この記事では、週刊少年ジャンプ2025年45号に掲載された「カグラバチ」の第96話「切迫」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
毘灼に与していたのは神奈備の長官・嘉仙だった。その目的は妖刀による‟秩序”。その圧倒的な力で各地の有力な妖術師一族を支配する事だった。嘉仙を殴り倒した薊は壱鬼に尋問を任せ、自らは幽の下へ行く。
2号連続カラーの第2弾は表紙&巻頭カラー。表紙はビシッとスーツでキメたチヒロ&ハクリ。巻頭カラーはこれまで戦って来た敵達に囲まれるチヒロです。
双城 厳一 |
土を人型にして操る妖術師 |
円 法作(ダルマ) |
漣 宗也 |
昼彦 |
久々李 |
漣 京羅 |
鬼装を使う妖術師 |
そして連載2周年を記念して二大企画が始動。1つは「僕のヒーローアカデミア」の堀越耕平先生との対談。これがまた読み応えタップリでして。もう1つが人気投票です!(待ってました)
人気投票はWJ45号と9巻についている応募券を郵便ハガキに貼っての投票になります(電子版からは投票できません)。あらかじめ選出された57名のキャラから選ぶかたちですね。
心配されていた原稿ですが、やはり今週もダメでしたね。忙しいんですよ、ホント。原作以外の仕事が山積みで手が回らないって感じでしょうか。もちろん、その仕事が原作の人気に繋がるワケですけど。
ともかく外薗先生は休めていないんだろうな… という事。これまで以上にね。体調面が心配されます。早いうちに休載を挟むなりしてあげて欲しいなぁと願うばかり。
巻頭カラーの話数が「第95話」(実際は第96話)になっており、これは編集の方の仕事なんですよね? もう色々とバタバタなんでしょうか?
淵天と飛宗を阻む結界
淵天と飛宗── 2振りの妖刀が神奈備本部の上に来ている事を察知。しかし、なかなか降りて来ません。壱鬼が不審に思っていると、柴と緋雪に連絡を取ろうにも電波が繋がらないと報告が入る。
どうやら嘉仙の同志が結界に細工をした様子。
従来は「神奈備以外のすべての妖術師」を拒むように設定されていた。それを「淵天と飛宗のみ」に限定して本部内に入る事を拒否するように仕様を変更したのではないか?と。
なるほど!
これで北兜が本部内に侵入できた理由が分かるんですよね。つまり北兜が現れた第90話、あるいは松のおじさんが本部内に突入せよと言っていた第89話の時点で結界の仕様が変更されていた。それにより北兜は本部内に易々と侵入できたのでしょう。
そうなると心配なのが「結界核」にいる亥猿だ!
亥猿のいる「結界核」で何が起きてる!?
おそらく嘉仙の同志(=裏切り者)が、神奈備本部の結界を司る「結界核」で何かをしたんですよ。しかし、そこには上層部の1人である亥猿がいるんです。彼が最後に登場したのは第88話です。
第87話で曲者処刑場前にいた毘灼メンバー5人。「結界核」にいる者と示し合わせて第五層に侵入。その裏切り者は亥猿が倒しました。
その次の第88話で、まだ内通者の特定が済んでいないと言われながらも亥猿が各上層部隊に動くように命令を出すんです。これですよね!
嘉仙の部隊か、あるいは他にも上層部に裏切り者がいて… その何者かが率いる部隊が「結界核」を襲撃したのかもしれません。結界の仕様を変更するために。
さすがに亥猿の死亡というのはないと思いますけど。そして亥猿が実は内通者という線もないと思うんですけどね。色々と考えられそうではあります。
‟蜈”の弱点
真打の能力(技)の一つ‟蜈(ムカデ)”には弱点と呼べるものが2つありました。
- 360度攻撃だが術者の背後には比較的威力の弱い‟隙間”がある
- 刳雲の‟鳴”同様にインターバルがある
漆羽は柱の様子で分かったのと、斉廷戦争での知識だと思われます。薊も同じくかな。ナツキは柱を見てて‟隙間”には気づいていたって感じかな。
術者自身である幽は‟隙間”について知らなかったのかな?
知っていれば対応しているハズですし、「耐えた…?」という言葉は出ないハズですもんね。これが初めての使用ですし仕方がないのですが、真打への理解が浅い事を示していますね。
薊の妖術
薊の妖術は「己印(こいん)」と呼ばれるもので、出現させた硬貨(コイン)を通して電流を操るんですね。それは薊家に代々受け継がれている妖術であり、薊の父はそれを医術に活用していました。
「十一円玉療法」
これって実際に民間療法として存在しているみたいなんです(知りませんでした 汗)。十年玉と一円玉をツボだとかに貼ったりするんですって。今度やってみるつもり(笑
薊はこの妖術を戦闘用に改良(それが理由で父から勘当)。
自らの血流を速めて身体能力を向上させたり(ギア2かな)、敵の筋繊維を激しく刺激する事で体中から血を吹き出させてしまったりできます。血行の促進を拡大させたものになるんでしょうね。
極限の時間稼ぎ
結界に細工をしたところで座村達なら数分程度で破壊してしまえるだろう。しかし、真打の力を相手にしての数分なんですね。楽座市では真打に対して淵天と炎骨でようやく拮抗したというレベル。
生身の妖術師ではその数分の時間稼ぎすらさせてもらえない。
こう嘉仙は言うのだが、薊が妖術を駆使しつつ自慢の腕力で幽を攻め立てる。チヒロと座村が降りて来るまでの時間稼ぎは可能なんじゃないか… そう思わせるに十分なヒキになっているんですよね!
ただしギリギリにはなりそうですよね。
もうダメか、くらいまでは追い詰められそう。そこに2人が颯爽と現れて、すぐさま座村が3人に‟雀”を発動してくれるんだと思うんです。全ての傷を治癒してくれそうな。
それでも完全なる形勢逆転になるのかどうか。
まだまだ毘灼側は何かやって来そうです。
まとめ
北兜が完全に消えました。
幽が真打の力を使い出したとなると隠れていた方が身のため。その場にいるのか、もう別の場所に向かったのか。次にどんな形で北兜が登場するのかにも注目ですね。
- 結界の仕様の変更により本部に入れないチヒロと座村
- 亥猿のいる結界核に上層部隊が急襲?
- ‟蜈”の弱点は術者の背後とインターバル
- 薊の妖術は「己印」
- 硬貨を通して自在に電流を操る
- 極限の時間稼ぎ
次回が楽しみですが、外薗先生の体調も心配!
ありがとうございました!!
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