【悪祓士のキヨシくん 第42話の感想と考察】魔界の絶対零度では棺葬介の夢は冷めない!

悪祓士のキヨシくん 第42話 扉絵 悪祓士のキヨシくん

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年22・23合併号に掲載された「悪祓士のキヨシくん」の第42話「死中の活」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

第3魔王・鎖田苦露是と激闘を繰り広げる棺葬介。彼の夢は母のような最高位悪祓士になる事。水使いの棺くんでは相性が最悪と思えたが、水を沸かし熱湯を操る事に成功!突破口となるか!?

さて、最新コミックスの発売が5月2日(金)と迫って来ました。「悪祓士のキヨシくん」のコミックスはおまけページも充実してますしね、おすすめなんですよ!内容も明日喰ロトとの戦いのトコロですしね!

灼熱聖水弾(サラマンドラ)

魔王から名を聞かれ「悪魔に名乗る名前なんざ持ち合わせてないもんで」と棺くんが返せば、「不遜…!!」と返すトコロまでがセットなんですね。ここ、ニヤッとしました。まるで第2話のやり取りです。

聖水弾を高速で撃てるなら、高速で水分子を振動させて沸かすコトも可能とわかった棺くん。手のひらの上で聖水弾をボコボコと沸かして鎖田に目がけてブッ放します!

悪祓士のキヨシくん 第42話 棺葬介の「灼熱聖水弾(サラマンドラ)」
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社

技名は「灼熱聖水弾(サラマンドラ)」!

「サラマンドラ(サラマンダー)」とは、四大精霊の中の火を使う精霊。燃える炎や溶岩の中に住むトカゲ(ドラゴン)のような姿をした伝説の動物。

避けられてしまうものの、その熱湯で鎖田が凍らせた通り道を溶かすのに成功。第40話で早く祓わないと「通ってきた道の人間共が凍死してしまうぞ」と言われていたんですよね。その人達をまず救ったカタチです。

棺くんの「灼熱聖水弾」は鎖田に対して有効であり、「氷殺波」を相殺してしまうほど。さらに棺くんは「高速聖水弾(ハクリュウ)」に「灼熱聖水弾」を乗せるイメージをします。弾速をアップさせたいんですね。

これによりカスっただけとはいえ「灼熱聖水弾」を鎖田に当てるのに成功。当たりさえすれば勝てそうだぞ!と希望が垣間見えたトコロで… 鎖田が1つギアを上げて来るんですね。

魔界の絶対零度

棺くんに対して「魔王の絶望」を味わわせてやろうと言い、鎖田が操る冷気を強めるんですね。ドンドン温度が下がって行く!

悪祓士のキヨシくん 第42話 魔界の絶対零度は「-500℃」
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社

人間界の絶対温度はせいぜい「-273℃」だろうが魔界の絶対零度は「-500℃」であり、その魔界の氷獄をナメるなよと。それを今から味わわせてやると言うんですね。

「絶対零度」とは、熱力学に基づいて定義される温度における下限。摂氏-273.15℃で、これ以下の温度はないとされる。

いくら魔界で-500℃が存在しようが、ここは人間界なんだから-273℃より下になる事はないんじゃ… なんて無粋なツッコミはいたしません。それが魔力であり、すごいコトが起きてるんだ!で良いんです。

しかし-500℃というキリの良い数字よりは、例えば-524℃などにした方がもっとリアルにハッタリが効いたんじゃないかと思わずにはいられません。ここだけ1つ惜しいなぁと。

その魔界の絶対零度というものがどれ程のものか見せる鎖田。一瞬にして樹木を凍らせ砕いてしまいます。そして「氷殺煉獄掌」で棺くんに襲い掛かるんですね。回避するもかすってしまい、紋章が浮かぶ左腕を凍らされてしまいます!

満身創痍の棺葬介を支えたもの

悪祓士のキヨシくん 第42話 棺葬介の紋章悪祓術は2丁拳銃
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社

左腕を凍らされて紋章悪祓術を封じられたと思いきや、棺くんは右腕にも紋章を持っていました。ただし2種類の紋章悪祓術を持っているのではなく、どちらも‟青の執行人(パーフェクトブルー)”の「2丁拳銃」って事みたいです。

凍らされた左腕を溶かしてみたものの感覚が全くなく使い物にならない。右腕の紋章悪祓術もぶっつけ本番といった感じ。しかし棺くんはこんな事では止まりません。元より五体満足で祓えるなんて思っていない!

