あかね噺

ドカドカとウケが狙える「吝い屋」で瑞雲大賞を勝ちに行こうと考えていたあかね。しかし一生師匠から「客を笑わせずして勝ってみせろ」と思いもよらない条件を出されてしまいます。その言葉の真意とは一体何なのか!?

今昔亭ちょう朝師匠が三明亭からしの致命的な欠点を指摘！それは今まで一度も勝負をした事がなく、腰が引けているというもの。からしはZ-１グランプリに出場し、その決勝で物議を醸した高座を披露したと言います。果たしてどんな高座だったのか!?

あかねが３年間フランスに修行に行っている事を教えてもらえなかった阿良川ひかる。一剣師匠には考えがあり、それは‟十八番”を授ける為だと言います。ひかるが十八番にする演目とは何なのか。それこそが四人会で披露した演目だろうか？

正明師匠から「死神」の稽古をしてもらうには、あかねが‟作品派”でもやれると思わせる事ができねばならない。果たして‟ケン”が無いとは何を意味するのか。その答えは正明師匠の高座にヒントがありそう！

あかねからの稽古の申し出を断った椿屋正明の真意とは！二つ名「理路刻々」の椿屋正明の高座は全て‟決めごと”通りに進みます。あかねは「死神」を教えてもらえるのだろうか。その突破口になりそうなのは志ぐま師匠の「引き算の美学」か!?

椿屋正明師匠に‟死神”の稽古を断られたあかね。果たしてどんな理由があって断るのだろう。それは正明師匠の高座の時間にヒントがありそう。正明師匠の高座はいつも決まった時間に終わるのではないだろうか。それはつまり...

一生師匠から‟志ぐまの芸”への道筋として、三つの噺を極める事を教えられたあかね。‟芝浜”と‟死神”の２つは判明していますが、残る一つが伏せられています。おそらく最後の一つも「し」で始まる演目のような...。そしてあかねは‟死神”の稽古を正明師匠に頼みに行くのだが!?

あかねの事を「桜咲徹の娘」と呼ぶ椿屋正明。彼は志ぐま師匠に弟子入りする前の志ん太を知っているのかも。そして、いよいよ阿良川一生が「‟志ぐまの芸”への道筋」を教えてくれます。果たして何を語るつもりなのか！

あかねの高座を観るりゑんや前座達はどうなったのか。そして泰そんが目指す先とはなにであるのか。ここまでは長い‟まくら”だったのです。さぁいよいよ「二ツ目編」の開演です！

この記事では、あかねが見つけた「習うより慣れろ」というフランス修行の意味が何を示しているかに迫ります。これこそが一生師匠があかねに海外へ修行に行かせた意味ではないだろうか。