幹部」と呼んでいます。しかし、どうしてナッシュはゴールドバーグに懐いているのでしょう。マムのビブルカードを持っているとも思えません。
まだ色々と謎がありそうです!
ロキが憧れた海賊はロックス
ロキからハイルディン達に「神の騎士団」の存在が伝えられます。世界政府の人間がエルバフに入って来ており、そいつらによってロキはやられてしまったという事実ですね。
海外で暴れていた時期に恨みを買っていたわけではないと言うロキ。神の騎士団に遭遇するほど進撃していたなら、とっくに「世界の王」になっていると言います。聖地マリージョアに攻め込むくらいじゃないと遭遇しないって意味でしょうか。
ここでルフィが「世界政府の… 騎士」の存在を把握。神の騎士団という存在がある事を認識するんですね。これは布石になって来ると思われます。革命軍と神の騎士団についての新聞記事などをルフィが見る展開が来そう。
そこにグロッキーザウルスを持ってゴールドバーグ達が戻って来ます。肉の丸焼きとスープが出来上がり、あれこれとルフィがロキに食べさせようと世話を焼くのですが… ロキにとっては災難と言う他ありません(笑
ここ面白いです!
ルフィが世話を焼くのは、早くロキに元気になってもらってシャンクスの話を聞かせて欲しいからでしょうね。ロキがシャンクスの居場所を知るのは本当だが、まだ錠を解くという約束が果たされていないので話さないと言う。
ルフィが子供の頃に会った海賊(シャンクス)に憧れる気持ちがわかると話すロキ。ルフィにとってのシャンクスと同じ存在がロキにもいたのです。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
シルエットでしか描かれておりませんが、その髪型と白ひげ(ニューゲート)と共にいる事から、おそらくはロックス・D・ジーベックだと思われます。かつてロキはロックスと出会っており、憧れを持っていたのです!
どれくらいロックスがエルバフに滞在していたのかはわかりませんが、その滞在中にロキは何度も「連れてってくれよ」と頼み込んでいた様子です。それを断られたロキはロックスに勝負を挑む。しかし散々な目にあわされたみたい。
ロキは子供だからって容赦しない性格。
カイドウは15歳でロックス海賊団に見習いとして加入しています。「‟ロックス”が会いたがってた」と言われていたので、そこで実力を示したのでしょうか。ロキはそこまでの実力じゃなかったって事かな?
その時のロキの年齢もハッキリしませんけどね。今のコロン(20歳)と同じか、もう少し若かったのかも。まだ子供だった事をロキは悔やんでおり、生まれて来る時代を間違えたと言います。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
しかし、これは結果的に正しかったという事になるんだと思うんです。ロックス海賊団に加入しなかったからこその今であり、これからの未来があるって話になるような気がします。ルフィとの出会いこそが重要になって来そうだなぁと。
ロキの「世界の王」というのはロックスの野望と同一です。ロックスへの憧れがロキにその野望を持たせたのだろうか。そもそもロキも同じ野望を持っていたのか。どちらであるかで変わりそうです。
ロックスがエルバフに来た理由
描かれるテーブルの大きさから考えて、ロックスとロキが出会っているのはエルバフです。ロックスは何らかの目的を持ってエルバフを訪れています。ロキじゃない誰かに会いに来ている。
おそらくビッグ・マムはエルバフには入国しておらず、それはエルバフ側を刺激したくないという意図があったとも考えられます。敵対する気はないという意志表示ではないかな。
そしてマムの事を巨人族は嫌っているので、彼女の所属するロックス海賊団に巨人族をスカウトに来たとは考えにくいんです。断られるのは目に見えていただろうから。
しかし、ロックスがハラルド王に対して「同盟を結ばないか?」という提案ならまだ大丈夫なような気がします。この話の中で「世界の王」というのが出ていたなら、ロキがその野望を語っている事にも意味が出ます。
もう1つ可能性として高そうなのが‟伝説の悪魔の実”です。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
エルバフの王家に伝わるという‟伝説の悪魔の実”を追ってロックスはやって来たのだろうか。その存在を確かめにハラルド王に会いに来ていていたという可能性ですね。ただし、これを欲しがったならエルバフとの激突は必至ですからね。
あるいは‟情報”でしょうか。
世界最高齢であり、元巨兵海賊団船長のヤルルが持っている情報。これを聞きにロックスはエルバフを訪れていたのかな。例えばロードポーネグリフの情報です。現在マムが1つ持っているんですよね。ここにつながるのかな?
