【魔男のイチ 第37狩の感想と考察】イチがゴクラクに与えたのは「家」であり「どこにいても帰ってこられる居場所」

魔男のイチ 第37狩 一人じゃないんだ 魔男のイチ

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年28号に掲載された「魔男のイチ」の第37狩「キミがいたから」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

ゴクラクにとって家族とは「杭」みたいなもの。絶対に手放しちゃいけない大事なものである。絶望の淵でそれを思い出させてくれたのはイチ。正気を取り戻したゴクラクは、第一皇子としてこの国と国民の心を返してもらうと宣言するのだった!

いざ試練突破へ!!

あと玉一つ分

魔男のイチ 第36狩 ゴクラク「その痛みを悲しみを誰にも渡さずに飲み込み続けてきた」
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

前回 ゴクラクの背中に5つあった「辛」の玉が1つと半分くらいになっているので、あと3年分を受け取れば習得できそうだと思っていましたれど。あれでもう4つ吸収できている扱いだったみたいです。

前回と同じ大きさのがゴクラクの背中にありますが、「玉四つ8年分だぞッ その量を吸収して」って言ってますからね。半分に見えていたのは、ほぼしぼんでいるって事でしょうね。

ゴクラクはあと玉一つ2年分を踏ん張ればいい!

バクガミの方は大汗をかいて焦っています。

8年分の「辛」を吸収していながらゴクラクはなぜ正気でいられるのか。あり得ないとまで言っています。

イチがゴクラクに与えたもの

今回 また少しゴクラクの過去が明らかになり、1人で背負ってきたからこそイチの言葉が嬉しかったと語るシーンがあります。信用してくれて、一緒に戦ってくれて… とね。

魔男のイチ 第37狩 お前のおかげで帰ってこられる
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

その中で 家族という「杭」があったから立っていられたんだけど、、本当は「杭」を掴めないくらい1人は心細くて泣きそうだったというゴクラクの告白がありますよね。

そんなゴクラクに手を差し伸べたのがイチであって。「お前のおかげで 帰ってこられる」と言っているシーンがあります。

では イチがゴクラクに与えたものとは何か。

魔男のイチ 第22狩 デスカラスがイチに与えたのは「家」であり帰ってこられる居場所
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

イチがゴクラクに与えたのは「家」であって「どこにいても帰ってこられる居場所」だったって事なんです。それがゴクラクにとって必要なものだったのです。

それはデスカラスがイチに与えていたものであり、

だからこそイチはそれをゴクラクに与えてやれた、

デスカラスからイチへ、そしてイチからゴクラクへと繋がっていたんですね!

あの第21狩ラストの「家族になろう」というのが、この第37狩で大きな意味を持って出て来ている。イチとゴクラクは今やもう「家族」なんですよ。出会ってからの期間など関係ない。‟師弟血判状”を交わすまでもなくです。

イチはゴクラクにとって「家族」であり「家」だったんですね。ならば、それは「杭」であり絶対に手放しちゃいけない大事なもの。イチもまたそうありたいと手を差し伸べている。

イチはゴクラクに対し責任を持って接している!

こういう事っぽいですよね!

デスカラスとマンチネル魔女協会の策略

魔男のイチ 第37狩 姑息な手段を思いつくバクガミ
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

ゴクラクの背中の「辛」も残り1つ。しかも小さくなっているのを見たバクガミは姑息な手段に出ようとします。人間から悲しみを奪い、それをゴクラクに追加しようとするのです。さらに試練を反故にするつもり!

なんて汚い奴なんだ!

悲しみを奪うための人間を探しに街に向かうバクガミですが、街はガランとして人ひとり歩いておりません。それにはデスカラスの要請を受けたマンチネル魔女協会が動いていたのです!

勝手に死んだと思っていた国王(ゴクラクの父)は生きており、魔女協会の協会長マネーゴールドが王宮の大広間の開放を要請。国王は快諾。街にいなかった国民は王宮に集まっていた。

魔男のイチ 第37狩 デスカラス&シラベドンナ「国民全員でお祈りいたしましょう」
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

体中に無数の目が浮かんだバクガミを「恐ろしき邪神の姿」になられたと言い、元に戻すために国民全員でお祈りをいたしましょうと。本当に頭がいい!

しかもデスカラスとシラベドンナの顔の悪い事!

最高ですね!!

バクガミの前に現れたリチア

体から力が抜けて倒れるバクガミ。もう習得される寸前という事なのでしょう。ゴクラクの背中の「辛」はほぼ消えかけているんだと思われます。国民は王宮であり「辛」の追加は望めない。

魔男のイチ 第37狩 バクガミの前に現れたリチア
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

そんなバクガミの前に現れたのがリチア!

絶体絶命のバクガミにとってリチアは「幸運の女神」となり得るのか。果たして… ってところなんですよね。バクガミはリチアをどうするつもりなのか!?

ここでバクガミにできる事となると、リチアから悲しみを奪ってゴクラクに追加する事なんだと思うんです。人質に取ったところで習得されれば終わりですからね。ひとまず習得を遅らせねばならないと思うんです。

では、この状況でリチアから悲しみを奪うとして。

ゴクラクに対する悲しみ、悲しい気持ちを奪いに来るんだと予想します。「どうして理由を話してくれないの?」「どうしてバクガミ様に酷い事するの?」といった感情ですね。

これをリチアが持っているのかどうか。

ここがポイントになりそうです。

もしもリチアがそれを持っており、バクガミに吸い取られれば彼女はゴクラクの事を忘れてしまいます。もうゴクラクなんてどうでも良い、という事になるんです。

そうはならないんでしょ?

リチアはゴクラクに対して悲しいとも辛いとも思っていない。むしろ最近になってイチという友達ができたと喜んでいる。そしてゴクラク以外に対する悲しみも持っていない。それはもうバクガミが全て吸い取っている。

あとは習得される運命しか残っていない!

次回でバクガミは習得されるんじゃないかな?

まとめ

いよいよクライマックスだと考えます。

リチアから始まったバクガミによる侵略でしたが、それを終わらせるのもリチアになりそうな。最後の最後でリチアはバクガミの思い通りにならない!

こうなりそうですが…

第37狩の感想・考察まとめ
  • 玉四つ8年分を吸収して正気に戻ったゴクラクに驚愕するバクガミ
  • イチがゴクラクに与えたのは「家」であり「居場所」
  • イチとゴクラクは家族
  • バクガミの姑息な手段を止めたのはデスカラスと魔女協会の策略
  • 絶体絶命のバクガミの前に現れたリチア

次回が楽しみですね!

今週号で「超巡!超条先輩」が最終回でして。これはかなりダメージあります。好きな漫画でした。そして巻末で宇佐崎しろ先生がコメントされているんです。仲が良かったんでしょうね。

ありがとうございました!!

3巻も記事にしてますよ!!!

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