【悪祓士のキヨシくん第49話の感想と考察】幽田とシスターの過去が明らかに！サカキは覚悟を決められるのか!?

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年30号に掲載された「悪祓士のキヨシくん」の第49話「幽田とシスター」の感想と考察を書いて行こうと思います！

前回の振り返りは下の記事になります！

【悪祓士のキヨシくん第48話の感想と考察】明かされるサカキと幽田の過去！「シスター」とは!?

この記事では、サカキさんの口から出た「シスター」について考察しています。おそらくサカキさんと幽田の２人の過去に関する超重要人物だと思われます！さらにサカキさんの‟宵の博徒（スティング）”と「チンチロリン」についても書いていますよ。

幽田の亜門術は以前より遥かに侵食が進んでいた。肝心な時に目無しを引いたサカキは124秒間の「戒力０化」を強いられる。しかし逆転の「ゾロ目（あらし）」を引いて形勢逆転。サカキの口から出た「シスター」とは!?

1 ‟神の子”
2 シスター祈禱療子
3 シスターの死
4 サカキさんの覚悟
5 まとめ

‟神の子”

出典：悪祓士のキヨシくん｜臼井彰一｜集英社

生まれながらに高い戒力を持つ。それを‟神の子”と呼び、幽田もまたその一人だったと明かされます。‟神の子”というのはキヨシもそうだったんでしょうね！

‟神の子”の上質な魂は悪魔を呼び寄せ、９歳にして幽田は両親を悪魔によって殺されてしまっていたそうです。ここもキヨシと同じですよね。キヨシの方は「流死原（るしはら）」が関わっています（第21話）。

【悪祓士のキヨシくん３巻】「流死原の謎」「オカ研のメモ」などのチェックポイント＆加筆修正箇所まとめ

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悪魔を呼び寄せる幽田は‟忌み子”として親戚をたらい回しにされます。そりゃ預かるとなれば躊躇しますよね。悪魔が来ちゃう。それで11歳の頃に悪祓協会管轄の孤児院（光の家）に流れつく。

ここで運命の出会いが訪れます！

キヨシがどうして歴代最強と言われるのか、過去の惨劇の裏には何があったのか。全ては‟神の子”として生まれていたという事だったんですね。
第１話で悪魔（病魔田）に憑かれ、キヨシが救った女性は「悪魔耐性の強い上質な魂」を持っているとされていました。彼女もまた‟神の子”として生まれていたのかな？

シスター祈禱療子

出典：悪祓士のキヨシくん｜臼井彰一｜集英社

世界に絶望し心を閉ざす幽田。そんな彼から何度も拒絶されながらも決して諦めず、執拗に構ってあげようとする女性。それがシスター祈禱療子さん（19歳）でした。

シスターもまた‟神の子”として生まれ、幽田と同じ運命を辿っていました。それで幽田を心配し放っておけなかったんですね。その事を聞かされた幽田は少しずつシスターに心を開いて行く。

このシスターとの出会いで幽田は更生し、「シスターのようになりたい」という将来の目標を見出すんですね。悪祓学校（アカデミー）通う様子は描かれませんが、８年後に幽田（19歳）は「光の騎士団」に配属される事になる。

キヨシが幽田と違うのは、両親の死に際してサカキさんと出会っていた事（強い悪祓士になりたい）。そしてバーさんからの修行というのも大きいでしょうか。
幽田もまた歴代最強の悪祓士になるポテンシャルを持つもそうはなれなかった。こう解釈できるでしょうか。

シスターの死

孤児院で育った事をからかわれる幽田。そこに現れたのがサカキさんでした。２人はコンビを組む事になり、幽田はシスターのように強い人間になって「この世界の素晴らしさを信じてこの手の届く全てを守る」と誓う。

人知れず悪魔の脅威から平和を守る日々を過ごしながらも、人間は事件や詐欺に戦争だと… その命を守る価値などあるのだろうか？と自問する幽田。これは親戚からの虐待が根っこにあるという事かな？