「左腕なんざくれてやる」

左手を右手で握り込み、両方の人差し指を合わせて聖水弾を練り上げる棺くん。「極葬水弾(ウルリバイアサン)」vs「氷殺煉獄波」のブツかり合いです。徐々に押し込まれる棺くんでしたが、ここは絶対に譲れない!

ここは本当に熱いです!!!

棺くんの脳裏に浮かんだのは「応援してくれる棺家のメイドさん達」「聖小隊の仲間達(マコさんも入れて!)」、そして「母・美葬乃さん」といった面々なのですが…

悪祓士のキヨシくん 第42話 棺葬介「祓清がオレを信じてくれたんだ!!」
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社

何よりも棺くんを支えたのが、「祓清がオレを信じてくれたんだ!!」というその想いに応えなくちゃならないんだ!これだけは死んでも裏切れないんだ!という強い気持ちなんですね。これが棺くんに更なる力を与える!

ここでライバルであるキヨシを持って来るっていうのが良いですね!それも信じてくれたんだから、という部分です。話の筋が本当に綺麗にまとまっていると感じます!

両手でこめた「葬龍水弾(ジャバウォック)」は鎖田の攻撃を押しのけてしまいます。

「ジャバウォック」は児童小説『鏡の国のアリス』に登場する架空の生物(物語に出る詩の中で語られる生物)。その形態について明確な描写はないが、ドラゴンのような怪物として解釈される事が多い。

棺くんの攻撃が雨となって降り注ぐ中、立っていたのは鎖田。全てを出し切り立てない棺くんに歩み寄った鎖田は、「暑苦しいヤローだ」と言い残して崩れ落ちます。ここの棺くんを認める言葉を残して倒れる鎖田も悪くないなぁ。

勝者─ 棺葬介

悪祓士のキヨシくん 第42話 勝者─ 棺葬介
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社

勝者─ 棺葬介!!!

これは完全に予想を外しました!!

外れて良かった予想ですけどね(笑

もちろん敗北はないと思ってましたが、さすがに第3魔王ですからね。これを単独で祓えるって事は実力的にもう最高位悪祓士ですからね。どうなのかなぁと。

強さだけでは最高位悪祓士にはなれないという話なので、まだ棺くんの夢は途上って事になるんだけど。もう次章から棺くんは次のステップに行くって感じなんでしょうね。光の騎士団の中での序列も変わって来るのかも。

あと心配なのが左腕です!

おそらく治るんだろうとは思うのですが… 簡単に治してしまうと今回の覚悟が無になると言うか茶番化する恐れがあるだけに塩梅が難しいトコロ。まぁ僕としては作品のノリ的に難しい事ぁ良いんだよで済むんですけどね。

いや~ でも勝てて良かった!

まとめ

鎖田と対峙してからだと2話半。戦闘は2話でまとめられており、ここまで熱いバトルで魅せてくれるんですからね。すごいなぁと。

第42話の感想・考察まとめ
  • 「灼熱聖水弾」により鎖田の通り道の人命は救助
  • 魔界の絶対零度は-500℃
  • 棺くんの紋章は右腕にもあった
  • 満身創痍の棺くんに力を与えたのはキヨシが信じてくれたという想い
  • 第3魔王・鎖田苦露是との戦いに勝利した棺葬介
  • 魔王を単独で祓った棺くんは実力だけなら最高位悪祓士
  • 鎖田に凍らされた左腕が心配

次回はどこになるのかな?

順番としてはサカキさんと第2魔王・骸島&幽田のトコロになるのでしょうが、まずキヨシが明日喰ロトと対峙するのを挟むのかなぁ。棺くんからのバトンというカタチにもなりますからね。

いずれにしても楽しみです!!

ありがとうございました!!

ひっし

皆さんとジャンプの話で盛り上がりたくて当ブログを立ち上げました!

これから取り上げるマンガも増やして行きたいと思っています。もしも「あのマンガの感想・考察」も読みたいなぁってリクエストがあればヨロシクです!

ひっしをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました