この記事では、週刊少年ジャンプ2025年38号に掲載された「ONE PIECE」の第1157話「‟伝説のBAR」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
当時「九蛇海賊団」はアイドル的な人気を誇っていた。副船長シャクヤクの人気は船長グロリオーサを凌ぎ、ロジャーの心さえも奪っていた。海賊島ではロックス海賊団に入りたいと凶(後の銀斧)が登場。
ロックスは2つの悪魔の実を欲しており、1つはエルバルにありハラルドが食べるべきだと考えている。そして「大槌戦団(ガレイラ)」を捜しており、エルバフの重要性を仲間達に語っていた。
いよいよロックス海賊団が結成!時代が動き始めます!
目次
Vol.39「村を守る為、彼はカイドウと戦ったが遺体も残さず死んじまった」
ヤマト・菊之丞・お蝶の3人で英雄の墓参り。うるティとページワンは雪だるまを作って遊んでおり、墓に手を合わせないのは敵対した者だったからだろうか。
「遺体も残さず」というのは今も生きている可能性があるのか。あるいはゲッコー・モリアがリューマと共に遺体を持ち去ったからか。どちらの可能性もありそうです。
刀ではなく木の墓標が立っているように見えますが、これは英雄が手にした武器の一部なのだろうか…。
ロックスの時代
ロックス海賊団が国際慈善連盟寺院「フットコロニー」を襲撃。地下に貯め込んでいたと思われる多額の金銭や財宝を奪い去ろうとしています。
あとは海賊船に積み込むだけですが、まだ地下にはニューゲート達が残っていました。するとシキはリフトを降ろすどころか爆弾を投げ込みます。自分達の取り分を増やすのが目的ですね! 笑
しかしニューゲートが‟グラグラの実”の能力で地震を起こした事で床が崩落。自分達を置き去りにするのを阻止。ロックス海賊団には結束など皆無。仲間であっても隙あらば蹴落としてやろうと画策するような海賊団。
海軍に取り囲まれている事に対してニューゲートが「情報が漏れてたか?」と話していますが、これも通報者が内部にいた事を示しているのかもしれません。ロックスは海軍など物ともせず「沈めて奪えェ~!!!」と命令。
ロックス海賊団は結成から僅か2年にして──
- 記録された襲撃事件16件
- 沈めた船76隻
- 焼かれた港14港
- 滅んだ町5ヵ所
- 崩壊した国1ヵ国
- 「世界法」第18条違反 特殊案件3件
- 抹消された犯罪履歴「25件」
これだけの事件を起こしていたそうです。
派手にやらかしています!
海には後の「海賊王」ゴール・D・ロジャーがいましたが、結成からゴッドバレー事件までの6年間はまさに「ロックスの時代」と言えるものだった。
「エニシ」の為に世界政府と戦うハラルド
新世界に「エニシ」という国があり、そこから出航した世界政府の船団をハラルドが通せんぼしています。今すぐ立ち去れと言われていますがハラルドは聞きません。
どうやら「エニシ」は世界政府の非加盟国であり、世界政府の役人は国民を縛って聖地マリージョアに連れて行こうとしているんです。天竜人の奴隷にするつもりなのでしょう。酷い!
ハラルドにとって「エニシ」は恩人。エルバルが飢饉の時に無償で食糧を分け与えてくれた過去があるんですね(第1154話)。何があっても行かせないぞ!と立ちふさがります。
エルバフは「加盟‟希望”国」であって、非加盟国を庇おうものなら世界政府への加盟が遠のくぞ。こう脅しをかけられるのですが、政府の役人が国民を撃つのを見てハラルドの怒りが爆発!
明らかに世界政府に非があるのですが──
エルバフの王ハラルド本性を現す!!
政府との友好を装い罪なき軍艦を撃沈!!!
このように「世界経済新聞」にて報道されてしまう!
このハラルドの件もモルガンズによる報道なのかな。「VIVRE CARD」ではモルガンズは53歳とされており、9歳~11歳という事になるんですよね。まだ記者になっていないかな?
世界政府の軍艦を沈めた事はハラルドも反省したらしく、頭を丸めて誠意を見せるという行為に出ています(笑) 「ガープも笑ってた」と言っていますから、頭を丸めて謝りにでも言ったのかな?
「エニシ」に対する行為を見ても尚、ハラルドはエルバフを世界政府に加盟させると語ります。エルバフを世界と繋げ、人々の役に立ちたいという熱意が勝っているんでしょうね。
そんなハラルドはロックスからの勧誘に首を縦に振る事はなく、海軍にエルバフの戦士を送り込んで強化したいとさえ語っています。それはロックスにとって脅威となる考えです。
それでもロックスは笑って聞いています。
彼のハラルドへの友情は本物なんですね。
ガープはエルバフの加盟に賛成
海軍本部ではガープ中将がコング大将に対して巨人族を海軍に入隊させるように強く進言していました。コングも時の元帥(バックに世界政府?)に掛け合った様子ですが断られたみたいですね。
センゴク中将もハラルドは誠実な男だと分かっています。おつる中将はハラルドがロックスの勧誘を受けているのを掴んでおり、もしも組んだら海軍で止められるかどうか… と話しています。
センゴクもおつるも巨人族を海軍に入隊させる(=ハラルドの願いを聞き入れる)のに賛成の立場なんですよね。しかし上が認めないものだからコングは板挟み。
ガープはエルバフの世界政府加盟に賛成です。
海賊島の宝はシャクヤク
42年前に「九蛇海賊団」のシャクヤクが船長を辞めたというニュースが駆け巡ります。海賊島ハチノスでも大騒ぎ。海で遭遇する確率がゼロになると嘆いております。
それを新聞で知ったのが今やロックス海賊団の一員であるグロリオーサ(元「九蛇海賊団」船長)。どういうつもりなのか… と訝しがっています。リンリンの言う通りで、シャクヤクも‟恋煩い”になったのでしょう。
ステューシーはニューゲートに惚れていますが、本人からは「お前にホレた事は一度もねェ」と言われてしまっています(笑
そんなハチノスに「九蛇海賊団」の船がやって来ます。降りて来たのはシャクヤク。船長トリトマに送ってもらって来た様子です。
シャクヤクの目的はロックス海賊団への入団ではなく、ハチノスに少しの間だけ暮らしたいというもの。そうして開店させたのが「シャッキー’s ぼったくりBAR」なんですね。シャボンディ諸島にある同名の店は元々はハチノスにあった!
第一号のお客様として来店したのがロックス海賊団の面々!
シャクヤクを見るやロックス達の目はハートとなり、心臓からもハートが飛び出しております。ニューゲートもシキもキャプテン・キッドも凶も、そして首領マーロンもです(笑
彼女はやがてこの島の海賊達にとって
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
失う事のできない「宝」となってゆく
「宝」もなければ奪われまいて──
つまりシャクヤクこそが「海賊島の宝」だったのであり、それが奪われた事がゴッドバレー事件の引鉄になって行くんですね!
エルバフが世界政府に加盟する条件
聖地マリージョアの権力の間では、五老星によりエルバフが世界政府に加盟する為の条件が提示されました。それはロックスの殺害です!もしもハラルドがロックスを殺害したならば「世界政府への加盟を約束する」と。
これを伝えられたハラルドはどういう決断を下すのか。
おそらくハラルドは断るような気がします。
もしも断ったのだとすれば、イム様やソマーズ聖の言う「しくじった」というのはハラルドによるロックス殺害に対するセリフではありません。しくじったというのは、しようとして失敗した意味になるんです。
ハラルドはロックスを悪党だと思っていますが、心の中では友達だと思っていそうなんですよね。そうじゃなきゃ会いもしないと思うんです。
何よりハラルドはエルバフの「過去の凶暴性」を払拭したいと考えています。そんな彼が相手が犯罪者とは言え暴力的な手段に出るとは思えないのです。
まとめ
次回はハラルドの決断が軸になって来そうですね。そしてロックスが死ぬ事になるだろうゴッドバレー事件へと突入して行くのかもしれませんね!
- ロックス海賊団が国際慈善連盟寺院「フットコロニー」襲撃
- 取り分を増やす為に仲間割れするシキ
- 当時すでにニューゲートとシキは能力者になっていた
- 海にロジャーがいるも「ロックスの時代」
- 世界政府に「エニシ」に対する悪行に怒りを爆発させるハラルド
- ガープはエルバフの世界政府加盟に賛成
- シャクヤクが船長を辞めたのは42年前
- 海賊島ハチノスの「シャッキー’s ぼったくりBAR」が開店
- シャクヤクが「海賊島の宝」
- エルバフが世界政府に加盟する条件はロックスの殺害
続きが気になりますが次号は休載です!
残念ですけど仕方ありませんね…
再開はWJ40号(9月1日発売)予定です!
ありがとうございました!!
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