この記事では、週刊少年ジャンプ2025年10号に掲載された「ONE PIECE」の第1138話「神典(ハーレイ)」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事です!
ハラルド王が古代巨人族の血を引く者であることが判明。ロキとハイルディンの関係性もわかりました。さらにはシャンクス似の侵入者がフィガーランド・シャムロックという名前で、ガーリング聖の息子であることも判明!
色々と明らかになる事実。
第1138話では何が判明するのか!
目次
Vol.24「フーズ・フーのアジトだった!!」
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
やはり謎のアジトのボスは元「百獣海賊団」の“飛び六胞”フーズ・フーでした。その手にあるのは康イエの刀です。ヤマトから盗んだのは前回登場した3人だったのでしょう。
三味線を弾いている女性の表情から、彼女達こそが九里で行方不明になっていた娘ということかも。全ての元凶はフーズ・フーだったのだろうか?
あとは伝説の大工の棟梁・港友さんの行方ですね!
ヤマトの表紙連載は上の記事でまとまてますよ!
ロキには見えている?
お前 そんだけ顔が似てて…
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
海賊赤髪と… 他人じゃねェよなァ…!!
どうしてシャムロックの顔が見えてんの??
これまでにも見えているかのような描写はありました。
第1130話 | ルフィが来たことに気づく |
第1131話 | 猛獣と人間の存在がわかってる ルフィのパンチを避ける |
第1136話 | そこにいるのが狼だとわかる |
第1137話 | 軍子の矢印が見えてる 軍子の拳が見えてる |
でも見聞色の覇気でも可能な範囲ですよね?
しかし顔が見えてるのは変なんです。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社藤虎が見聞色の覇気で見ていたと思われる人物像
盲目の藤虎に見えていたのは人物の輪郭のみ。第758話のウソップに見えていたのもルフィ達のぼんやりとした輪郭。藤虎はルフィの顔が見てみたいと言ってました。
ロキの目をふさぐ包帯に変化はありません。
目でもない、見聞色の覇気でもない、何かしらの方法でロキはシャムロックの顔を見ています。赤髪のシャンクスに瓜二つだとわかってる!
秘密があるのは間違いなさそう!!
シャムロックは赤髪の双子の兄
赤髪のシャンクスは、シャムロックの生き別れた双子の弟だと判明。生き別れたというのは38年まえのゴッドバレー事件ですよね。その時にシャンクスはロジャー海賊団に拾われました(40億巻)。
シャムロックによると、シャンクスは聖地マリージョアに一度戻っているようです。しかし“下界”が好きだと言ったらしく、聖地で暮らすことを選ばなかったみたい。シャンクスは天竜人に戻ろうと思えば戻れた様子。
海賊として自由な暮らしが良いと思ったのかな。いや、何よりも天竜人として生きて行くことを拒絶したと考えます。
しかし、いつ聖地に戻っていたのだろう?
それはつまり、シャンクスが天竜人の血筋であることがわかって以降であるハズです。さらには、天竜人の方から戻るように打診していると思われます。聖地は、ロジャー海賊団の見習いシャンクスがふらっと行ける場所じゃないんです。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
ラフテルから帰って来たロジャーに何やら質問をして、泣いてたというシャンクス。これが自身の出自に関することだったとすれば、この時にシャンクスは天竜人の血を引いているのを知るのかな?
天竜人の方は早くから気づいていた可能性が高い。そっくりな顔をしたシャムロックがいますからね。あのシャンクスというのはガーリング聖の息子だろうなと。ゴッドバレー事件にロジャー海賊団が絡んでいるのはわかってますし。
そうなると、
ロジャー海賊団が解散した後に天竜人の方から打診があり、シャンクスは一度聖地に戻る。そして、その意志を伝え、赤髪海賊団を立ち上げる。
この展開でしょうかね。
ケルベロスの剣
もうシャムロック側にロキを神の騎士団に勧誘する考えはない。鎖が外れたなら覚えてろと言うロキに向かって、「直接手を下すまでもない」と言って剣を抜くシャムロック。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
その剣が3つの首を持つ“ケルベロス”に変化します。黒い雲をまとっています。そして、それぞれの口から剣先を出す。首が3つに分かれれば剣先も3つに分かれる。“ケルベロス”と剣は一体。
これは“イヌイヌの実”幻獣種(モデル:ケルベロス)を食べた剣だと思われます。悪魔の実を食べた物シリーズの1つでしょうね。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社象剣ファンクフリード
エニエスロビー編で登場したCP9の司令長官スパンダムが手にしていた“象剣”ファンクフリード。これは“ゾウゾウの実”を食べた剣でした。これの“ケルベロス”バージョンでしょう。
シャムロックが「“緊急発進(スクランブル)”」と言うと3つの首が離脱。空高く飛び上がり、剣先を向けてロキ目がけて急降下!そして胸に突き刺さります!
残った胴体は剣に戻り、シャムロックが鞘に納めてしまいます。少し剣が短くなるのかな?笑
生きていたなら相手をしてやると捨て台詞を残して飛び去って行く。
瀕死のロキは冥界に落とされていた人間達により助けられたりするのかな?しかし治療するための道具はあるのだろうか…。
神の騎士団の狙いは子供達へ
前回「作戦を変えよう」と話していたシャムロック。それは「戦士共の子供達を抑える」というもの。エルバフの子供達を人質にする作戦ですね。
汚い手を使って来ます。どこが「世界一気高き騎士団」だ。これはロキのセリフですけどね。騎士としての誇り、騎士道精神なんて微塵も持ち合わせていないのでしょう。さすがは天竜人。
軍子が“アロアロの実”の能力を使い、矢印で鳥を作り出します。それに乗ってどこかへ飛び去って行く2人。向かう先は「セイウチの学校」でしょうね!
