この記事では、週刊少年ジャンプ2025年10号に掲載された「カグラバチ」の第66話「真実」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事からです。
自らと重ね合わせ、イヲリに父である座村清市について知っていることを話す選択をしたチヒロ。ここはグッときましたね。そして「京都戮〇戮ホテル」と総支配人「戦国与次郎」の怪しさ満点ぶりに注目が集まりました。
さぁどう動いたのか見て行きましょう!
でかい事実が判明しましたよ!
目次
斉廷戦争の発端と敵の正体
それは、記憶を封じることがイヲリの安全と何の関係があるかを説明する中で出てきます。「サムラセイイチ」という言葉の響きにはピンと来ないイヲリですが、「座村清市」という文字には見覚えがある。
それは教科書にも載る名前。
ここから「斉廷戦争」に関する情報が出ます! その発端となる出来事と、日本が戦った敵の正体です。そして「斉廷戦争」の経緯に関する新情報!
待ちに待ってた情報の解禁です!!
二十二年前
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
南東の海域に突如“小国”が現れた
まず判明した事実をまとめますね!
- 22年前に南東の海域に突如“小国”が出現
- 妖刀の原料となる雫天石の原産国
- 小国の民は生まれながらに雫天石への適性あり
- 未加工の石を使用しても弾けることのない肉体
- “小国”が侵攻してきて斉廷戦争が勃発
- 斉廷戦争の期間は「1年と5ゕ月」
- 六平国重による妖刀開発と剣聖と5人の剣士の躍動を以てして敵は掃討された
雫天石を産出する“小国”が現れ、その石に適性のある者達がその力を背景に攻め込んで来た。これが「斉廷戦争」である。これでは日本の妖術師では敵わなかったのがわかります。
そこで日本が“小国”の民から雫天石を奪うのかな。それを原料に六平が妖刀を開発。ここから形勢逆転。剣聖と5人の剣士の躍動により敵の掃討に成功する。
ただし新たに謎が浮上しました。
- 南東とは具体的にどこなの?
- どこから現れたのか?
- 侵攻までの2年7ゕ月間
- 小国の民の生き残りは?
- “小国”は消えた?今も存在する?
- この話は真実?
色々と謎が出て来てるんですよね。
南東とは具体的にどこなの?
具体的に「南東」というのが“日本”の南東を指すのか、どこかの“地方”から見ての南東なのかはハッキリしませんよね。ただ、東京って感じではないんです。そこまで都会的じゃないと言うか。でも、そこまで田舎でもない。
日本の南東だと仮定しても…
東京の近郊なんだと思うんですけどね。
どこから現れたのか?
雫天石を使えたということは、敵は妖術師だったと思われます。雫天石に玄力を込めて使っていたと思われるから。その高密度に膨れ上がった玄力による妖術で“小国”を移動させて来たの?
どこかから妖術で島(山?)を移動させて来たのだとすると、そもそもどこかに“小国”があったと思われるんですね。それってどこだろう?
どう見ても東洋人です。そして黒髪です。
侵攻までの2年7ゕ月
“小国”が突如として現れたのは「22年前」。斉廷戦争が終結するのは「18年前」。“4年間”あるんです。しかし戦争期間は「1年5ゕ月」だけなんです。
侵攻して来るまで何をしていたんだろう?
小国の民の生き残りは?
生まれながらに雫天石への適性があり、未使用の石を使用しても弾けることのない肉体を持つ“小国”の民。それは全滅したのでしょうか?
おそらくは生き残りか、その血を引いている者がいるような気がするんです。怪しいと思われる人物が何人かいるんですよね!
いや、もう誰もが怪しいんだけど(笑
六平国重が雫天石を原料に妖刀を開発したとして、その雫天石はどうやって手にしたのか。雫天石を横流しした、“小国”の裏切者がいるんじゃないか?と。六平の友人である柴。
毘灼メンバーが怪しいのですが、特に昼彦が怪しいんですよね… 何となく。
香刈緋雪の使う、妖刀に対抗できる「炎骨」及び「陸郎」というのが関連してそうな気がしてきます。これも雫天石が絡んでいるんじゃないのかなぁ。
“小国”は消えた?今も存在する?
斉廷戦争の終結後、その“小国”はどうなったのだろう。
消えたんですかね? 妖術で逃げていったり?
まだ存在するのなら神奈備が管轄してるんですかね。まだ存在しているなら、そこに行けば何らかの痕跡が残っていそう。座村の言う「俺たちの罪」の秘密も残っているのかな?
この話は真実?
そもそもの話なのですが、ここで語られている内容は真実を伝えるものなのでしょうか。あくまでも学校の教科書に載っている、イヲリ達が聞かされている話でしかないのかな?
ここは当然の疑問なんですね!
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社お前も上っ面しか知らないんだろ
昼彦が言っていた、学校で教えられることは上っ面でしかないというのを、今回イヲリに語らせる形で出しているのかもしれません。
どうなんでしょうね?
イヲリが思い出す父との記憶
父が斉廷戦争の英雄であることを知ったイヲリ。どうして記憶を封じる必要があったのかも巻墨・郎より教えられます。しかしイヲリは何も思い出せない。
父を思い出したいという気持ち、あるいは父に対する憤りが、イヲリにかけられた封印を少しずつ壊して行きます。そしてついに、夢に出て来たワンシーンが鮮明によみがえります!
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
これはウッと息がつまりました。
ほぼ壊れていた記憶の鍵も元に戻ります。
郎が言っていた「その記憶が幸せなものとも限らない」という言葉はコレを指していたんですね。しかもチヒロのことを「人殺しでしょ?」と冷たい目で語っていた自分をフラッシュバック。イヲリは父に対して汚い言葉で落書きしている側に立っていたんです。
では、
あの落書きをしたのはどんな人達なんだろう。
気になるのは…
「罪を償え」
これなんです!
「罪を償え」の落書きの意味
その落書きをした者は、斉廷戦争で戦った妖刀契約者達の“罪”を知っているってことなんでしょうかね。それを知っているから「償え」と書くのかも。
そう考えると、斉廷戦争で戦った者達が落書きしていることになります。一般市民が書き込んでいるんじゃないなさそう。
座村達は「“罪”に蓋をした」と話しています(第58話)。それにより戦争に行っていない人達は座村達を英雄と思ってるんですよね。
何か闇の部分がありそうです!
イヲリの母親には何が?
受けたショックがあまりに酷く頭痛がして気を失うイヲリ。「母親のことは」「言わなくていいですね」と郎とチヒロは言いいます。
座村イヲリは「吉浦イヲリ」として暮らして来たらしい。母親は描かれています。その吉浦姓の女性はイヲリの本当の母親なのでしょうか。母親の何を言わなくて良いといってるのだろう。
第61話で郎が「随分前に離婚して別居中だったそうだ」と座村について語ってます。その別居中だった座村の妻が、吉浦イヲリとしての母親なんですかね?
もっと酷い話が出て来るのかなぁ。可哀想すぎます(汗
あとはイヲリがどんな選択をするのかですね!
おそらくは… 封印しない選択をしそう。あるいは封印を邪魔される?
昼彦vs礼玄一刀流
舞台は変わって京都〇戮ホテルの35階。増築工事をしている屋上に巻墨の杢と炭がいます。イヲリの記憶を封印するための巻物を作っているのかな。イヲリの全ての情報を巻物に書き出す。
炭の話によるとですね、
- ホテル館内は妖術禁止(規約)
- 規約を破って目立つと筋モンを敵に回す
- ホテル従業員は戦国与次郎の門下
- 礼玄一刀流の免許皆伝
これらを踏まえた上で毘灼の登場です!
戦国与次郎のいる一階玄関広場。斗々が堂々と妖術を使って昼彦を呼び寄せます。座村による監視をかいくぐって来たって話をしてますね。ちんたらできない。
妖刀が使えないので、昼彦は簪を持って来たと言います。それを使って、妖術使用を注意しに来た従業員を倒し、持っていた刀を奪います。
その刀で昼彦は戦う。相手は礼玄一刀流の免許皆伝です。
チヒロと昼彦は対比関係にあり、
- チヒロvs久々李
- 昼彦vs戦国与次郎
このように2人は互いに剣術の達人と相対し、互いに何かを掴み、チヒロと昼彦は刀を交えて再戦することになる。これが今回の章の1つのポイントになりそうですね!
ある意味で昼彦の修行パートになりそうです。
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
感覚派の昼彦が、礼玄一刀流の剣術に触れることで何かを掴むんだと思うんです。戦国与次郎達は、まさに昼彦の言う「踏み台」にされちゃう。
久々李と刀を交えたチヒロは「単発の“型”に嵌め込む」ということに気づかされ、「居合白禊流」をモノにする道を選びました。そこを極める真っ最中です。
ならば対する昼彦は「礼玄一刀流」と戦国与次郎から何を学ぶのでしょうね。おそらくは全く正反対の道を選択するんだと思うんですよね。真逆です。
さぁどうなるんでしょうね?
まとめ
斉廷戦争の話が出ると盛り上がりますよね!ここで出して来たってことにも意味がありそう。日本が戦った敵というのがわかって来たワケですからね。そこがどこに当てはめられるのか?です。
- 斉廷戦争の発端と敵の正体が判明
- 斉廷戦争に関する新たな謎が浮上
- 座村の家に落書きしたのは戦争経験者か
- イヲリの本当の母親は今
- 昼彦の修行パートが始まる
次回は昼彦の回になるんですかね?
どう考えてもチヒロのライバルポジションなんです、今のところですけど。互いに腕を上げて行くって感じなんです。昼彦は憎たらしいけど嫌いじゃないですね。
続きが楽しみですね!!!
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