【あかね噺 第163席の感想と考察】あかねに覚醒の兆し!「新たな境地」を正明師匠に示す事はできるのか!?

あかね噺 第163席 正明師匠の前に現れたあかね あかね噺

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年30号に掲載された「あかね噺」の第163席「本選」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

客を笑わせずに勝って来いと言われている事を見透かされていたあかね。2人のライバルを前に、この大会には本気で挑んでいる事、スタンスは変えないままで「私のシンカ」を示して勝つと告げます。阿良川あかねはこんなもんじゃない!

からし&ひかるのライバル

瑞雲大賞の本選を前に阿良川ぜんまいが哮っています!

それを見た月刊落語記者の古味さんが「浮かれ過ぎもどうかと思いますけどね」と苦言。しかしテレビ放送される落語の賞レースですから仕方ない部分もあるのでしょう。

賑やかしの役回りも必要です。

一方で阿良川ひかるは落ち着いた感じでインタビューを受けています。「今大会のライバル」は?と聞かれ、頭にあかねの顔が浮かぶのですが…

あかね噺 第163席 からしへの雪辱を果たすと言うひかる
出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

表向きには予選1位の三明亭からしに対して雪辱を果たすという答え方をします。ちなみに可楽杯でも「1位あかね」「2位からし」でしたから、その時の雪辱を果たすの意味合いも含まれるのかな?

ひかるに宣戦布告をされたからしにしても、ハッキリと言ってはおりませんがあかねを「ボス」と想定しているみたいですね。

ひかるもからしも今大会で最もライバルとして意識しているのはあかね。こんなもんじゃないと思っている。しかし当のあかねの姿が見えない。

審査委員長 椿屋正明登場

お祭り騒ぎの会場に今大会の審査委員長を務める椿屋正明師匠が現れます!

その瞬間 浮ついた空気がキュッと締まります。

あかね噺 第163席 椿屋正明「まだ来ていない方の出演を取り消して下さい」
出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

出演者が5人しかおらず1人足りないのに気付いた正明師匠は、不在の落語家(あかね)について出演を取り消す様に運営側に伝えます。信賞必罰もまた正明師匠の‟決めごと”。

いや、厳し過ぎるっしょ! 汗

あかねの出演取り消しは決定事項と言わんばかりに話を進める正明師匠。

目を白黒させるひかる。

そりゃそうですよね。呆気なさ過ぎです。勝負はここからと意気込んでいたのに…

からしの方も同じ気持ちでいます。

さすがに黙っていられないと口を出そうとした時、

泰そん君が走って来て、阿良川あかねは大分前に着いている事、「事務局判断で別室にいさせた」という事情を説明。運営スタッフも頭を下げて釈明します。

あかねは安静にできる様に別室?

また別の緊張が走ります!!

「落語だけに… なれましたよ」

あかね噺 第163席 阿良川あかね登場
出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

ゆらり ゆらりと現れたあかね。

様子がおかしいのですが、それよりまず目を引くのが画風の違いですよね! そしてセリフのフキダシも少し違いますよ!

この後 あかねが「落語だけに… なれましたよ」と告げている事から、その画風とフキダシは演目の描写で使われるものだと気づかされます。

今のあかねは落語そのもの。

演目の中から飛び出して来たような…

こういった意味合いを持たせているのかも。

見た感じ 風邪をひいて熱があるのかな?

とても調子が悪そうですが、そこには‟凄み”があるんですね!

周囲が「大丈夫なのか?」「あんな状態で…」「落語出来るようには..」と口にする中、

あかね噺 第163席 からし&ひかる「勝ちに来やがったな!!」
出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

ひかる&からしは、あかねのその姿に「勝ちに来やがったな!!」と背筋を震わせます!

感じるものがあるんでしょうね!

あかねの新たな境地

あかね噺 第163席 あかねと正明師匠
出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

正明師匠はあかねの出演取り消しを撤回。かつての約束のちゃんと覚えていて、あかねに「‟死神”を授けるの足るか計らせて頂きます」と。あかねは「上等ォ!!」と返します(かなりナマイキですよ! 汗)。

2人のライバルとの勝負もありますが、この正明師匠に認めてもらえるかどうかの勝負もあったんですよね。(さらに一生師匠からの課題もあるんだけど)

  • ‟作品派”でもやれる
  • ‟見”がない
  • ‟死神”を授けるに足る

大きくこの3点がポイントになりそう。

あかねの「落語だけに… なれましたよ」というのは ‟作品派”という部分において重要なワードになって来そうです。‟見”が‟了見”ならばコレも乗っかるかも。あかねの鬼気迫る表情と‟死神”という怪談噺に接点も感じられるでしょうか。

まだどんな風に魅せてくれるのか分かりませんけど…

やはり演目(作品)と同化するのかな?

あかね噺 第25席 高座から演者が消える

高座から演者が消える

出典:あかね噺|末永祐樹 馬上鷹将|集英社

聞き手が噺の世界に集中するあまり演者の存在が消えたように感じるというもの。これの先にある境地に到達してしまうんじゃないかなぁ。名人クラスの高座ってやつですね!

あかねの新たな境地には期待しかありません!!

まとめ

いよいよ瑞雲大賞の本選がスタート。まずは誰の高座になるんでしょうか。ここはやはり阿良川ぜんまい兄さんに勢いをつけて頂きたいところ(笑

第163席の感想・考察まとめ
  • ぜんまい兄さん大はしゃぎ(古味さんが苦言)
  • ひかる&からしが最もライバル視するのはあかね
  • 椿屋正明師匠が登場
  • あかねは風邪で熱がある?
  • あかねの画風とフキダシは演目の描写で使われるもの?
  • あかねの「落語だけに… なれましたよ」とは
  • あかねの新たな境地とは

まだひかるとからしの高座も見せてもらってませんからね。

ここも楽しみだな~

ありがとうございました!!

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