アンジェによる授業の真っ最中です。
シャムロックが軍子に「もう一人呼べ」と指示。神の騎士団からもう1人がエルバフへとやって来るみたい。やはり魔法陣で現れるのでしょう。任意の場所に魔法陣を出現させられるのかどうか。
色々と注目ですね!
編笠の人物がアウルスト城へ
アウルスト城にロキを解放するための鍵を取りに来たルフィサイド。そこで2人の門番に遭遇。攻撃した中にシャンクスがいたと証言。それをルフィは信じません。
どうやらシャンクスは何度もエルバフを訪れているらしい。その都度ロキに会いに来ていたのだろうか。今回の訪問に限ってはロキに用事があったのか。ここも気になりますね。
さて、シャンクス本人だと信じられないルフィですが、
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
そういえばシャンクスから家族の話を聞いたことがないと言う。ただ、小さな頃から海賊船に乗っていたのは聞いている。ロジャー海賊団が家族だったんじゃないのかなぁと。
そこへアウルスト城へ向かう編笠を被る人物が描かれます。この人物がシャンクスの家族について知っているのかも。ロジャー海賊団の元船員の可能性が高い!
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社第631話の扉絵
これこそが第631話の扉絵でクロッカスと酒を酌み交わしていた人物なのでしょう。その服装と髪型が完全に一致しますもんね。クロッカスと顔見知りの人物だ!
コロンの父ちゃん |
リプリーの内縁の夫 |
人間族 |
元海賊 |
エルバフの戦士に負けない |
そこへ上の要素を乗っけた場合、ロジャー海賊団の元船員である可能性が増します。そうなるとスコッパー・ギャバンの可能性が高そうですよね!
シャンクスの家族についても知りたいのですが、さらにもっと聞きたいことがあります。「ヒノキズの男」についても何か知っているのでしょうか。あるいはギャバンが「ヒノキズの男」だったり?
フランキーが見つけた壁画
フランキーはリプリーと「宝樹アダムツアー」を楽しんでいました。ここは「陽界」でしょうね。あっちもこっちも宝樹アダムで希少も何もあったもんじゃねェなと大笑い。
ふと何かを見つけます。それは壁画だと言う。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
大昔の子供の落書きが石化した樹皮に刻まれているんですって。推定900年から800年前に描かれた絵だと言われているらしく、ちょうど“空白の100年”の時代に当てはまります。
そりゃ歴史的価値がありますよね!
その壁画には、巨大な悪魔に対して“太陽の神ニカ”と様々な種族が立ち向かう様子が描かれています。その後ろには船にのった侍や忍者といった姿も。クジラや魚も立ち向かってますよ!
リプリー達の知る歴史においては、種族間に戦争はあっても交流はなかったハズなんですって。だから子供たちの夢が描かれたものなんじゃないか?と。
「戦いより他国との交流を」と言っていたのがハラルド王。ヤルルが「死んだハラルドもある意味ニカになろうともがいた結果」と話していましたよね(第1136話)。
この壁画の夢をハラルド王は実現したかったのかも。
壁画に描かれる1つ1つについては上の記事に考えをまとめています!
“神典(ハーレイ)”に記される物語
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
さぁ ここが第1138話の最大のポイントになりそう!
壁画と共に紹介される“神典(ハーレイ)”に記される物語。それは三章に分かれています。よくわからないんですね。先に聞いていた通り解釈が分かれそう!
その解釈については先行記事を上げてます!
もうコレだけで長文の記事になってしまうんです。よろしければ別記事の方を読んで欲しいんです。1文ずつ詳しく見解を述べさせてもらってます。
問題は、“神典”の記述と壁画の関係性ですよね。関連している可能性が高いワケです。壁画の右から左へと「第一世界」→「第二世界」→「第三世界」へと物語が進んでいるのかも。
しかしながら、
“神典”における「第二世界」の記述は “空白の100年”に当たる部分と考えられます。ならば、“空白の100年”に描かれた絵であるのに、どうしてその部分の内容が少ないのか。
壁画の絵は3つの部分に分かれているというよりは、中央の樹木で隔てて2つに分けて描いているかのようになっています。
ここが気になるんですよね!
さらに情報が欲しいところですが…
もしも編笠の人物が元ロジャー海賊団のスコッパー・ギャバンだとすれば、彼は世界の全てを知っているんです。“神典”の記述から壁画の意味まで全て説明できるハズ!それを知りたいならロビンよりギャバンです!
しかし、教えてもらうことはないんでしょう。
これは麦わらの一味が冒険の果てに導き出すものなんですよね。おそらくはです。このエルバフ編では答えは聞けそうにないんがろうなぁ。それはそれで後の楽しみになりますね!
まとめ
ドデカイ謎がドーンと出て来た回でしたね!
- ロキの目には秘密がある
- シャンクスは一度聖地に戻っていた
- “ケルベロス”の悪魔の実を食べた剣
- セイウチの学校の子供達が狙われそう
- 編笠の人物は元ロジャー海賊団ギャバン?
- 壁画とハラルド王の夢
- 空白の100年に描かれた壁画の謎
- “神典”の記述の解釈
嬉しいことに次号も休載ではありません!
続きがすぐに読めそうなんです!
編笠の人物とシャムロック達の動きが次回の焦点になって来るでしょうか。エルバフ編も絶好調ですよね!もう毎週ワクワクしておりますよ!
どうなるんでしょうね?
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