【ハルカゼマウンド 第6話の感想と考察】伊吹の作戦を支える凪春のピッチングと鉄壁の二遊間!目指すは逆転勝利!

ハルカゼマウンド 第6話 若守と漆原の鉄壁の二遊間 ハルカゼマウンド

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年34号に掲載された「ハルカゼマウンド」の第6話「打たせられている」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

強豪・紫泉學舎には黄金世代の一人で、かつての伊吹のチームメイト芳沢阿多留(アタル)がいた。ヒナ高のスタメンが発表されて試合開始。だが、試合前に聞いた言葉が気になり力んだ凪春はアタルに初球ホームランを打たれてしまい──。

アタルの違和感

初球ホームランを打たれた凪春でしたが、しっかり立ち直って後続を抑えてチェンジ。前回登場した三年の八乙女(鉄男さん)が紫泉學舎の4番なのかな。彼がキャプテンもしてそう。

変わって1回裏ヒナ高の攻撃。相手投手は春の選抜でも投げていたという二年の「佐久間 康介」で、あっさり三者凡退で終わってしまいます。2回裏は伊吹が塁に出て夕真がライト前ヒットで続くも、アタルの強肩(槍投げ)に阻まれています。

3回表に1点を追加されたらしく、4回が終わって「紫泉學舎2-0雛桜」と2点リードされている展開。紫泉學舎が優位で進んでいるのですが、そんな中アタルは違和感を抱えていました。

それが何なのかは分からない。

1回終了時点でアタルが考えた通り、二巡目には凪春の球を捉える事に成功してるんでしょう。3回に1点追加してますしヒットは出てる。ただ、どういうワケか「ゲッツー」が多い。ここで違和感の正体に気づく。

ハルカゼマウンド 第6話 アタルの違和感の正体
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社

それはシングルヒットを打っているのではなく ‟打たされている!?”って事だったのです。ようやく気付くんですね、伊吹の「作戦」というものに。

ゲッツー量産大作戦

伊吹が考えた作戦は紫泉學舎の打線に対して「ひたすらゴロを打たせる」というもので、名づけて「ゲッツー量産大作戦」であります! ここで凪春の「初見殺し」の投球が活かされるワケなんです。

それが「変則左腕」凪春の投球の特性!

彼の速球は全てが変化球だった!

凪春の球は浮き上がるように感じるが、実際は浮き上がってから落ちているらしいんです。そうすると初見の打者はボールの上を叩いてしまいゴロになる。これが伊吹の狙い。ただし低めに集める必要がある。

ハルカゼマウンド 第6話 凪春の再現性と集中力が相手打線を抑え込んでいるんだ
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社

そこに凪春の「再現性と集中力」というのが活きるんですね! 低めに集めると言っても簡単ではないんです。それができるのは、冷静さを取り戻して水切りの時の投げ方を再現できているから。

これまで積み上げたものがキチンと出ましたね!

鉄壁の二遊間─ 若守と漆原の特性

ゴロさえ打たせられれば、あとは鉄壁の二遊間が捌いてくれる。セカンド(二)若守桔平とショート(遊)漆原舞介がいい仕事するんです。そして、その2人の特性が明らかになりました!

ハルカゼマウンド 第6話 若守桔平 守備職人正確無比
捕球・送球 いずれも堅実な
守備職人
ハルカゼマウンド 第6話 漆原舞介 守備忍者反応反射
アクロバティックで型破りな
守備忍者
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社

漆原の方は何となく想像はつきましたよね。イレギュラーバウンドの処理なんて忍者そのものです。若守の方も性格がそのまま野球に出てる感じ。全く違和感なくスッと入って来ます。

そりゃ漆原みたいなのは若守とは合わないでしょうね。しかしプレーはピッタリです。面白いですよね。試合を重ねるうちに変化が訪れるのか、いつまでも2人の相性は悪いままなのか。どうなるんでしょうね(笑

