この記事では、週刊少年ジャンプ2025年11号に掲載された「カグラバチ」の第67話の感想と考察を書いて行こうと思います!すごいマンガだよ、ほんとコレは。
前回の振り返りは下の記事です!
新たに「斉廷戦争」の情報が出て来たのには興奮しました。そしてイヲリの記憶によみがえった父・座村とのワンシーンも衝撃でしたよね。あれはキツイっしょ! 泣
そして早くも再登場した毘杓・昼彦だ!
今回はここからですよい!
ちなみにコミックス6巻が3月4日(火)発売!チェックだよ!
チヒロの生存に涙する昼彦
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
さぁ これから剣術がんばるぞ、の前に昼彦が斗斗さんに1つ確認。チヒロは生きてるんだよね?と。実際に遭遇したんだから「ほんとだよ」と聞いて、昼彦の目には涙が。
昼彦はチヒロに友情を感じているんですよね!
ただし通常の友情じゃない。チヒロは「こっち側」じゃなかった。昼彦の事を理解しないし、共感しようともしない。でも違うからこそ殺し合うんだと思い至る。ここに昼彦はより強い結びつきを感じたワケですよね。
ほんと 歪んでるんですけどね! 汗
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社お前と対等に
チヒロが生きていると知って、昼彦はまた〇し合えると泣いて喜んでる。それと同時に「対等に〇し合う」のなら剣術をがんばらなくっちゃ!と。戦国与次郎とその門下を全部まとめて1人で相手にできなきゃ対等にはなれないぞ。
ここが昼彦のモチベーションになっている!
そりゃ やる気が出ますよね。今のままじゃダメな事がわかっているんですから。チヒロと再会するまでにやっておかないといけない事がある。
昼彦vs戦国与次郎
斗斗さんによると、ホテルの従業員は皆んな剣士といっても実力はピンキリ。問題は総支配人の戦国与次郎。50人以上の門弟を抱える大師範だそう。
もうココからプンプン臭い始めます(汗
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
その男が刀を抜いて向かって来た!
戦国与次郎の剣を受け止めた昼彦はその重さに驚く。防戦一方の昼彦は剣術の差を痛感しますが、チヒロと同じ土俵に立つんだ、という強い意志が背中を押すんですね。
ここからの昼彦の剣の鮮やかさたるや!
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社振りかぶった右手から刀を落とし、それを左手で受け取っての背面斬り
まるで曲芸です。しかも狙ったのは戦国与次郎の左腕です。突き出した右腕の方ではありません。斬られた戦国与次郎は、自分の腕が落ちてから「あの時だな」と。昼彦の変則的な太刀筋がまるで読めてない。その刃の出どころさえ。
さすがは毘灼のトップである幽が「昼彦の戦闘の才は宝物だ」と言うだけあります。もう天才なんでしょうね。その素質はどこから来てるんだろう。何かありそうですが…。
ここで戦国与次郎が昼彦に「貴様 どこの門下だ」と。
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社久々李「誰に剣術教わった」
まるで久々李がチヒロに問い質したのと同じ事を、戦国与次郎が昼彦にしているんです。明確な作劇の意図を感じますよね。チヒロは久々李から何かを掴み、昼彦は戦国与次郎から何かを掴む。そして2人が再び対峙する。
これですよね!
対照的なチヒロと昼彦
これからチヒロと昼彦が再び対峙する事になるんですけどね。全くの正反対と言うか… 対照的な2人になっているんですよね。今回は‟剣術”においてです。
ただしスタートは同じなんです!
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社チヒロの言葉に昼彦を思い出す久々李
チヒロも昼彦も、誰かに師事する事なく剣術を極めようという… 久々李からすれば剣の道を舐めたような奴らだったワケです。しかし別々の道を行くんですよね!
そんな2人の戦いになるんですよね!
果たしてどちらに軍配が上がるのか?と。
それはすなわち、久々李の考え方は正しいのかどうか?という話にもなって来るんですよね。‟剣術”において、流派の結晶である‟型”というものは重要視すべきなのかどうか。
その答えが2人から出されるのかどうか。
イヲリの選択は「学校に戻りたい」
一方その頃、気を失っていたイヲリが目覚めます。チヒロによると夜が明けたところだそうです。その間チヒロは巻墨から戦闘法を聞いたり、剣術の練習などをしていたみたいですね。
2人が話していると、チャイムが鳴ります。チヒロが出ると、いきなり男がナイフで斬りかかって来ます。話を聞けば「部屋に電話があった」と。その部屋を襲えば大金がもらえる。
これはホテルのセキュリティが意味を為さなくなった事を示します。チヒロ達が「松の間」にいるぞ、と誰かが喋ったって事ですよね。しかもフロントが制圧されてる。そこから各部屋に電話を入れてるワケです。
あぁ 戦国与次郎は負けたんだな、と。
ここで示唆されているんですよね。チヒロ達の居場所を喋ったのは従業員でしょう。まさか戦国与次郎が喋ったとは思いたくないです。ここは保ってくれ! 笑
ゾロゾロと現れる̻刺客を全て斬るチヒロ。
ここでイヲリが二者択一の答えを出します。
私はっ… 学校に戻りたい…
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
チヒロのような生き方はできない。こうイヲリは悟ったんですよね。日常に戻りたい。つまり父の記憶は封印して下さいって事です。
これで1つの方向性が見えたと僕は考えます。
巻墨による封印は失敗しそう!!!
どう転ぼうがイヲリが記憶を消す事はないと思ってました。あとはイヲリがどの選択をするかだけ。封印しないで欲しいと言うならそのまま。封印して欲しいと言うなら失敗。
こう見てます。
あとはどんな形で封印に失敗するかなんですけどね。最悪の展開だけは避けていただきたい!巻墨の皆んな好きなんですよね。頼みますよ!!!
チヒロvs昼彦の行方
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
ここで再びチヒロと昼彦が対峙します!
戦国与次郎を斬り伏せてやって来た昼彦。「俺は準備万端だよ」と。激突は必至です。どういう戦いになるんでしょうか?
おそらくですが… 昼彦に軍配が上がりそうな雰囲気なんですよ。その最大の理由というのが、前回チヒロに軍配が上がったからです。今度は昼彦なんだろうな、と。
これで対等にするんだと思うんです。
もちろんチヒロは死にませんけどね!
先の話ですが、久々李の考え方こそが正しいのであって、最終的にチヒロの選択こそが昼彦を上回るんだと思うんですね。きっちり流派の‟型”にはめた方が強い!!
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社くそ… まだ未熟だ
しかし、チヒロはまだ「居合白禊流」をモノにできていないんです。対するチヒロは「礼玄一刀流」の大師範である戦国与次郎を斬り伏せてココに来ているんですね。この状況ではチヒロに分が悪いなと。
ヤバいぞーー って思ってます。
あとですね、どこかで座村が登場するハズだと読んでます。布石は打たれてますからね。斗斗さんが「すぐ座村に見つかると思うけどね」「ちんたらできないよ」と言ってますから(第66話)。
さぁ どうなるんでしょう!!
まとめ
ヒリヒリした展開が続きますね!
- チヒロの生存を知って涙する昼彦
- 昼彦のモチベーション
- 変幻自在の昼彦の剣
- 剣術に‟型”は重要なのか
- イヲリの選択は「学校に戻りたい」
- 巻墨の封印は失敗する?
- 今回は昼彦に軍配が上がる?
次回 いきなりチヒロと昼彦は斬り合うのでしょうか。
続きが楽しみですね!!!
ありがとうございました!
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