【あかね噺 第160席の感想と考察】瑞雲大賞予選開始!「遊園地みたいな高座」とは!?

あかね噺 第160席 あかね「自分を押し通す力」 あかね噺

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年27号に掲載された「あかね噺」の第160席「彼女もいる」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

瑞雲大賞に出場する落語家の注目は阿良川ひかると三明亭からし。2人がバチバチしているのを見て、その場にいる全員が呑まれてしまいます。そんな雰囲気の中、あかねが遅れてやって来ます。あかねもまた2人に宣戦布告!

瑞雲大賞の予選が開会!

瑞雲大賞の日程

あかね噺 第160席 瑞雲大賞の日程
出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

瑞雲大賞は書類選考を通過した22名で争われる予選があって、その翌日に6名による本選という日程で行われるようです。審査委員長の椿屋正明師匠は本選からです。

月刊落語記者の古味さんが「… 強行日程ですね」と言っていますね。ここまでのイベントになるとは運営さんも予想できなかったみたい。ひかるとからしの出場で変わったという話でした(第159席)。

1日で22名の高座となるとなかなかキツいものがあるのかな。

粒揃いの出演者

あかね噺 第160席 粒揃いの出演者
出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

22名の予選出場者はまた粒揃いでして。

舶来亭うちわ地噺で人気を博す元アナウンサー落語家
柏亭良治ネガティブ落語の雄
喧風亭さ流注目の演芸ユニットLINE4×4メンバー
三明亭うぐいすSNSで話題のメルヘン落語家

柏亭良治さんは久しぶりの登場です。第38席で登場した弥栄亭の‟立前座”。心配性で常にビクビクしてましたね。今では二ツ目に昇進して「ネガティブ落語の雄」とまで呼ばれる程に。ってかネガティブ落語って何? 笑

第53席で喧風亭き流という落語家が登場していました。という事は喧風亭さ流はその弟弟子だったりするのかな。演劇ユニットのメンバーだそうですがチャラい見た目ですね。

メルヘン落語家に至ってはもう…(笑

この4名の中から本選に勝ち進む者が現れるのかどうか。

予選も笑わせない

あかね噺 第160席 頭一つ抜けているのはひかるとからしの2人
出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

粒揃いの出場者の中でも、やはり頭一つ抜けているのはひかるとからしの2人です。入門後初の直接対決。ただし、どんな演目をどう演じているかはカットされました。本編でのお楽しみですね!

そんな2人の高座をあかねは聞かないようにしていました。モニターのある控室を出て、会場のロビーのような所にいるって感じですかね。落語家さんもライブハウスの壁にミュージシャンがするみたいにサインしたりするのね。

あかねが2人の落語を聞かないのは、聞いてしまうと張り合って笑いを取りに行きたくなってしまうから。予選であっても「笑わせない」で勝ちに行く!そうでないと明日も勝てない。

それを聞いている泰そんも不安顔。

あかねはまだ泰そんに「これならいける!」と思わせるまでのものを見せていないんですね。それはこれから高座で示すという事なのでしょう。

あかねの高座が始まります!!

自分を押し通す力

あかねがまずしたのは、会場のお客さんに目配せしながら「自分に語りかけている」と感じさせるところから。ウトウトしている記者にもそれを感じさせており、聴く意識を高めるのに成功。眠そうだった目がパッと開く演出は流石ですよね!

まずはお客を見る事で掴む!

ここまでは前座見習いの時に享二兄さんから「お前の落語は身勝手極まりない」と指摘され、もっとお客さんを意識するように直す事で身につけたもの。しかし、このままじゃダメだったんですね。二ツ目になった今、できて当然。

もう見るべきはお客じゃなく自分だ、と。

あかね噺 第160席 大看板の師匠連ほど身勝手極まりない
出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

実際に大看板の師匠連ほど身勝手極まりない!

全生のはちょっと違うと思うけど(笑

確かにお客さんに合わせるんじゃなく、納得せざるを得ない位にパワーでゴリ押すイメージというのは言う通りですよね。

あかねが身につけるべきなのは「自分を押し通す力」である。これをみくちゃんの言葉から導き出していたのです。

あの第6席で享二兄さんから指摘されていた言葉が、二ツ目になってこういう形で出て来るなんて面白いですよね。あかねにはもう元から「身勝手」というのは備わっており、これまでは抑え込んでいたって事になるのかな?

しかし、問題はココからです!

遊園地みたいな高座

あかねには「自分を押し通す力」というのが必要であるのはわかった。では、それをどう演目に落とし込むのか。「笑わせない」とどう関係するのか。

出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

そこは「ルーツに正直にいく」と言い、目指すのは「遊園地みたいな高座」なんですって。これは何を言いたいんでしょうか。

ジェットコースターのような絶叫系もあれば、お化け屋敷のような恐怖系、観覧車のようなゆったりした乗り物もあるって事でしょうかね。つまり人情噺や滑稽噺のある落語、そのルーツに正直に行くって話でしょうか。

それを「吝い屋」で、しかも笑わせないってところにどう持っていくんでしょうね。

本来なら滑稽噺である「吝い屋」の、違った演じ方をゴリ押しで納得させるって事なんでしょうか。

ポイントは「遊園地みたい」=「色んなアトラクションがある」って事なんだと思うんですけどね。うーん、どういった高座になるんでしょうか。これはかなり楽しみであります!!

まとめ

まだ本選が待っていて、ひかるとからしは全く手の内を見せないように描いています。あかねの高座に関しても全てが明かされるワケではなさそう。どこまでを予選で提示するかも注目!

あとはライバル3人以外で本選に勝ち進む3人の行方です。もしかすると阿良川ぜんまいも勝ち進みそうな予感もしますが。きっとダークホースが出て来ると思うんですよね!

第160席の感想・考察まとめ
  • 予選出場者は22名で、本選には6名が勝ち進む
  • 久しぶりの登場の柏亭良治は「ネガティブ落語の雄」
  • あかねは2人の落語を聞かない
  • あかねはまず目配せで客を掴む
  • あかねが見るべきはお客ではなく自分
  • 大看板の師匠連ほど身勝手極まりない
  • 必要なのは「自分を押し通す力」
  • あかねが目指すのは「遊園地みたいな高座」

次回のあかねの高座が楽しみで仕方ない!!

ありがとうございました!!

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