【ハルカゼマウンド 第3話の感想と考察】凪春の武器は水切り特訓で辿り着いた「ライジングスライダー」!

ハルカゼマウンド 第3話 「珍しさ」を突き詰めて「武器」となるレベルにまで!! ハルカゼマウンド

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年31号に掲載された「ハルカゼマウンド」の第3話「武器」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

鳳実に行かない事を決めた凪春は「これからはライバルとして甲子園で投げ合おうぜ」と蒼風に告げた。翌年の春、ヒナ高に入学した凪春は早速チームメイトと会うのだが、納得のいかない若守と一打席勝負をする事になる。

久住蒼風の代わりになるかどうか

ハルカゼマウンド 第3話 若守「まだ1球目だろ」
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社

1球目を空振りした若守だったが、闘志むき出しで凪春をあおって来ます。「おまけ投手」だとか、とにかく若守は凪春に対して口が悪いんですよね。それはまだ認めていないから。

帆高はアンダースローというだけでも価値があり、伊吹が連れて来るのも頷けると褒めているんですけどね。若守はそれは違うと真っ向から否定します。

見定めるべきは凪春が戦力になるかどうかではなく、あくまでも久住蒼風の代わりになるかどうか。若守が求めているのはココなんですね。凪春は蒼風の「おまけ」じゃない事を証明しなければならない。

これがこの勝負の核となる部分なんですね。

てっきり蒼風が来ると思っていた若守は、それなら最速で甲子園に行けると合理的に判断していたワケで。求めていたのは「世代トップクラスの投手」です。若守に対してそのレベルに足ると凪春は思わせなきゃならない。

その言葉に帆高も納得。漆原の方は「ほんと理屈っぽいね」と笑っています。こちらは楽天家さんなんでしょうね。若守とは正反対の性格してるっぽい。

続けて第2球。

浮き上がって来るボールに上手く対応されるもファール。そのボールは後ろに飛んでおり、タイミングは悪くないのを示しております。若守も言うだけある。球の見極めについて的確だと紹介されていましたもんね。

このままでは打たれてしまう!

ここでキャッチャー伊吹が出したサインというのが凪春の「武器」なんですね。

水切り特訓

前回 ヒナ高に行く事を決めた凪春が、春までの期間を伊吹に鍛えられるというシーンが描かれていましたね。それはアンダースローの完成度をぶち上げる為のトレーニング。

連れて来られたのは河川敷。

そこで何をさせられたかと言うと「水切り」でした。

それは水面に向かって回転をかけた石を投げて、水面に石を飛び跳ねさせる遊び。石選びと共に重要なのは石を投げ入れる角度と、石にかける回転。これはナルホドと思いました。

凪春は水切りのフォームを撮影しており、それを何度もチェックしています。これは第1話でもありました。この時は蒼風の正しいフォームを記憶してひたすら再現すというもの。それを今回は自身のフォームでしているんですね。

自分自身をミラードローイング。

凪春は「再現性の才能」というのがあるワケですが、これから出会う事になる相手投手においてもこの才能を爆発させるのかもしれませんね。

ハルカゼマウンド 第3話 凪春の水切り特訓
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社

水切り特訓は凪春のアンダースローの完成度を上げ、さらに「武器」と言えるボールを習得させます。凪春も凄いが、そこに導く伊吹もまた凄い。2人の才能がブツかった結果と言えそう。

ライジングスライダー

凪春の「武器」というのは浮き上がりながら曲がる球であり、「ライジングスライダー」と名付けられた変化球でした。

伊吹によると「回転軸が傾いた反時計回りのツーシームジャイロ」との事ですが、若守も帆高も全くわからない様子。投げた凪春もわかってません。もちろん僕もよくわからない(笑

ともかくアニメ的な魔球ではないそうです。

ハルカゼマウンド 第3話 投球の回転軸について解説する伊吹
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社

ライジングスライダーは凪春のフォームと試行錯誤が噛み合った結果であって、凪春だからこそ投げる事のできる独自の変化球という事なんですね。凪春だからこそジャイロスピンがかかるのかな。

そしてライジングスライダーというのはまだ一歩目に過ぎず、ここからまだまだ「武器」と呼べるものは増えて行くそうです。これは楽しみですよね!

凪春を認めた若守

凪春のライジングスライダーは若守の頭部に当たりました。デッドボールではあるのですが、これは打者が打とうとしてスイングしているので空振り扱いなのでしょう。それならば若守の三振ですね。

若守によるとヘルメットに当たっただけで怪我の心配はなさそうです。「ゴスッ」とか音がしてますけどね、その後ボールは「てんてん」とその場に転がってます。そこまでの球威はないのかな…。

その凪春のボールの軌道に若守は驚愕。さらに伊吹の説明を聞いた若守は凪春に対して素直に負けを認めます。

ハルカゼマウンド 第3話 凪春を認める若守
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社

そして凪春を「勝つために合理的な投手」=「久住蒼風の代わりになる」と認めた若守。その言葉遣いにも変化が出ていますね。そこまで悪い奴じゃないんでしょう。勝気な性格なんでしょうね。

若守に勝ったとなれば他のメンバーも凪春の事を納得するという話。凪春のトライアウトが成功したって感じ。3話までの構成としてはバッチリですよね。

帆高によると「ここに集まったメンバーは俺も含めて伊吹に借りがある奴が多い」という話です。ここら辺もまた少しずつ明かされて行くんでしょうね。メンバーそれぞれにドラマがありそうです。

次週、ヒナ高野球部集結!!

ここで一段落し、鳳実に進んだ蒼風の方が描かれるのかな?と思ったんですけど。ラストの煽り文によると次週にてヒナ高野球部が終結するみたいです!

本格的にチーム始動です!!

ハルカゼマウンド 第3話 ヒナ高野球部集結
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社

ピッタリ9人ではなくて、10人いるんですよね。

マネージャーっぽいのはいないんですよね。まだわからないんだけど、机に突っ伏して寝ているキャラも… 男子のような気がするんだよなぁ。

選手10人なら投手がもう1人なのかな?

そして結果的に若守の特性というのは明かされませんでしたよね。凪春の「変則左腕」や伊吹の「超低身長捕手」というようなものです。「正解」から外れるも光るものを持った奴らの集団がヒナ高野球部。

これは試合の中で明らかになって行くのかもね。

ここも楽しみに待ちましょう!!

まとめ

若守との勝負の落としどころが楽しみだったワケですが、変化球(武器)の鋭さをデッドボールで示しつつスイング優先で凪春の勝利としたのは予想外でした。良かったんじゃないですか?

引き続き今後の展開が楽しみなヒキですしね!

第3話の感想・考察まとめ
  • 見定めるべきは戦力になるかではなく久住蒼風の代わりになるかどうか
  • 2球目で早くも対応して来た若守
  • 水切り特訓の成果
  • 凪春は「再現性の才能」がある
  • 凪春の「武器」は浮き上がりながら曲がる球ライジングスライダー
  • 3球目はデッドボールだがスイング優先
  • 凪春を認めた若守
  • メンバーは伊吹に借りがある奴が多い
  • 次週、ヒナ高野球部集結

他にはどんなチームメイトが待っているんでしょうね!

ありがとうございました!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました