【ONE PIECE 第1147話の感想と考察】‟不死身”の神の騎士団による無慈悲な要求にロビンとギャバンが動き出す!!

ワンピース 第1147話 扉絵 ワンピース

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年22・23合併号に掲載された「ONE PIECE」の第147話「‟我々の恐いもの”」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

麦わらの一味を翻弄した軍子はコロンを人質にするのに成功。キリンガム聖はセイウチの学校を制圧。ソマーズ聖はサウロに勝利。その実力の程を見せつけます。ラストでソマーズ聖がハラルド王について意味深な発言を残すのだが…!?

これまで姿を隠していた神の騎士団が動きを見せて来ましたね!ゲームもいよいよ中盤から終盤に差し掛かろうというところなのでしょう。

前回 気になった軍子の‟不死身”の体について新たな情報が出ます!

Vol.32「兎丼大名雷ぞう、感謝をのべる」

ワンピース 第1147話 Vol.32「兎丼大名雷ぞう、感謝をのべる」
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

兎丼の大名には赤鞘九人男の雷ぞうが就いていました。思い返せば光月おでんが雷ぞうと出会ったのも兎丼だったんですよね(第962話)。こう見ると顔がデカい(笑

ヤマトに感謝を述べ、美味しそうな食べ物を振舞ってくれていますね。

後ろの方ではフーズ・フーの仮面が取られているのが見えます。どんな顔をしているのか次回で判明するのでしょうか?

神の騎士団は‟不死身”

ワンピース 第1147話 神の騎士団が‟不死身”である事を明かすサウロ
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

ソマーズ聖の事を見た事があるのか、その隊服を見て言っているのかハッキリしませんが、それが神の騎士団である事をサウロはわかっていました。

その上でサウロはチョッパーとロビンに隠れるように言っていたのです。それは神の騎士団が‟不死身”であり、戦っても勝てないのがわかっているからだったんですね。

軍子だけではなく神の騎士団に所属する者は全員、五老星と同じくダメージを受けても再生する体を持っている事が判明しました!

これを元海兵であるサウロが知っている。

海軍本部と神の騎士団が行動を共にしているシーンとなると、38年前のゴッドバレーで行われていたゲームが頭に浮かびます。それは世界政府が島を支配下に置くついでに先住民を一掃するというもの。

第1095話で「3年に一度」と言われていたので、サウロが任務として関わっていた過去があったのかもしれません。それこそ38年前のゴッドバレー事件に彼も関わっていた可能性もあります。

サターン聖は‟不死身”であり‟不老”でもあったのですが、神の騎士団フィガーランド・ガーリング聖は歳をとっているので‟不老”ではない筈です。神の騎士団は‟不死身”であっても‟不老”ではない。‟不死身”と‟不老”は切り分けて考える必要がありそう。

13年前に海賊ディエス・バレルズ(ドレークの父)が手に入れた‟オペオペの実”に50億ベリーの値をつけていた世界政府。これは「不老手術」が目的であり、‟オペオペの実”を確保しておく必要を感じていたのかもね。

五老星と神の騎士団が‟不死身”である事に「五芒星(アビス)」が無関係とは思えません。どちらもイムにより与えられる力である可能性があります。イム(壁画の悪魔)に魂を売る代わりに貰える力だったりするのかも?

イムが持つだろう悪魔の実の能力、あるいは聖地マリージョア内部にある重大な国宝というのが関わっていそうな気がしますね!

ブルックは軍子に見覚えがある!?

‟アロアロの実”を利用してジンベエ達4人を拘束した軍子。ソマーズ聖が彼らも聖地マリージョアに連れ帰るか?と言いますが、四皇‟麦わらのルフィ”を怒らせる訳にはいかないとキリンガム聖が止めています。

ジンベエは軍子の能力が何なのか不思議がっており攻略法を思案中。それとは別にブルックも軍子が気になる様子で、まるで見覚えがあるかのような発言をしています。

これは第1144話で軍子が「NEW WORLD」という曲が好きだと話していた件が布石になっていると考えられます。ブルックを足蹴にして「生涯 私の為に曲を作れ」と迫っていますしね。ソウルキング・ブルックがポイントだと思われるんですよね。

ワンピース 第1147話 ブルック「仁義を欠いて生きるよりは!!」
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

ルフィにのみ忠誠を誓うブルックは、たとえ殺されるとしても要求は飲めないと断固拒否。ここのブルックはカッコいいですね!この返答に怒った軍子がブルックを蹴り飛ばすのですが、その胸に痛みが走ります。

軍子はお忍びでブルックのライブを観に行った事があったのかな。神の騎士団の隊服を着ずにです。その時にブルックは対面した事があり、軍子の顔を覚えていたりするのでしょうか?

これからブルックは逃れる事に成功し、軍子の前でギターを奏でる事になると思われます。そのような状況で今回の謎が明かされるような気がします。軍子が世界政府を裏切るとまでは思いませんが、ブルックの音楽が弱点になるんだろうなぁと考えます!

