この記事では、週刊少年ジャンプ2025年26号に掲載された「悪祓士のキヨシくん」の第45話「聖剣VS第1魔王 貪瞋痴」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
キヨシVSロトは、まずキヨシの側が以前との違いを見せます。早速 修行の成果があらわれるのです。一方で第1魔王の貪瞋痴と戦う聖剣さん。居合対決は互角でしたが、すかさず放った第二撃で貪瞋痴を斬る聖さん!
まず聖さんが実力を見せたカタチですが… さて。
貪瞋痴と最高位悪祓士
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
回想シーンからスタートです。かつて貪瞋痴が戦った悪祓士の部隊の中に‟最高位悪祓士(パラディンクロス)”がいた。貪瞋痴はその‟最高位悪祓士”を斬る。奴と刃を交え生き残った者ナシ。
これが第40話で貪瞋痴が‟最高位悪祓士”について言っていた、「屠ってきた悪祓士の中でも唯一わしの欲を満たしてくれた上物!!!」の伏線を回収するものになります。
よって今回、戦闘シーンは丸々カットされていますが、首を刎ねられた‟最高位悪祓士”も簡単には負けていなかったと推測できます。貪瞋痴を楽しませた(=ある程度は抵抗した)。
この‟最高位悪祓士”のいた部隊が所属しただろう騎士団については不明です。‟最高位悪祓士”は単騎で魔王を祓えるほどの実力者ですが、第1魔王・貪瞋痴には敵わなかったという話ですね。
貪瞋痴に傷をつけたのは聖さんで3人目
貪瞋痴が酒の入った瓢箪を持ち出します。そして酒を口にふくみ、聖さんに斬られた胸の傷に吹きかけるんですね。悪魔が傷口を消毒するんです。
貪瞋痴はつけられた傷を再生しないと決めていて、それはカッコいいからという理由なんです。傷跡は男の勲章みたいな考え方でしょうか。まぁ強者感というか、イカツさは出ますね(笑
そして、ここからが少し気になりまして。
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
聖さんで3人目だそうです。
つまり聖さんの前に2人、貪瞋痴に傷をつけた者がいるんです。その2人の内の1人が冒頭の‟最高位悪祓士”なんですか?と。これはやはり考えてしまいますよね!そういう描き方になってると思うんです。
そして、今回 聖さんがつけたのを含めて3つの傷が残っているという事。貪瞋痴の体にです。再生させずに残っている。傷跡としてでしょうけどね。
これが意味を持って来るのかどうかなのです!
かつて貪瞋痴に敗れはしたものの、その‟最高位悪祓士”の奮闘は無駄ではなかった。無駄死にじゃない。彼がつけた傷口が… 聖さんの窮地を救ってくれるんだと。こういうストーリーが用意されているのかどうか。
考えすぎの可能性もありますけどね。
ここで出て来た‟最高位悪祓士”も傷の件も、ただ貪瞋痴の強さを示す指標として登場させられただけかもしれない。これは続きを待つしかありませんね。ただし気になったのは確かです。
妖刀 ‟餓羅骸”
前回 もう1振の刀に手をかけた貪瞋痴。もしかすると二刀流か?と予想しましたが違いました。もう1振の刀は特別だったのです。
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
妖刀 ‟餓羅骸(ガラガラ)”!
魔界の悪魔も恐れる呪われた刀だそうです。
聖さんが斬りかかろうとするも、逆にバラバラにされてしまうと思わせられるんですね。悪い予感というか、そんな感じです。これは妖刀が見せる錯覚なのかな?とにかく得体の知れなさを感じる聖さん。
再度 斬り合いになりますが、
今度は聖さんの方が押され気味です。その理由は刀が変わったからだけではなく「酒」の力が作用しているんですね。動きが全く読めないのです。そして斬撃の速さと強さも増している。
貪瞋痴は酒が弱いというのをこういう形で強さに変換するのは面白いですね。貪瞋痴の体術はまるで酔拳です。流れるような動きから繰り出される強力な斬撃に聖さんも大苦戦!
しかし貪瞋痴が見せた一瞬の隙(吐き気)をつき、聖さんは「断魔聖剣(エクスカリバー)」にさらに戒力を込めて「極断魔聖剣(ウルエクスカリバー)」にしての一発勝負に出る!!
しかし、そこまでしての聖さんの斬撃も貪瞋痴には及ばない。「極断魔聖剣」の方が折られてしまうんですね。それでも聖さんは2本の剣を出して攻撃するも、貪瞋痴に簡単にかわされ「禍罪の太刀」の餌食となる。
万事休すか!!?
最高位悪祓士は折れやしない
貪瞋痴の‟左逆袈裟斬り”を受け、その場に倒れた聖さんですがまだ諦めません!こんなものは不条理ではない。この時 聖さんの脳裏に浮かんだのがサカキさん。
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社
サカキさんは聖さんに後を託して「光の騎士団」を辞めていたんですね。聖さんはそのサカキさんの想いに応えたい。いくら剣を折ろうが、この心臓が脈打つ限り最高位悪祓士(オレ)は折れやしない!と。
さぁ、しかし勝ち筋はあるんでしょうか。
いや、もちろん聖さんは勝ってくれるハズです!
今回「ん?」と思ったのが、聖さんの最後の攻撃なんですね。2本の剣を飛ばし、それが貪瞋痴の頭上に落ちて来る。どちらもかわされるのですが、ちょっと聖さんらしくないというか。悪あがき感が強いと思ったんです。
あの地面に刺さった2本の剣も後で意味を持つのならクールですし、聖さんっぽいかなぁみたいな。あるいは折られて地面に刺さった巨大な剣の切れ端も何かあったりしないかなぁとか。折られた剣もまだ使えるんだ、とね。
まぁでも、これまでの展開ならゴリ押しの大技ドカン!で勝利。そんな小細工は必要ナシって感じでしょうからね。上記の‟傷”だとかも考えすぎかなぁとも思います。
どんな結末になるんでしょうね!
まとめ
おそらく次回クライマックスですね!
聖さんvs貪瞋痴に決着がつくハズ!
- 最高位悪祓士を倒していた貪瞋痴
- 貪瞋痴はつけられた傷を再生させさせないと決めている
- 貪瞋痴に傷をつけたのは聖さんを含めて3人
- 貪瞋痴の妖刀の名は「餓羅骸」
- 酒を飲んだ貪瞋痴の動きは読めない(酒に弱い)
- 聖さんの「極断魔聖剣」が折られる
- 聖さんはサカキさんに公認を託されていた
- 剣は折れても最高位悪祓士は折れやしない
次回が楽しみですね!!
ありがとうございました!!
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