この記事では、週刊少年ジャンプ2025年20号に掲載された「悪祓士のキヨシくん」の第40話「オレに任せろ」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
いよいよ3体に絞られた上位魔王。叉木さんとカルタが全力で立ち向かうも、第1魔王・貪瞋痴が突き付ける‟不条理”の前に跳ね返されてしまいます。その絶体絶命のピンチに現れたのが「最高位悪祓士」である聖剣!
とにかく熱いんだけど… 今週もヤバいんだけど。
聖さんの「オレに任せろ」
貪瞋痴を跳ねのけた聖さん。ネハン君とジャック=ジョーの頭をポンと叩き「よく頑張ったね」と。さらに皆んなを見渡し、第1魔王を相手に誰一人死なずによく耐え切ってくれたと労いの言葉をかけます。
それでもカルタはマコがいなければと。マコはマコで何の役にも立てなかったと涙を流す。「そんなコトない」と優しく声をかけつつも、ここで聖さんの胸に去来するものがあるんですよね。
斬りかかって来た貪瞋痴をノールックでいなし、「断魔大剣(バルムンク)」で弾き飛ばす聖さん。回復次第カルタには叉木さんと前線に戻るようにというスパルタっぷりを見せながら、飛んで行った貪瞋痴を追いかけます。
聖さんが飛び去る直前、傷だらけのネハン君とジャック=ジョーが「必ず… 勝ってね…!!!」と声をかけます。ニッと微笑んで「勿論」と答える聖さん。2人の想いを受け取るワケですが、ここのやり取りってどういう感じなんだろう。
第33話にて、‟悪魔の狂想曲”を前に聖さんから「死ぬんじゃないよ 2人とも」と声をかけてもらっていたネハン君とジャック=ジョー。その言葉が力となりヨラク=バックに立ち向かう。これのお返しの言葉になるのかな?
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
聖さんと貪瞋痴が対峙したのは人気のない神社の境内。そんな場所に誘導したのは被害を出したくなかったのと、あまり感情を表に出しているのを見せたくなかったと言う聖さん。
どちらかと言うと聖さんて冷たい恐さがあったんですよね。非情と言いましょうか。今回の件も、あくまでも悪魔を祓うという任務の一環として参加していた部分があったんじゃないかなぁ。そこにドンと1つ乗っかったものがある。
これが上に書いた去来したもの。
冷たい目で「オレに任せろ」と言いつつも、実は抑え込んでいた熱い怒りが含まれていた。貪瞋痴を前にして聖さんの両腕の紋章が光ります。その感情が力になる展開。期待しちゃいますよね!
貪瞋痴と最高位悪祓士
聖さんに対して「最高位悪祓士とやらじゃろ」と言い、貪瞋痴がこれまで屠ってきた悪祓士の中でも最高位悪祓士は自身の欲を満たしてくれた上者と言っています。
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
それも「唯一」と言っているので、ある1人の最高位悪祓士を倒した過去が貪瞋痴にはある様子なんですね。その不条理を聖さんにも教えてやると。
その最高位悪祓士というのは聖さんも知っている人物なのかどうか。ここにもう1つ何か因縁を乗っけるのかどうかなんですね。貪瞋痴は聖さんにとって仇になるのかな?
そう考えるのも、前回カルタ達の腕章を見て「キサマら光の騎士団か…」と言っているんです。貪瞋痴は光の騎士団と接触した事があるっぽいのです。そして聖さんが所属するのが光の騎士団です。気になるんだよなぁ。
聖さんも会った事がない大昔の光の騎士団の人かもしれませんけどね。
第3魔王・鎖田苦露是
場面は変わって第3魔王・鎖田苦露是と対峙するキヨシ&棺くんです。棺くんから聞かされた名前にキヨシが反応。就任式でキヨシが祓ったのが目の前の鎖田の兄。その仇討ちにでも来たんだろうなと棺くん。
その言葉にナメるなと言いつつ…
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
はげしく動揺(笑
これは第31話のフリがあったんですよね。悲龍子から同じ事を言われて、鎖田は兄の事をボロクソに蔑んでいたんです。この時も心の中では違ったんでしょうね。
お小遣いくれたり優しかったとか言ってますけどね。その兄の鎖田も冥藤を祓われた恨みを引き継いで地上にやって来てたワケですし。この部分は兄弟で似たところあるのかな。まぁ悪魔の世界じゃ良い兄だったのでしょう。
そんな鎖田ですが、彼の周囲には-200℃の冷気の壁である‟絶対冷域”というものがある。それは殴りかかったキヨシの左拳を凍り付かせてしまうほど。さらに鎖田は通って来た道の人間達をも凍らせており、早く彼を祓わないと凍死してしまうと言います。
初登場時には全くそういうのはなかったので、おそらくはオンオフが可能なんでしょうね。そして弱点は熱だと考えられます。少なくとも-200℃の冷気に打ち勝たねば近づけもしない。
大魔王・明日喰ロトが顕現
叉木さんからの通信を受けていた棺くん。残るは上位魔王3体のみであり、それぞれ迎え撃つ相手も決まっている。目の前の第3魔王を相手に自分1人じゃ厳しいが、キヨシと2人なら祓えるだろうと。
ここを勝利すればと思っていたら…
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
大魔王・明日喰ロトが顕現!!
