この記事では、週刊少年ジャンプ2025年33号に掲載された「ハルカゼマウンド」の第5話「5ツールプレイヤー」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
伊吹が集めた8人と普通に入部してくれた2人の計10人のメンバーがグランドに揃い、ヒナ高野球部がついに本格始動します。伊吹の過去を知って力の入る凪春。そして早くも練習試合が決定。相手は同地区の四強「紫泉學舎大付属高校」だ!
黄金世代の一人 芳沢阿多留
対戦相手の紫泉學舎にやって来た凪春達。さすがは強豪校といった感じで、もう雰囲気からして強そうです。伊吹の連れて来た仲間たちは全く気圧されてはおりませんが、普通に入部して来た2人の表情が硬い。
菜種くんは完全にビビってる!? 汗
そんなヒナ高野球部の前に現れたのが芳沢阿多留(以下 アタル)です。彼こそが今日の練習試合をセッティングしてくれた人物。陽気で人当たりが良く、軽さはありますが側転の漆原くん程ではなさそう。
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社
アタルはU12代表の時に伊吹とはチームメイトで、中学でもU15代表に選ばれたという黄金世代の一人。つまり中学では凪春の双子の弟・蒼風とチームメイトだったって事ですね。伊吹は中学で大怪我をしちゃいます。
アタルがヒナ高との練習試合を監督に進言したのは、かつてチームメイトだった伊吹を「かわいそう」だと思ったから。新設校に行った伊吹から練習試合を誘われただろうアタルは、「かわいそうに…」と思って引き受けたって事。
今はそうではないが、かつて伊吹は自身が憧れていた選手だからといった‟同情心”。あるいは‟哀れみ”といった感情が近いでしょうか。先輩の八乙女さんが窘めるくらいは酷い事を言っているんですね(言葉自体はそれ程じゃなくても)。
この言葉を聞いてしまった凪春。
試合が終わる頃には伊吹が今でも凄いってわかるハズですよ、きっともう「かわいそう」なんて思わないでしょうねと。まさかの宣戦布告です。凪春は本当に伊吹の事を尊敬してますからね。我慢がならなかったのでしょう。
- 俺やヒナ高にとってのデビュー戦
- 四強の紫泉學舎に勝って業界内のコネと評判をぶん取る
- アタルに伊吹が今も凄いとわからせる
これらを背負って凪春は投げる事になるんですね!
ヒナ高のスターティングメンバー
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社
スターティングメンバーが発表されました!
一番 若守桔平(二) |
二番 漆原舞介(遊) |
三番 柳堅護(一) |
四番 葉山伊吹(捕) |
五番 菊永里美(三) |
六番 帆高夕真(中) |
七番 植草英治(右) |
八番 菜種咲(左) |
九番 久住凪春(投) |
そして控えに水瀬いろはというラインナップです。
まず水瀬くんが控えというのは驚きました。てっきり菜種くんが控えというか補欠だと予想していたんですよね。見るからに初心者っぽかったので。まぁ初心者は間違ってなさそうですけど。
そして伊吹が四番って事でして。打つのもすごいんかい!と。
凪春との一打席勝負で「球の見極めも的確」と言われていた若宮の一番は面白そうですね。僕としては漆原くんが一番タイプかと思いましたが、二番も合ってそうで楽しみ!
三番と五番も事前に登場させたキャラですし、それがそのポジションと打順でどう見せて来るのか。ここも楽しみではあります。
「5ツールプレイヤー」アタルが初球ホームラン
いよいよ練習試合が開始。先攻は紫泉學舎でヒナ高の後攻です。こりゃもう最終回にドラマを持って来るのかな~ サヨナラ勝ちになるのかな~ なんて見てましたよ。そしたら初回からドンと来ましたね!
紫泉學舎の一番にアタルが出て来ました!
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社
凪春の初球をセンターの頭を超えるホームランです!
ええええ???
まず黄金世代の一人アタルの凄さを見せつける一発である事。しかも彼は「十種競技」を兼部していてフィジカルを強化しており、野球選手が求められる5つの要素の全てが超高水準な「5ツールプレイヤー」だった事ですね。
しかし、これだけじゃないんです。
伊吹に対するアタルの言葉が頭に残っていた凪春は、どうしても力んでしまったんですね。それで高めに浮いた球を見事に打ち返されてしまった。
若宮は「俺に投げた時の方がよほど良かったぞ!」と言っており、伊吹は「水切りのとき 思い出せよ」と言っています。つまり凪春のアタルに対する初球は「初見殺し」の球ではなかったという事なんでしょうね。
それで高めに浮きゃ打たれるでしょうよ、と。
別に「ライジングスライダー」を打たれたワケじゃないんです。それ以前に若宮から空振りを奪った時の軌道でもなさそうですからね。ここで凪春がどう切り替えるかの問題なのでしょう。
ビックリしましたけどね!
伊吹の作戦とは
出典:ハルカゼマウンド|後藤冬吾 松浦健人|集英社
紫泉學舎との練習試合を前に伊吹が「もう一度作戦を…」とチームメイトと確認しようとしていました。凪春がトイレって事で聞けず。そして今回のラストでも予定通りに作戦実行だと言っております。
一体どんな作戦を立てているんでしょう。
気になるのが「この1点は考え方次第じゃ好都合」と言っている点です。
相手を油断させるという策を考えているのかな?
それならば初球からホームランを打たれた事は好都合とも言えるんです。1点は痛いのですが、こりゃ楽勝だと思わせるのには成功しそうですからね。
なるべく紫泉學舎を本気にさせない。こちらもまた本気を出さない。そうやって回を稼いで行って、最後に勝ちを奪ってやろうって作戦なのかなぁ。あくまでも伊吹は今回の練習試合を次のステップへの踏み台に考えていますからね。
あとはそれが初の試合として映えるのかどうか。
果たして伊吹はどんな作戦を立てたのだろう…
まとめ
まず初球をホームランにされるとはまた思い切った展開に持って行きましたね!凪春のピッチングを「初見殺し」としているだけに戸惑った読者も少なくなさそうですけど。
まだココからですよ!
- 黄金世代の一人 芳沢阿多留が登場
- 伊吹とアタルはU12代表のチームメイトで練習試合を組むのに協力してくれた
- アタルが練習試合を組んだのは伊吹が「かわいそう」だから
- アタルに対し伊吹が今も凄いとわかるハズだと言い返す凪春
- ヒナ高のスターティングメンバー発表
- 凪春の初球をアタルがホームラン
- 伊吹の事で力んでいたからであって本来の投球ではなかった
- 伊吹の作戦は相手を油断させるもの
次回に期待ですね!!
ありがとうございました!!
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