【悪祓士のキヨシくん 第53話の感想と考察】渾身の一撃を叩き込んだキヨシ!力尽きた彼の前に現れたのは…!?

悪祓士のキヨシくん 第53話 真価を発揮したロトを前に... 悪祓士のキヨシくん

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年34号に掲載された「悪祓士のキヨシくん」の第53話「Favourite Worst Nightmare」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

大魔王・明日喰ロトに攻勢をかけるキヨシ。ついにロトがその真価を見せる。変わったのは姿だけではなくスピードもパワーもこれまでとは桁違い。圧倒されるキヨシは…!?

サブタイトル「Favourite Worst Nightmare」は「お気に入りの最悪の悪夢」という意味で、イギリスのロックバンド「アークティック・モンキーズ」の2ndアルバムのタイトルからかな?

ロトにとってキヨシは一番の‟お気に入り”なんだけど、自分にとって‟最悪の存在”でもあるんですよね。自らを祓おうとしているんだから。最もヤバい相手なんだけど最も好きなんだ… みたいなニュアンスかな。

そんなサブタイトルで何が描かれるのか──。

キヨシの全身全霊、渾身の一撃にロトは!?

ロトの真価に触れたキヨシ。戦いを終わらせるべく全身全霊、渾身の一撃を叩き込むべく力を込めます。大きく膨れ上がるパワー(戒力)。ただし温泉修行を思い出し、その強大な力を収縮させるんですね。

悪祓士のキヨシくん 第53話 太陽と月の「悪祓十字星」
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社

‟太陽と月の(ルークス)悪祓十字星(ノヴァステラ)”!

「ノヴァステラ」とは、ラテン語の「nova(新しい)」と「stella(星)」で「新しい星」という意味になります。

第47話でロトは「ノーガードとはいかんな」とキヨシの‟月槍(ポセイドン)を避けていました。「いつぶりだ?敵の攻撃を避けるのは!!!」と昂っていたワケですが、今回はノーガードです。待ち構えて受けてます。

その威力は凄まじく、ロトを粉々に消し飛ばしてしまいます。勝ったと思ったキヨシでしたが、何体もの小さな悪魔が集合してロトは復活。「死」を感じたと言いますが、そこまでのダメージを負った風には見えない!

消耗戦になっていないんです。ロトから「立て」と言われるキヨシの方ばかりが削られていってるんです。ロトの方は全く変わらない。真価を発揮して姿の方は変わりましたけどね。どんなに攻撃したって再生しちゃう。

ロト以外の魔王にしてもそうですが、圧倒的な力でネジ伏せなければ祓えない。おそらく「悪祓十字星」をいくら叩き込んでも勝てないんです。その技じゃロトは祓えない。再生される。こういう事っぽいんです。

それを超える技を叩き込まねばならない。

それをロトも待っています。「あと少しで辿りつけるぞ!!!」なんて言っているんですね。それにキヨシが辿りつけば祓われてしまうというのに嬉々としているんです。ここがサブタイトルの意味でもあるのかな。

「死」を感じる事で「生」を実感する。これは「メメント・モリ」の概念に近く、「自分が死すべきことを覚えよ」という言葉に通じるものがありますね。

第二魔王・骸島が復活

街の方では倒したハズの悪魔が復活しておりました。

悪祓士のキヨシくん 第53話 悪魔の復活は骸島の仕業
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社

それは第二魔王・骸島の仕業でした!

どこかでまだ登場すると思っていたんです。悪魔が復活しているのは、骸島が操っているからなんでしょうね。操り人形のようにしている様子。まるで「ONE PIECE」のドンキホーテ・ドフラミンゴ。

ここで出て来たって事は、もう骸島は終わりですね。

サカキさんが祓ってくれるのでしょう!

でもサカキさんは悪魔が復活する前から走ってましたからね。骸島とは別件で何かをしようとしていたんです。ここが少し気になりますが、骸島を倒せるのはサカキさんしかいないでしょう。

キヨシの相棒アカリ参上

再びキヨシvsロト──

何とか立っているといった状態のキヨシ。もっと来いよと攻撃を繰り返すロト。倒れたキヨシが立ち上がって来ないのを見たロトは「ホントにもう終わり?」と嘆き悲しむ→幻滅。裏切られたと思い激怒。

トドメをさそうとした時、そこに現れたのが…

悪祓士のキヨシくん 第53話 キヨシの相棒アカリ参上
出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社

アカリさんでした!!!

アカリを守る為にキヨシが奮起の流れなんだと思うんですが、それだけじゃないハズなんですね。「相棒」である事を前面に出しているのですから、それなりの役割があるハズなんです!

やられる為だけの登場とは思えません!

「悪祓十字星」を超える、ロトを祓えるだけの技を繰り出すためのヒントと言うか… 何かを教えてくれるんだと思うんです。アカリにできる事と言ったら戒力のコントロールであり使い方なんですからね。そこだと思うんです。

今回も描写されていますが、戒力卓球でアカリが「ガッといってヒュッとしてドンだ!!」と天才肌の教え方をしていたんですね(第26話)。正直 何のこっちゃ分からないんですね。

キヨシは正しく理解できてないんじゃないか? 笑

まだアカリからすればキヨシの戒力のコントロールには改善の余地があり、さらに技を洗練させる余地がある。これをもう少し言語化させて教えてくれたら変わるんじゃないかしら。

キヨシが抵抗をやめましたが、前回の戦いのような‟戒力切れ”を起こしているようには見えません。まだ余力はあるような気がするんです。不屈の闘志でさらなる力を呼び起こしてくれるかな?

ただのやられ役、怒りの起爆剤としての登場じゃなさそう。

悪祓士のキヨシくん 第26話 アカリ「キヨシ君の相棒ですって胸張って言えるように...」

キヨシ君の相棒ですって胸張って言えるように…

出典:悪祓士のキヨシくん|臼井彰一|集英社

アカリがいてくれたこそロトを祓えるのであって。悪魔の狂想曲が終わった後、アカリはキヨシの相棒ですって胸を張って言えるようになる。そういう活躍をアカリはするんだと思うんですね!

期待したいです!!

まとめ

いよいよクライマックスですが、ロト戦の前に骸島を始末する事になるのかな。どういう構成になるのか。このまま一気にロトを祓って欲しくもありますけどね。

第53話の感想・考察まとめ
  • キヨシの「悪祓十字星」がロトに炸裂
  • ロトに「死」を感じさせるも祓えず
  • 倒したハズの悪魔が復活(骸島の仕業)
  • 骸島を祓うのはサカキさんか
  • アカリの役割

掲載順位が落ちているのがヤバいですね。

新連載が4本スタートしたところなので、そちらにアンケートが行っているんでしょうか。悪魔の狂想曲編クライマックスですから、盛り上げて行きたいです!

ありがとうございました!!

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