聖地マリージョアの懐剣

キリンガム聖が制圧した「セイウチの学校」にあった電語虫を通してソマーズ聖がエルバフ全土に通信を発します。ソマーズ聖が電伝虫でキリンガム聖に音声を伝え、電語虫を通して全土に声を届ける形ですね。

おそらくルフィ達のいる場所に電語虫はなく、この通信はルフィ達に届いていないと思われます。ロキが持っていたのは電伝虫(雪電伝虫)ですからね。つまりルフィ達に聞かせない為の電語虫なんですよね。

ワンピース 第1147話 聖地マリージョアの懐剣
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

ソマーズ聖は自らを「聖地マリージョアの懐剣」である神の騎士団だと明かし、子供達10人を連れ去ろうとしている事を告げます。さらに追いかけて来たオレンジのヒゲの男(=サウロ)を血祭りにあげた事もです。

注目したいのが、神の騎士団を「聖地マリージョアの懐剣」と称している事です。懐剣とは「懐刀」と同じで腹心の部下を意味する言葉だと思われます。

問題は「聖地マリージョア」が何を意味するのか。

これは知っている者からすれば、イムを指しているものと考えます。つまり神の騎士団というのはイムのそばに仕える部下である事を意味しているのだろうなと。しかし正直には言えないので「聖地マリージョア」とボヤかしている。

神の騎士団とはイムからの秘密の計画にあずかる信頼のおける武装集団。だからこそ軍子は、世界はある日突然消える筈だったという重大な計画を知っていた。こういう事になるんでしょうね。

巨兵海賊団の恐いもの

サウロがやられたと聞かされた巨兵海賊団が‟霧舟”を旋回させて子供達の救出に向かおうとしますが、船底には穴があきオールも折られてしまいます。どんな怪物が現れたのかと見てみると、

ワンピース 第1147話 グレート・エイリーク号に襲い掛かる‟母ちゃん”
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

子供達の「恐いもの」である‟母ちゃん”は、その父親からしても「恐いもの」であり、さすがのエルバフの戦士も士気を折られてしまうんですね。とても恐ろしい容貌をしています(笑

島雲を取られた‟霧舟”はあえなく墜落。

それを見ていたフランキーとリプリーが現場に急行。巨兵海賊団と合流し、ギャバンとリプリーの夫婦が初めて揃う事になりました。ちなみにボニーとリリスもついて来ていますね。

人質になった10人の子供達

ワンピース 第1147話 コロンを含めた10人の子供達
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

セイウチの学校から歩かされていたのが9人で、後から追加されたコロンを含めた10人が人質にされています。その10人の名前と顔、簡単な性格がわかるように描かれています。

イルヴァヤルルの玄孫
スカルディ古代巨人族の血を引く角がある
勇敢なところがあり「おれ達で何とかできねェかな!!」と言っている
オラブオイモの孫
カリン消極的で「いっつも私 運がわるいし」とつぶやいている
マグ子供達の中で一番の巨漢
ローニャ楽天家で「大丈夫よ!! 何とかなる!!」と言っている
ベント‟母ちゃん”を具現化させられた
ヨハンナ古代巨人族の血を引く角がある
この中で1人だけ親がいない
ビョルン「おれだけでも助からねぇかな…」とトンデモナイ発言
コロンギャバンとリプリーの子供(20歳)

まさに十人十色で、様々な個性を持った子供達が行進中です。それをソマーズ聖が荊に意志を持たせた蛇に乗って追いかけている状況です。

これから子供達を救おうと両親・祖父母がやって来ると思われますが、第1143話でソマーズ聖が話していたような悲惨な状況が作られてしまうのかどうか。ソマーズ聖を倒さねばならないのでしょうが、いかんせん‟不死身”なだけに…。

動き出すロビンとギャバン

最後にソマーズ聖が命令を発します。それは「セイウチの学校」と「フクロウの図書館」を燃やして忠誠を誓えというもの。そうしなければ子供達を1人ずつ消していく。そして決断は長老ヤルルに委ねられました。

ワンピース 第1147話 ギャバン&ロビン「そんな事はさせない!!!」
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

これに立ち上がったのがロビンとギャバンです!!

チョッパーが止めていますが、オハラの学者達の犠牲の上に残された文献となるとロビンは止まらないでしょうね。サウロの事だってあるでしょう。

おそらくギャバンはコロンのいる場所に走っており、そこにいるだろうソマーズ聖との戦いに発展するものと予想されます。ではロビンはどうするのか。図書館の方に走るのなら、その近くにいるキリンガム聖の相手をするのかな?

まだロビン&ギャバンで神の騎士団を相手にするとは限りませんよね。そしてヤルルの決断というのは、子供達が「西の村」まで歩いて来た時になるのかな。そうなるまでに止められないって事だろうか。

どうなって行くのか気になりますね!

まとめ

前回のヒキになっていたソマーズ聖の言葉の真意は持ち越しになりました。ハラルド王と世界政府が何かしらの密約を結んでいたのは間違いなさそうなんですけどね。それを明らかにしなかったソマーズ聖の方も何があるのでしょう。

大きな謎が残っております。

第1147話の感想・考察まとめ
  • 神の騎士団は‟不死身”
  • サウロは3年に一度のゲームに海兵として任務についた事があるからか
  • 五老星が‟不死身”で‟不老”なのは「不老手術」を受けているからか
  • ブルックは軍子の顔に見覚えがあるのか
  • ブルックを蹴り飛ばした時の軍子の胸の痛みの正体
  • ‟母ちゃん”は巨兵海賊団にとっても「恐いもの」
  • コロンを含めた10人の子供達の名前
  • 神の騎士団が学校と図書館を燃やすように要求
  • ロビンとギャバンが動き出す

ハラハラドキドキの展開ですが合併号ですので続きは少し先になります。もう早く読みたいんですけどね… うーん、仕方がない!!

ありがとうございました!!

ひっし

皆さんとジャンプの話で盛り上がりたくて当ブログを立ち上げました!

これから取り上げるマンガも増やして行きたいと思っています。もしも「あのマンガの感想・考察」も読みたいなぁってリクエストがあればヨロシクです!

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