そんなある日──

出典：悪祓士のキヨシくん｜臼井彰一｜集英社

シスターの死を知らされる。

シスターは‟人間”に殺されてしまうんですね。

この経験が「人間なんて守る価値もないゴミ」と幽田に思わせるようになり、第19話のセリフに繋がるんですね。「下らないのは悪祓士」「こんな人間（ゴミ）ども守る価値もない」「命を懸けて戦うなんて酔狂だ」と。

幽田はシスターを殺した犯人を見つけ出して復讐を遂げ、そのままサカキさんの下に戻るコトはなかった。この後で幽田の前に骸島が現れるんでしょうね。

これが幽田の闇堕ちの経緯となるんですね！

特別な力を持って生まれた祈禱さんがシスターではなく悪祓士になっていたとすれば、人間に殺される事はなかったのでしょうが幽田は出会えなかった。
シスターが人間ではなく悪魔に殺されていたならば、幽田の人生は大きく違ったものになっていたのでしょう。

サカキさんの覚悟

幽田に対して帰って来い、シスターはこんな事を望んでいないと諭すサカキさん。しかし幽田は拒否。彼にとっての道しるべとなったシスターの喪失は相当なものだとわかります。

亜門術が身体全体に侵食した幽田はもう悪魔そのものです。もうサカキさんの知る幽田じゃない、「悪乱死薙刀」の使用時間もあと20秒と迫る中、

出典：悪祓士のキヨシくん｜臼井彰一｜集英社

イッチカ＝バッチカは幽田に引導を渡すしかない！覚悟を決めろ！と訴えかけます。選択を迫られるサカキさん！

おそらくですが（僕の中では確実に）…

サカキさんは幽田を見捨てない！！！

悪魔になろうが何だろうが幽田は幽田。

サカキさんは幽田を信じると思う！！

あくまでも「信じる者は救われる」を自ら実践して幽田に見せると思うんですね。

そして、そんなサカキさんに対して… やっと幽田はあの日のシスターの言葉を理解するんじゃないか？と考えています。

出典：悪祓士のキヨシくん｜臼井彰一｜集英社

世の中悪い人や辛いコトばかりじゃない
この世界は素晴らしい
私はそう信じたい
幽田くんもいつかきっと
そう思える日が来るよ

幽田にとっての「そう思える日」というのが今、来るんだと思うんですね。それを思わせてくれるのがサカキさん。

いくら身体全体が亜門術に侵食されて悪魔になっても、シスターの面影を残す幽田の心だけは侵食される事はないって風になるんじゃないのかな。ここでもシスターが助けてくれそうな。

幽田は正気を取り戻すと思うんですね！

しかし、

そこに骸島が登場して全てを踏みにじるんじゃないかな？

幽田もろともサカキさんを攻撃したりです。

サカキさんは幽田を諦めず、そのサカキさんの想いに幽田が応える展開になるんだと思うんです。幽田はサカキさんの下に帰って来ようとするのではないかな。

よってサカキさんは幽田を攻撃すべきじゃない。

しかし幽田を攻撃しなかった事で隙が生まれ、そこを骸島が突いて来るのかも。「悪乱死薙刀」の使用時間は切れ、その次の出目は… サカキさんにとって絶望的なものに？

まとめ

とにかく姿の見えない骸島が恐ろしいんですよ。

どこで出て来るのか。ここなんですよ！

第49話の感想・考察まとめ

幽田は生まれながらに高い戒力を持つ‟神の子”
キヨシと幽田は重なる存在
キヨシと幽田の人生の分岐点
幽田にとってのシスター祈禱療子の存在
シスターの死と幽田の闇堕ち
決断を迫られるサカキさん
サカキさんはあくまでも幽田を信じるハズ！

さぁどうなるのか見ものですね！

ありがとうございました！！

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シスター祈禱療子