ギャバンが神の騎士団の存在を察知
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
「グレート・エイリーク号」‟霧舟エディション”には沢山の怪物が殺到。しかし巨兵海賊団とギャバンの奮闘により次々と撃破して行きます。特に‟覇国”を撃ちまくっている様子はありません。
怪物としてロキが襲い掛かってきますが、それは子供達のイメージが具現化されたものであり、もしも実物を知っていたならもっと強くなるという話が出ています。子供達はロキの実物を知らないんですね。
この戦いの最中、ギャバンが3つの異様な声を察知します。見聞色の覇気で気配を察知しているんです。元ロジャー海賊団のNo.3であるギャバンは、麦わらの一味のNo.3であるサンジと同じく見聞色の覇気を得意としているのかも。ギャバンの方が数段優れていそうですが。
3つの異様な声とは、3人の侵入者である神の騎士団を指しているのは間違いなさそう。これをギャバンが察知している事は、次の局面に大きく関わってくるのかもしれません。
ジンベエの活躍で火災は鎮火
消防チームが‟海雲”を放水して消火しようと頑張りますが、いかんせん規模が大きすぎて上手くいきません。そうしている内にも子供達は炎に向かって行進を続けます。頭を抱えるサウロ!
その様子を神の騎士団の軍子とソマーズ聖が高みの見物。キリンガム聖が見えませんが、どこかで何かをしているのかな。あるいは居眠りでもしてるのかな。食後だから眠くなったのかも(笑
もしも子供達が炎の中に入った場合にどうなるのか。その残酷な状況を平然と軍子が話し、それを聞いたソマーズ聖は「感動じゃねェか」と大笑い。なんて奴らだ!!
この絶体絶命のピンチに現れたのがジンベエ!
‟海流”ならぬ‟海雲”を‟一本背負い”して巨大な水柱を発生させ、一気に火災を鎮火させてしまいました。このジンベエの活躍により、ひとまず子供達は救われました。
しかし、これによって見つかってしまうんです!
コロン海賊団に軍子が来襲
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
コロン海賊団の小さな‟霧舟”に軍子が現れます!
「活きのいい子供」というのはコロンを指しており、軍子の目的はコロンを連れ去る事だと思われます。戦闘が目的なら真正面から行きすぎてます。さすがに無謀です。ジンベエもいますからね。
軍子は子供達が炎に向かって歩いて行くのを眺めており、ジンベエによる消火の際にコロンの乗った船を見たんでしょうね。そこでコロンを使った新たな作戦を思いついたのかも。
おそらく軍子はコロンを連れ去るのを成功させると思います。そして、この事態をギャバンが見聞色の覇気によって察知する展開になると予想します。ギャバンとコロンの親子に何か仕掛けて来そう!
ソマーズ聖がコロンに見えない‟荊”を絡みつけて、それをギャバンが抱きしめざるを得ない方向に持って行くのかなぁ。ギャバンならばどうにかしてくれるのかな。この展開になるならソマーズ聖をブッ飛ばすのはギャバンになるのかも。
そして、コロン海賊団の船にはブルックも乗っています。軍子の好きな曲というのが「NEW WORLD」であり、それはブルックの曲である可能性が高いんですよね。これに関しては何かあるのかどうか。
ここも注目ですね!!!
まとめ
まだ行進する子供達を止める方法が見つかっていませんが、さらにコロンが捕まってしまう展開になるのかどうか。軍子の来た船にはジンベエを含めて麦わらの一味4人が同乗しています。どんな攻防になるのだろうか。
- ゴールドバーグの盾はホーミーズ
- エルバフによるビッグ・マム討伐
- グロッキーザウルスは「STRONG WORLD」に登場
- ロキはシャンクスの居場所を本当に知っている
- ロキはロックスに憧れていた
- ロックスがエルバフに来た理由は同盟?
- ギャバンが3人の気配を察知
- ジンベエの活躍により火災は鎮火
- コロン海賊団に軍子が来襲
そして残念ですが次号は休載になります。
続きが気になるんですが仕方がありません。
4月21日(月)発売のWJ21号に掲載予定ですって。
ありがとうございました!!
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