目指すは逆転勝利

ゴロを打たせられている事に気づいた紫泉學舎。入学したばかりの一年投手に?と納得がいかない様子ですが、クオリティスタートをやられているのも事実。

クオリティスタートとは

野球における先発投手の評価指標の一つ。先発投手が6イニング以上を投げ、自責点を3点以内に抑えた場合に記録されるもの。先発投手の安定感を表す指標として重要視されます。

ここで八乙女さんが出て来て、まず一年生投手を相手に2点しか取れていない現状を認めつつ、キッチリ打ち崩して圧倒的大差で終わらせてやろうじゃないかとチームを引き締めます。絶対にキャプテンでしょ、彼。

対するヒナ高の方も逆転勝利をぶちかましてやろうぜ!と伊吹が気合を入れていますね。7回で点を取りに行くぞと話しております。その攻撃のポイントとなりそうなのが彼だと思われます。

ハルカゼマウンド 第6話 菊永里美「盛り上がってきたじゃない」
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社

五番を打つ菊永里美です!

伊吹が試合前に声をかけていたらしく、ギャラリーが集まって来ているんですよね。それを見せられて菊永が「盛り上がってきたじゃない」と言っています。それでエンジンがかかって来るんでしょうね!

ここでヒナ高の打順を振り返ります。

一番若守 桔平
二番漆原 舞介
三番柳 堅護
四番葉山 伊吹
五番菊永 里美
六番帆高 夕真
七番植草 英治
八番菜種 咲
九番久住 凪春

伊吹が「さて三巡目」と話しているのは6回表の紫泉學舎を抑えたところ。これからヒナ高の攻撃です(6回裏)。その上で「七回で点を取りにいくぞ」と話しているんです。

おそらく6回の攻撃は三巡目となる若守の打席から始まりそうな気がするんですけどね。それで菊池がポイントとなって7回に点を取るとなれば… どういう打順の巡りになるんでしょうね。まだ展開が読めませんね!

久住にまだあの球を投げさせていない

ハルカゼマウンド 第6話 凪春はまだライジングスライダーを投げていない
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社

ラストで若宮が、凪春にまだ「あの球」を伊吹が投げさせていない事を訝し気に見ています。何か作戦があるんだろ?と。あの球とは「ライジングスライダー」ですよね!

ここまでの「初見殺し」(ナチュラルシンカー)が通用しなくなるだろう後半に、さらにライジングスライダーという「初見殺し」を持って来るって事なんだと予想されます。

間違いなくアタルをライジングスライダーで三振に打ち取るんだと思うんです。持って来るのなら9回表の紫泉學舎の最後のバッターがアタルって感じなんだと思うんですけどねぇ。ランナーがいて一打逆転とかかな?

そこまでに投げさせるのかどうか…

最後の最後まで温存するのか…

ここになって来そうですね! 紫泉學舎も気合を入れて来るんだろうし、どういう展開が待っているのでしょうか。ちなみに控えの投手かどうかまだわかりませんが、水瀬はベンチで寝ているっぽい(笑

まとめ

今回 ヒナ高の守りの面がメインでしたが、次回は攻撃の面がクローズアップされる事になるんでしょう。紫泉學舎を驚かせてくれると期待します! そして最後に凪春がその決め球で〆るのかなぁ。

第6話の感想・考察まとめ
  • 立ち直った凪春は紫泉學舎の後続をシャットアウト
  • アタルの違和感の正体は「打たせられている!?」というもの
  • 伊吹の作戦は「ゲッツー量産大作戦」
  • 凪春の速球は全て変化球
  • 若守と漆原の鉄壁の二遊間
  • 若守桔平は正確無比の「守備職人」
  • 漆原舞介は反応反射の「守備忍者」
  • 逆転勝利のポイントは菊永里美か
  • 伊吹はまだ凪春にライジングスライダーを投げさせていない

次回もお楽しみですね!!

ありがとうございました!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました