この記事では、週刊少年ジャンプ2025年13号に掲載された「悪祓士のキヨシくん」の第33話「戦えネハンとJJ(ジャックジョー)」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
「13人の怒れる魔王」の上位魔王達との本格バトルが開幕。まず最初に魔王をブッ祓ったのは黒鐘凶華さん。さすがは最高位悪祓士という実力を見せてくれましたよね!
猛六 好きだったんだけど仕方ない(笑
しかし注目は何と言ってもネハン君とジャック=ジョーの参戦でした!これはもうグッと手を握り締めましたからね、僕。
そしてセンターカラーも良いですね!
さぁどうなるんだ?
聖剣さんを選んだ理由
さかのぼるコト 数週間前──
それは第25話「Let’s戒力ピンポン」のラスト。1人で瞑想中の剣さんのもとにネハン君とジャック=ジョーが現れる。そして「お話があります!!!」と言っていたんですよね。
この続きが今回明らかになりました!
ネハン君とジャック=ジョーからのお話とは「戦い方」を教えて欲しいという事。しかし剣さんは拒否。地獄門の悪祓士ならサカキさんに教えてもらえば良い。至極まっとうな答えです。
それに、よりによって何で自分に教えを請おうと言うのか剣さんには理解できない。ジャック=ジョーを祓おうとした憎き相手なんじゃないの?と。しかし、ここがポイントなんですね。
覚醒したジャック=ジョーの強さを見ている剣さんなら戦力として認めてくれるんじゃないか。ここに期待しての事なんですね。そしてジャック=ジョーが覚悟を見せます。
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社オイラのコト… 祓ってくれていいから
もしも再び暴走したなら、その時は祓ってくれて良いと。
ただし剣さんがネハン君にも確認を取ったところ、彼としては同意できないみたい。ネハン君は何があってもジャック=ジョーにはいなくなって欲しくないんですね。
さらに剣さんは、ただの高校生が「悪魔の狂想曲」に参加するなんて死にに行くようなものだぞと警告。しかしネハン君の気持ちは揺らぎません。望むトコロです!
本当ならネハン君もジャック=ジョーも死んでいるところだったんですよ。あの時の剣さんはバリバリの悪役ポジションだったのです。ネハン君の命すら奪おうとしたのです。
それを救ってくれたのがキヨシ君。
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
ヨハン君にとってキヨシは命の恩人であって大切な友達だから、その力になれるんだったら… この命がどうなったって構わない!この命はキヨシ君に救われてものなんだから!と、こう言ってるんですよね。
ここでネハン君も覚悟を見せました!!!
その言葉に剣さんが思い出したのが、どれだけ痛めつけてもジャック=ジョー(友達)を祓わないで下さいとすがりついたネハン君の姿(第6話)。ネハン君は「友達」のためなら命をかける事ができる。それを見せているんです。
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社僕の… 大切な… 友達なんです…
これによりネハン君が口だけじゃない事。その気持ちにウソ偽りがない事を剣さんは察する。しかもネハン君は諦めが悪い男だという事も知ってる! 友達のためなら何が何でも譲らない!
さすがの剣さんもこれで認める事にしました!
悪祓使役術の力の要因
じゃあ早速 ジャック=ジョーよ、ネハンの影に入れ。
ぶっきらぼうな剣さんです。しかも言われた事が0秒でできないと帰ろうとしちゃいます。せっかちにも程があるよ(笑
言われた通りジャック=ジョーがネハン君の影に足を乗せると、飲み込まれるようにして入ってしまいます。驚くネハン君(これまで影を踏まれた事なかったのね)。
使い魔が悪祓士の影に入れば
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
自ずとその戦闘スタイルは決まる
これは「悪祓士使役術」と呼ばれるものであって。
使い魔=ジャックジョー
悪祓士=ネハン
ネハン君の影にジャック=ジョーが入る事によって、どんな戦闘スタイルになるのかが決まる。つまりネハン君とジャック=ジョーの戦闘スタイルは憑依型に決まった。しかし全てが憑依型ってワケではない。
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社サカキさんとイッチカ=バッチカ
サカキさんとイッチカ=バッチカのケースは憑依型ではありませんもんね。それぞれの形があるんでしょうね。悪祓士と使い魔の戦闘スタイルの相性に左右されるといった感じかな?
そして、もう1つのポイントです!
器となる人間(悪祓士)にも力が必要って事ですね。どれだけ強い悪魔と契約しても、人間の方が弱ければ存分に力を発揮させる事はできない。
だから上位魔王であるジャック=ジョーを使い魔にしたとしても、悪祓士であるネハン君がただの高校生なんですね。よってジャック=ジョーの力はほぼ発揮できないハズなのです。
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社三途川涅槃はただの高校生…
なのに… この魔力は…!!
それなのに、どうしてこんなにも魔力があるんだ?
これを剣さんは不思議がっているんですよね。
ここが第33話の最大のポイントになっています。どうしてネハン君とジャック=ジョーはこんなにも強いのか!? どんな理由があるのか?であります。
ジャック=ジョーとヨラク=バック
ここから前回の続きです。アカリのピンチに駆けつけ、第5魔王ヨラク=バックをブッ飛ばしたところからです。しかしネハン君とジャック=ジョーはバレバレで、アカリ達の心配される始末。
一方 立ち上がって来たヨラク=バック。
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
同じ「13人の怒れる魔王」ですから顔見知りなのは分かりますが、2人は「共に競い高め合った旧友」だったのです。再会に涙するヨラク=バック。
しかし、いきなり襲い掛かって来ます!
人間の手下に成り下がっている事に怒っているんですね。ヨラク=バックは、ジャック=ジョーを超えるために研鑽を積んで来たと話します。それが悔しい!
ヨラク=バックからすれば、ジャック=ジョーは「昔のお前からは見る陰もない弱さ」。これは記憶を失っている事と、上記した「契約した悪魔は人間の力を介してしか力を存分に発揮できない」という部分があるから。
全く太刀打ちできないネハン君とジャック=ジョー!
悪祓使役術で最も重要なのは「2人の絆」
ヨラク=バックから昔の話をされたジャック=ジョー。彼が語り出します。そのセリフをネハン君が聞いている。そういう状況です。
… 昔のオイラがどうだったかなんて興味ないね!!!
今のオイラは地獄門のアルバイトで
ネハンとキヨシの友達だ!!
強大な力なんて オイラいらないみんなを守れる力があれば… それで良い!!!
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
この言葉に「ジャック=ジョー…!!」とネハン君が涙するんですね!
そして思い出すのが剣さんとの修行のヒトコマ。
剣さんが祓い逃したのはジャック=ジョー達が初めて。それに酷くプライドが傷ついたんだけど、もしかすると運命だったのかな?と。戦い方を教えたのは君たちの心意気を買ったから。
だから「死ぬんじゃないよ 2人共」と。
この剣さんの言葉に奮い立つワケですね!!
ジャック=ジョーの言葉を聞いたネハン君。そして剣さんの想いに応えたいという2人の気持ちがシンクロする!!
悪祓使役術の力の要因は…
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
悪魔本来の強さと悪祓士の能力…
でもね
最も重要なのは2人の絆だ
どうしてただの高校生のネハン君があれだけの魔力をジャック=ジョーから引き出せていたのか。剣さんが不思議がっていた理由がコレなのです。
その答えは「2人の絆の強さ」にあったのです!
それが第33話の後半でさらに深まり、以前のジャック=ジョーと同等かそれ以上の力を引き出すまでとなった!熱すぎるっしょ!!
ヨラク=バック撃破か!?
まとめ
強さの理由付けが良いですね!
そしてネハン君とジャック=ジョー、そこに聖剣さんとの話をここまで積み上げて来ての今回ですから。なおさら熱くなるってもんです。
- ネハン君とジャック=ジョーの覚悟は本物
- ネハン君の想いにさすがの聖剣さんも折れる
- 使い魔が悪祓士の影に入る事で戦闘スタイルが決まる
- ジャック=ジョーとヨラク=バックは旧友
- 悪祓使役術において、契約した悪魔は人間の力を介してしか力を存分に発揮できない
- ただし最も重要なのは「2人の絆」
- ヨラク=バック撃破
今回はいつもにも増して熱かった!
次はどこの局面が描かれるのでしょう。
次回も楽しみです!
ありがとうございました!!
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