【あかね噺 第148席の感想・考察】二ツ目編開演であかねは強者の世界へ!

あかね噺 第148席 二ツ目編 開演 あかね噺

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年14号に掲載された「あかね噺」の第148席「二ツ目編 開演」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

海外で修行を命じられた意味を悟ったあかね。それは「習うより慣れろ」というものだった。日本に帰って来て‟縛り”の解けたあかねの落語はまさに「千変万化」!それがフランス修行を経たあかねが描く落語の世界!

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‟二ツ目”あかねがりゑんを圧倒

演目「あくび指南」は先生と不出来な生徒の‟芸の対比”が笑いどころ。写実的に描かれる先生とギャグマンガ風に描かれる生徒。その緩急で畳みかけるあかね。観客は大爆笑!

あかねの高座は観客だけをガッチリ掴んでいるのではなかった。第145席であかねの事を「とんでもねぇヤツ」だと言っていた前座3人をも掴んでいたのです。

あかね噺 第148席 前座達とは対照的なりゑん

対照的なりゑんと前座3人

出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

それと対照的に描かれるのがりゑんです。髪をかきむしって悔しがります。前座達はモニターのあかねの高座を観ながら楽しそうに談笑しているのに。その様子を泰そんが見ています。

  • あくび指南の先生と生徒
  • 楽屋のりゑんと前座

この2つの対比関係というのがあるのかな。

ポイントは「際立つ滑稽さ」ですね!

あくび指南という演目を持って来た意図がココにあるのかもしれませんね。そして、ここからあかねの高座とりゑんの対比で僕達読者を畳みかけるワケです。こう捉えて見るのも面白いかも。

悔しがるりゑんの頭に浮かんだのは、あの時の柏屋禄郎の言葉です。「それでも圧倒するから‟上”なんじゃねぇの?」ですね。あかねがまさにそれを証明したのです。

髪をむしり取るりゑんがそこにいました!

泰そんが目指す先

最後のオチで「どわあっ」と沸いた客席。あかねの帰国して初めての高座「あくび指南」は大歓声で終わりました。学問先生もご満悦の様子です(口角が上がってますからね)。

一方の泰そんは「あの状況からひっくり返しやがった」と驚いた表情。そして思い出すのが、師匠である阿良川泰全から二ツ目昇進の推薦を貰った唯一の落語家があかねだという言葉。

この言葉には続きがあったのです。

あかね噺 第148席 泰そんが目指す先とは

泰そん
お前が目指す先は─

出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

泰そんのは「目指す先」というのがあったのです。

ただし、それはあかねではなくて。あかねを越えた先に目指すものがあるんでしょうかね。だから「これ位じゃねぇと張り合いがねぇよ」となる。そんな泰そんの顔はどこか嬉しそう。

「姉弟子らしいトコ」は見せて貰ったよ、って感じかな。

あかねと泰そんの今後に注目ですね!

二ツ目編の開演

この日 あかねが巻き起こした熱はSNSを通じて伝播し瞬く間に拡がる事になります。そして3年ぶりに懐かしい顔ぶれが登場する事になります。

あかね噺 第148席 まいける、こぐま、ぜんまいと享二

阿良川まいける
阿良川こぐま
阿良川ぜんまい&享二

出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

こぐま兄さんは高座前なのかな。そして、享二兄さんの姿というか… これ髪型を隠してますよね。全正師匠の預かりになっているんだから何か言われているハズ。とんでもない髪型にしろと言われてそう(笑

あかね噺 第148席 ぐりこ、今昔亭ちょう朝&朝がお、うらら

阿良川ぐりこ
今昔亭ちょう朝&朝がお
蘭彩歌うらら

出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

ぐりこ兄さんはまだ上方(大阪)で武者修行みたいですね。

あかね噺 第148席 ひかる、からし

阿良川ひかる
三明亭からし

出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

第142席でからしとひかるは共に昨年秋に二ツ目に昇進、その勢いはかつての魁生を想起させるとありました。からしはどういった感情で受け止めているんでしょうね。表情はいつもこんな感じだけど。

あかね噺 第148席 阿良川魁生「待ちくたびれたよ」

阿良川魁生

出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

そして阿良川魁生は弥栄亭の前にいました。

大人びた雰囲気になりましたね。いや、これは貫禄と言うべきでしょうか。高座を終えたあかねの前に現れるのかもしれません。ここの対面も楽しみですよね!

二ツ目のあかねを待っていたのは「強者の世界」!

いよいよ「二ツ目編」が開幕です!

ここまで3年のフランス修行が長い‟まくら”だったのです。そして本編が語られて行くって寸法ですね。どのようにしのぎを削って行くのでしょう!

まとめ

りゑんの事は本題前の‟まくら”の一部だったって事なんですね。ほんと頑張らないといけないよ。ここから心を入れ替えて精進し、彼だって二ツ目なんだからまた違った形での再登場に期待したいなぁ。

まずは坊主だ!(パワハラです)

第148席の感想・考察まとめ
  • 写実的な先生とギャグ風の生徒の対比で見せるあかねの高座
  • 高座と楽屋の様子も対比になってる?
  • あかねが‟二ツ目”としてりゑんを圧倒
  • 泰そんが目指す先
  • あかねを待ち受ける「強者の世界」
  • 二ツ目編開演!

次回予告に「朱音の高座に真打・椿家正明が評価を下す!?」とあります。この日のトリを務めるのが正明師匠なんですよね。さぁどう評価するんでしょうか?

面白くなりそう!!

ありがとうございました!!

ひっし

皆さんとジャンプの話で盛り上がりたくて当ブログを立ち上げました!

これから取り上げるマンガも増やして行きたいと思っています。もしも「あのマンガの感想・考察」も読みたいなぁってリクエストがあればヨロシクです!

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