この記事では、週刊少年ジャンプ2025年10号に掲載された「魔男のイチ」の第20狩「予言の魔法」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります。
精神世界である「魔法心円(マジックサークル)」で、イチがウロロから言われた「お前 生贄にされるぞ」の言葉の意味が気になりましたよね!
そしてデスカラス&トゲアイスの共闘で退散させることには成功した「反世界の魔法」。「お前は必ず 俺が狩る!」と改めて宣言したイチ。
果たしてどう物語は動くのでしょうか?
目覚めたイチ
前回 ウロロに「魔法心円」から投げ出されてすぐに目覚めた風にも見えましたが、しっかり3日間寝込んでいたようです。意識が「プツン」と切れて3日後に目覚めてたワケだ!
イチがウロロの魔法を発動(ウロロ特化)するとデメリットとして3日寝込んでしまう
第16狩で反世界の魔法に「ウロロ特化“氷鮫”」を使ったために3日寝込むことになったんだね!
ベッドにもたれて寝てるクムギ。ずっとイチの側で見ててくれてたんだね。夜もあまり寝てないんでしょう。優しいな。
少し離れた場所にデスカラスもいて、寝てる間に治療は終わってるから動けるだろ? 話があるから付いてこい、と。クールです(笑
ホイタカの村の状況
デスカラスの話によると、ホイタカ村の“周辺”は文字通り半壊。逃げようとして怪我をした人は多数いるものの、街は大きな損壊もなく死傷者もナシ。これは良かった!
重傷者は若干1名、イチだけです(笑
現在はマンチネル魔女協会が調査と復興に努めてくれているようです。
予言の魔女 ジキシローネ登場
デスカラスに連れられてイチが向かった場所には大きな鏡があり、“ミラージュ”した先には魔女の顔面がドーン!イチが言うように協会の魔女は変な登場してばっかり。
- シラベドンナ →「ち〇ち〇を見せろ」
- トゲアイス → キリッとするも逆方向
ちゃんとして!まったく(笑
目の前に現れたのは「ジキシローネ」という名前の「予言の魔女」。こう自己紹介。しかしイチは何かに勘づいたようで…
「人間か?」
その言葉にニヤりとするジキシローネ。さすがはデスカラスが見込んだだけはあるね、と感心しています。野生の勘が鋭いんでしょう。
デスカラスによるとですね、
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
今 目の前で喋っているのは「予言の魔法 本人」である!
デスカラスの説明を要約するとですね、「予言の魔法」がジキシローネという女性の体を乗っ取っている状態なんですね。その人格は「予言の魔法」です。
ジキシローネという名前は、あくまでも10年間寝たきりだった女性のもの。「予言の魔法」の名前(真名)は不明のハズ。習得されていない。習得されてはいないが、魔法がジキシローネの体に憑依することで「予言の魔女」という存在が成立している。
人間が魔法をハンティングするのが“魔女”の本来の形だとすれば、ジキシローネは人間が魔法にハンティングされることで“魔女”という形が作り上げられている。
ジキシローネは反人類魔法ではないと言うが、「どうだかな」と怪しむデスカラス。実際に怪しいです。本性を隠している感じありますね!
どうやらマンチネル魔女協会と「予言の魔法」は取り引きをしている様子。
予言を共有するタイミングは僕に一任する
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
その代わり
僕は人類友好魔法でいてあげる
立場は「予言の魔法」の方が上ですよね!
話によると「予言の魔法」の予言はどれもドンピシャ大当たり。それを共有できるなら協会としてもありがたい。予言は聞きたい。下にもでます。
では?
「予言の魔法」の側にはどんなメリットがあるんだろう。予言を共有してやるから… ってことで何かを得ているんですよね。おそらくは。
うーん。
ジキシローネの予言
ある時 ジキシローネは最悪の予言を受け取った。
名は反世界の魔法
かの魔法は決して魔女には習得できない
X月X日
反世界の魔法は世界を滅ぼすだろう
生物は全て変滅し
あとには何も残らず
この世界は終わりを迎えるただし
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
この未来を打ち消す唯一の光
それはウロロの魔法を習得せし者
その光が反世界に挑み習得すれば
世界は救われるであろう
まさにイチのことですよね!
だからこそジキシローネはイチを「救世主」と呼ぶ。
おそらくですが、これはまだイチがウロロを習得する以前に出ていた予言だと思われます。ウロロを習得する者が現れれば、それこそが反世界を習得できる者であると。
そして実際に現れ、予言が付き足されたのかな?
もし反世界を習得した暁には
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
その光は世界に平和をもたらすと同時に
潰えて死ぬだろう
これこそが前回、ウロロが言っていた「お前 生贄にされるぞ」の答えなんですね。この世界を救って死んでくれ、ってことになるぞと。それを言っていたのです。
イチの覚悟とデスカラス
イチ一人が死ぬか、全生物が死ぬか。これがジキシローネが突き付けた2択です。迷うとこなく即答です。イチは「やる!」と答える。その言葉にデスカラスが「お」と言ってます。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
このデスカラスの表情が気になりますよね!
今回のイチと同じ運命を背負い、同じ答えを出していた魔女がいたのかなぁ。それはデスカラスと親しかった人物。それを思い出しての表情なのかな?
デスカラスはジキシローネが嫌いと言っており、これまでにも予言の生贄になった人物がいたのではないかなぁ。そんな気がチラリとするんです。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社手を固く握り締めるデスカラス
何かあるのは確実なんです!
あとですね、
第1狩でデスカラスがウロロを習得しに来ていたのは、自分こそが「ウロロの魔法を習得せし者」となって「反世界に挑み習得」する「光」になろうと思っていたのではないか。
こういう話だった可能性ありますよね。
どうもデスカラスは「反世界の魔法」に対して因縁があるっぽいんです。「反世界の魔法」というよりも「15年前のポラリス山周辺の変滅」に関わってそうな感じがあるんです。
色んな話がつながってきそうですけどね。
ジキシローネの予言は付け足される
ジキシローネの予言はどれもドンピシャ大当たりという話ですけどね。イチが死ぬことになるとは思えないんです。「反世界の魔法」が物語のラスボスかも定かじゃない。
ポイントはですね、
ここの部分になるんだと思うんです!
つまりはですね、
ジキシローネは「これが僕の受け取った予言の全文」だと言うんだけど、あくまでも“現時点での全文”であってですね。これから付け足される余地を残す。現に付け足されているから。
イチは運命を変えるんだと考えます!
これからのイチの行動によって予言が付け足される可能性があります。例えば「ただし“〇〇の魔法”を習得したならば死は免れることになるだろう」みたいな。
何だって付け足せられるんです!
ここからの展開によると考えます!
まずはトゲアイスとの勝負に負けましたので、マンチネル魔女学院に入学することになるのかな?どうなんでしょうね(笑
まとめ
さくさくテンポ良く進んでますね!面白いし!
- イチは3日間寝込んでいた
- ホイタカの街は変滅せず
- 予言の魔女ジキシローネの人格は魔法
- 予言によるとイチは反世界の魔法を習得して死ぬ
- 運命を受け入れるイチ
- デスカラスは何を思うのか
- まだ予言が付け足される可能性あり
次回、デスカラスがその思いを語ってくれるのかどうか。ここがまず注目ポイントになりそうです。まだ今は黙ったままで展開する方向もありそうですよ!
続きが楽しみすぎる!!!
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