‟冥此の裂け目(カルトホール)”の真下にあるタワーに降り立ちます!
このロトの出現に最高位悪祓士の3人(サカキさん・黒鐘さん・聖さん)が反応するシーンがあるのですが。気になるのがサカキさんの顔なんですよね!直近の第38話では無傷だったんですよ。今回はそうではない。
相手は第2魔王の骸島&幽田です。簡単な相手ではないんでしょうけどね。あのサカキさんがそうなっちゃってるんだ、と思わずにはいられない。それも描かれていない戦いの中での事。どんな戦いになってるんだろね。
棺くんの「オレに任せろ」
大魔王ロトの出現に、棺くんは黒鐘さんが向かうと予想。いくら最高位悪祓士といえど1人では荷が重いだろうからキヨシの力が必要だと判断。ただしキヨシを行かせれば、目の前の第3魔王の相手は自分1人になる。
一瞬「勝てるのか…」と考えちゃうんですけどね…
考えるべきは勝てるかどうかじゃない!
やるしかないんだ!!
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
棺くんが「第3魔王はオレに任せろ」と!
この第40話のサブタイトル「オレに任せろ」というのは前半の聖さんと後半の棺くんの2人のセリフになっているんですね。どちらも熱いのですが、そりゃ棺くんですよ!
さらにキヨシが棺くんを信じて任せるのも熱い!
全くの予想外の展開が来ました!
しかし、これは嬉しかった!
キヨシと棺くんの共闘となると、やっぱりキヨシが持って行っちゃうんだろうと思ってました。どうしたって棺くんがサブになっちゃう。それでも勝利の鍵となるポイントを棺くんが持って行くってパターンもあるでしょうけどね。
こうなると見せ場は棺くん1人のものです。
どうしましょう… この戦いの予想しちゃいます?
勝てないが、負けない=実質的に勝利!
こうなると予想しています。
棺くんはまだ亜級悪祓士になったばかり。その昇進試験で立ちはだかった斧さん(亜級悪祓士)が第5魔王・ヨラク=バックに太刀打ちできなかったのです。棺くんの相手は第3魔王です。パワーバランスを考えれば棺くんの勝利は難しい。
それでも棺くんがやってくれるのなら…
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
夜明けまで負けずに戦ってくれる!!
丑三つ時から夜明けまでの約2時間半を守り抜けば「オレ達の勝ちだ!!」と言っていたんですね。夜明けが来れば魔王達は魔界に帰らねばならないのでしょう。そこまで棺くんは耐えてくれるんじゃないかな。
これにより棺くんは実質的勝利をものにする!!
第3魔王・鎖田苦露是の退散による棺くんの勝利ですね。これが落としどころとしては最も良いと思うんです。あと何時間あるか分かりませんけどね。そして、この修羅場をくぐり抜けた棺くんはもっと強くなるんです。
あまり先々を予想してもつまらないし、スカッと勝利するといった予想でもありませんけどね。それでも僕は棺くんというキャラが大好きですし、期待を込めての予想である事は分かって欲しいです。
どうなるんでしょうね?
まとめ
これで上位魔王3体に大魔王ロトを加えた4つの戦いが同時に進行する形になりました。どうなるのか本当に楽しみです。もちろん不安材料もあり、それが次のシリーズにつながって行くんでしょうけどね。
- 聖さんvs貪瞋痴は離れた神社の境内にて
- 離れた理由は聖さんが感情を表に出しているのを見られたくないから
- 貪瞋痴が屠ったという最高位悪祓士の存在
- 鎖田苦露是は実は兄の仇を討ちたかった
- 鎖田の周囲は-200℃の‟絶対冷域”
- 大魔王ロトが顕現
- サブタイトル「オレに任せろ」は聖さんと棺くんのセリフ
- 棺くんを信じて任せるキヨシ
キヨシくんの掲載順位が着実に上がって来ております。それも安定してです。この‟悪魔の狂想曲”編が大好評なんでしょうね。周年までに表紙&巻頭カラー来い!!
ありがとうございました!!
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