【魔男のイチ 第33狩の感想と考察】幸辛の魔法の習得試練に挑むイチとゴクラク

魔男のイチ 第33狩 センターカラー 魔男のイチ

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年24号に掲載された「魔男のイチ」の第33狩「一蓮托生」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

バクガミ(幸辛の魔法)と戦うイチとゴクラクでしたが、ゴクラクが「辛」を受けて正気を失ってしまいます。まさかの同士討ちの展開!?

さて、今週は「『幸辛の魔法』の試練開始!バクガミ編超反響御礼」という事でセンターカラーです!イチとゴクラクの2人で飾りました!

いいですね!

ゴクラクの殺気に反応してしまうイチ

まずイチの目に映ったゴクラクという男がどういうものだったかが語られます。第一印象は「妙な男」というもの。魔法に対しては怒りに近い殺意を向ける暴力的な男。しかし魔法以外の生き物には何の敵意を見せない。

むしろ心の優しい男なんだと思った。

こう頭では理解しており、目の前で怒り狂う男がゴクラク本来の姿ではない事はわかっているんだろうけど。それでも自分に対して殺気を向けられれば、

魔男のイチ 第33狩 イチとゴクラクの間に入るデスカラス
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

どうしたって体が反応してしまう!

殺気を放つ相手に対しては、イチの方も自動的に殺気で返すようになっているんですよね。山暮らしで培われた闘争本能の1つでしょう。

ここはデスカラスがファインプレー!

ゴクラクには魔法の防御壁を張り、イチの短刀の方はレイピアで止めています。イチの習性を読んでの対応だと感じられます。

頭ではわかっていても体は止められない。

ここが1つの軸となって来ます。

幸辛の魔法の習得試練スタート

魔男のイチ 第33狩 10年溜め込んだ辛が自動的にゴクラクの体内に流れ込む羽衣
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

ゴクラクの背中に、まるで「ONE PIECE」のエネルの太鼓のようなものが発生します。黒い塊は「辛」が形作ったものであり、1つにつき2年分。それが5つですから計10年分の「辛」を背負っている。それが自動的にゴクラクの体内に流れ込むシステム。

そしてバクガミが「幸辛の魔法」の習得試練を開始するにあたってルール説明をしてくれます。これで理解できました。もう実質的に前回から試練はスタートしていたんです。

「幸辛の魔法」習得試練
  • 挑戦者は私が10年溜めた辛を一身に受けること
  • すべて受け取らぬ内に挑戦者が死んだ場合 試練は失敗
  • 試練に成功した時 魔法を習得するのは魔男のイチ

僕が引っかかっていたのは、ゴクラクが「辛」を受け止めるにしても習得できないハズという部分でした。これが3つ目のルールでクリアできたんですね。習得するのはイチ。なるほど。

重要なポイントとなるのが2つ目のルールで、どれだけ殺気を向けられようと攻撃されようとイチはゴクラクを死ねせてはならない。魔法は習得できないし仲間も得られない。ここに上記の習性が大きく絡みます。

バクガミは悲しみを吸った相手にしか悲しみを返す事ができず、本来ならゴクラクに「辛」を受けさせる事はできない。しかし挑戦者には受けさせる事ができる。

それでゴクラクを挑戦者にして「辛」を受けさせ、イチを道連れにするというのがバクガミの目的なんですね。色々とクリアになりましたよね。習得試練は魔法側で自由に設定できるっぽいです。

バクガミはイチをゴクラクを鎖でつなぎ、チェーンデスマッチを強制しました。デスカラスは手出しを禁じられ、手を出した場合は強制失敗という事にさせられてしまいます。もう後からルールの追加も可能みたいです。

バクの時限爆弾

手出しできないデスカラスの相手としてバクガミが用意したのは巨大なバク。その体には無数の目がついており、もしもゴクラク達が試練に失敗した瞬間に覚醒してしまい…

魔男のイチ 第33狩 そのバクの無数の目から辛が国民に向かって吹きだす
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

その無数の目から「辛」が国民に向かって吹き出すようになっているそうです。時限爆弾ですね。そしてバクは街に降りようとしており、これをデスカラスが引き止める展開になるんでしょうかね。

別にイチとゴクラクが試練を突破すれば何も起こらないワケで。放っておいても構わない気がするんですけどね。街を破壊したりし出すのでしょうか。ここはどうなんでしょうね?

あとはバクに対する国民の見方というのがあります。神だと思っているハズなのです。もしもデスカラスがバクに手を出せば犯罪者にされるワケですからね。こっちの方向でも何か用意されているのかな?

もしかするとクムギも来てくれて、デスカラス&クムギで百目バクの相手をするのかもです。まだどうなるかわかりませんが、こちらも面白くなりそうですよね!

試練に挑むイチとゴクラク

ゴクラクが殺意を向ければイチも殺意で返してしまう。しかし殺してはいけない。「死対死」に縛られるイチは、混乱してうまく体を動かせずにいました。

そんな時、突如ゴクラクが自分自身を殴りつけます。それで少し正気を取り戻したのか、「心臓」と「頭」と「背中の石」の他はどこでも刺して良いから好きにやれとイチに伝えます。そして後は任せるから頼んだ!と。

その不屈の闘志を向けられたイチは1つ頬を叩き、

魔男のイチ 第33狩 イチ「頼まれた!」
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

「頼まれた!」「なんとかしよう!」と応える!

こういう形で友情を描いて行くというのも面白いですよね!

言われた3ヶ所以外をブスブス刺すって事にはならないんでしょう。もちろん全く傷つけないという事でもないんだろうけど。どうイチがクリアするかですよね!

まだどういう展開が待っているかわかりませんけど。互いに殺意を向け合って命のやり取りを繰り返したのに、試練を突破した時には何よりも固い友情で結ばれているって事になるんでしょうね!

熱いラストが待っていそう!

まとめ

いよいよ「幸辛の魔法」の習得に向けた試練がスタートしました。10年分の「辛」の消費となると長くなりそうですが、そこはテンポ良く読ませてくれるような気がします!

イチがどう動くのかに期待ですよね!

第33狩の感想・考察まとめ
  • 頭では優しい男とわかっていても、殺意を向けられれば殺意で返してしまうイチ
  • 10年分の「辛」を受けさせられたゴクラク
  • バクガミが「幸辛の魔法」の習得試練のルールを発表
  • イチとゴクラクのチェーンデスマッチ開始
  • デスカラスは巨大バクの相手をさせられる
  • ゴクラクが「心臓」「頭」「背中の石」以外は刺して良いとイチに任せる
  • イチもまた「なんとかしよう!」と応える

次回が楽しみで仕方ないっすね!

ありがとうございました!!

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