【魔男のイチ 第32狩の感想と考察】「辛」を受けて怒りで牙を剥くゴクラクに対してイチは!?

魔男のイチ 第32狩 扉絵 魔男のイチ

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年22・23合併号に掲載された「魔男のイチ」の第32狩「イケニエ」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

10年分の悲しみを受ける挑戦者に名乗りを上げたゴクラク。バクガミは認めませんが、ゴクラクにとって魔法のルールなどお構いなし。10年分の怒りの拳を叩き込むゴクラク!そこにイチもやって来て…

さぁイチの登場で役者が揃いました!

デスカラスの懸念

まず来るのが遅れた事に対してイチが謝罪。ゴクラクが何か言いかけますが、「良い一発だった」とバクガミへのパンチをイチが褒めた事で引っ込めてますね。これで少し落ち着きを取り戻したのかな。

イチの代わりに今はクムギが追っ手を引きつける役をしてくれている様子。泣きながら‟氷鮫(ウルワシ)”に乗っているクムギは可愛そうですが… かわいいっすね(笑

拳を合わせる2人ですが、そのゴクラクの左腕が血だらけになっているのをイチが心配します。それは前回「適合50%」を使ったのが原因らしく、50%を超えると体への負担が大きいそうですね。ここが限度っぽい。

この光景をデスカラスが見ているのですが、

魔男のイチ 第32狩 2人の様子を見るデスカラスのセリフ
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

男2人が魔法相手に好き放題している光景に対して「ちと以上だな…」と。何とも言えない表情で見ているんですね。あまりよろしくないといった感じですよね。

これは布石になって来そうですよね?

ただし、もしもゴクラクが仲間になるのなら、この光景は当たり前になって来る筈なんですね。という事は未来の話じゃない。この対バクガミにおいて何かあるんだと思われます。

このデスカラスの懸念とも言えるものが後に意味を持ちそう。

反世界様の匂い

ここまでバクガミはイチに踏みつけにされたままです(笑

魔男のイチ 第32狩 バクガミ「なんで てめぇから反世界様の匂いがすんだぁ!?」
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

いきなり殴りかかりますが殺気を察知したイチにかわされてしまいます。バクガミの殺気の正体は、イチの体から漂う反世界の魔法の匂いです!

しかもデスカラス(さっきの魔女)よりも濃く、まるで反世界の魔法の血を被ったかのような匂い方をしていると大激怒です。確かにイチは返り血を浴びており(第17狩)、バクガミの指摘は的確です。

この展開は予想しておりましたが、これが理由で試練の挑戦者がリチアからイチに変更になるんじゃないかと読んでいたんですけどね。そうはなりませんでしたね。

ただしイチにヘイトが向かったのは間違いありません。

溜め込んだ「辛」の使い方

イチとバクガミがやり取りしている隙に、まだ殴り足りてねぇぞとゴクラクが「適合20%」の‟殴打(シンプルパンチ)”で攻撃。これをバクガミが「辛面(つらづら)」なるバリアで防ぎます。

魔男のイチ 第32狩 ‟辛面”を使うと溜め込んだ「辛」を消耗
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

それは溜め込んだ「辛」を使って作り出したバリアであって、「辛」を消耗させてしまうのであまりやりたくなかったとバクガミが嘆いています。「辛」にはこういう使い方もあるって事なんですね!

平面だけではなく、イチとゴクラクの2人掛かりの攻撃を防ぐのに出した「辛鞠(つらぎく)」もですよ。こちらは球体のバリアで自分自身を包み込みます。

「辛」を消費して魔法を使う。そんなイメージ。

その「辛」を使って作られたバリアに手や足を突っ込んでしまったからでしょうか。短刀で触れただけのイチとは違ってゴクラクだけに悪夢(幻覚)を見せます!

魔男のイチ 第32狩 リチアを盾にするバクガミ
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

その場にいる筈のない姉リチアを見せるのです。

これはバクガミに操られるリチアを見せられているのか、ゴクラクの心の中に潜んでいた姉に対する後ろめたい気持ちが表れているのか… ここはハッキリしませんね。

それが幻覚であるのは間違いなさそうです。バクガミを殴りつけた筈が、実はそれはイチだったからです。ゴクラクは挑戦者(イケニエ)にされて悪夢の中に入れられてしまったのです。

「辛」を受けてイチに牙を剥くゴクラク

さらにバクガミはゴクラクに「辛」を追加します。

魔男のイチ 第32狩 「辛」を受けてイチに牙を剥くゴクラク
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

それにより怒りで正気を失ったゴクラクは、イチに対して牙を剥ける事になるんですね。ラストでイチが「ゾクッ」としているのは、ゴクラクの殺気を感じているのを表しているのだと思われます。

こうなるとですね、

  • 死対死
  • おまえのために何かしたい

この2つの間にイチは挟まれる事になる!

ゴクラクがイチに殺意を向けてしまうと「死対死」が成立してしまうんですよね。そうなるともうイチは自動的に攻撃してしまう。この衝動を抑えられるかどうか。殺気を向けられて尚、イチはゴクラクの為になりたいと動けるのか。

バクガミがそれを意識できている筈がないのですが、イチに対する‟試練”というのはまさに「言い得て妙」なのです。これがクリアできれば大きく成長する事ができると思われます。

上記のデスカラスの懸念というのがフリになっているのなら、今回バクガミを習得するのは魔女であるデスカラスになるのかもしれませんしね。

「辛」を受け止めたゴクラクを受け止める事で、間接的にイチが試練を突破して習得という流れに持って行くのかもしれず。まだ着地点が読めませんよね!

ゴクラクの精神力に頼る部分もあるのかもしれない。

ゴクラクが習得できる筈がないのですが、今回バクガミが彼を「挑戦者(イケニエ)」と呼んでいます。ゴクラクもまた「辛」に対する挑戦者という位置づけなんですね。何かをクリアする必要があるのかも。

ひとまず「イチvsゴクラク」「デスカラスvsバクガミ」の構図になるのでしょうか。デスカラスが全くの蚊帳の外で進むとは思えませんからね。

どうなるのでしょうか?

まとめ

いよいよバクガミ編も終盤に差し掛かろうというところかも。もう習得に向けて動いてるのは間違いなさそうな。ただし、どうすれば習得できるかのポイントは伏せられてますよね。ここが核になってます!

第32狩の感想・考察まとめ
  • イチの代わりに追っ手に追われるクムギ
  • ゴクラクの「適合」は50%を超えるとヤバい
  • イチから漂う反世界の匂いの濃さに大激怒のバクガミ
  • 「辛」は防御にも使える
  • ゴクラクが見せられたリチアの悪夢の正体
  • 「辛」を受けてイチに牙を剝くゴクラク

合併号なのが悔やまれますね!

すぐにも続きが読みたい!!

ありがとうございました!!

ひっし

皆さんとジャンプの話で盛り上がりたくて当ブログを立ち上げました!

これから取り上げるマンガも増やして行きたいと思っています。もしも「あのマンガの感想・考察」も読みたいなぁってリクエストがあればヨロシクです!

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