【カグラバチ 第78話の感想と考察】東京に「毘灼」7人が揃い踏み!神奈備本部を襲撃する理由とは!?

カグラバチ 第78話 神奈備本部 カグラバチ

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年24号に掲載された「カグラバチ」の第78話「交代」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

昼彦が「万物への軽視」で妖刀に本領に触れれば、対する座村は「万物への慈悲」で本領に触れます。座村による‟雀(すざく)”の炎により、昼彦が全てを懸けた大立ち回りは一瞬にして無に帰してしまう。

ついにチヒロと座村が対峙します!

18年前より成長している座村

座村に斬られ壁にもたれかかる昼彦は動けない。それは無理もない事。強力な技を使えば大きく消耗し、それが過ぎれば玄力・体力は尽きるとチヒロは言います。

異常なのは座村の方で、昼彦の全身全霊を無力化しただけでなく、数日間 ‟梟”を日本全土に展開し続けていた直後だというのに息も上がっていない。どういう事なのか。

カグラバチ 第78話 ‟雀”による再生は有限
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社

‟雀”による再生は有限であり、座村は不死身というワケではない。そして本来なら生死には干渉できないハズなんですって。それなのにチヒロを斬って死亡させながら黄泉がえりを起こしていた。

戦争当時の記録にない事が起こっている。

その理由はわからないが、確実に18年前より成長しているとチヒロは言います。これはどういう事なんでしょうね。

チヒロの黄泉がえりは、座村が18年振りに「飛宗」を手にしてすぐに起こしています。よって成長は「飛宗」を手にしていなかった18年間で起きているんですよね。「飛宗」を手にしてからじゃない。

この間に何があったのか。

イヲリの存在なんだろうと思うんです。

これまでの流れから言って。

ならばイヲリと過ごした約1年が座村を成長させていた。たとえイヲリの存在を忘れても成長は消えない。その座村の成長に「飛宗」が変貌する形で応え、戦争当時よりも能力が飛躍。

まるで無尽蔵な玄力と体力についてはわからないのですが、これも単に鍛錬を怠らなかったとかじゃない理由があるんですかね。

久々李の妖術

前回のヒキで「さて」と言った座村。チヒロの方に振り返ると思いきや、昼彦のトドメを刺そうかって意味で「さて」と言っていたみたいです。「さて」の使い方も色々です。

昼彦に歩み寄る座村。ちょうど「響きの間」の扉の前に差し掛かった時、その部屋に潜んでいた久々李が斬りかかります。しかし刀を折られてしまった久々李が妖術を使用。

カグラバチ 第78話 久々李の妖術は「破暮」
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社

妖術の名前は「破暮」。

戦闘などで体内に生じた熱をエネルギーとして溜め込んでおき、任意のタイミングで一気に放出するというもの。その容量に際限はなく溜め込んだ分だけ威力は上がるそうです。

久々李は‟7ヵ月間”も先頭において剣術しか使用しておらず、その間ずっと熱エネルギーを溜め込んでいた。これを一気に座村に向けて放出した形です。凄まじい威力ですね!

完全に心が折れた昼彦

カグラバチ 第78話 昼彦を連れ出す事に成功
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社

久々李の「破暮」は目くらましであり、その隙をついて斗斗さんが昼彦を逃がすのに成功。ただし斬られた左腕は回収できず、「酌揺」も座村に踏みつけられていて持って来れなかった。

イヲリも捕らえる事ができず、結果的に毘灼側の大敗北で終わってしまった。それでも斗斗さんは生き延びただけラッキーだと前を向いていますね。

イヲリの身柄というのは、毘灼と座村が結んだ協定が成立した場合に必要なカードだったんですよね。毘灼は座村の弱点を手にしておく必要があった。これが失敗に終わったワケです。

しかし幽はダメだった場合を想定していて、それが東京での動きにつながるのです。ならば東京での動きがどう座村対策につながるのか。ここが問題なのです。

それよりも毘灼としての問題は、今回の作戦で昼彦の心が折れてしまった事も含まれて来るのでしょうか。完全に絶望していて、「殺して」とうわ言のように呟いています。チヒロの眼中に自分がいない事で絶望しているんです。

昼彦に死んでもらってはダメなんです。

絶対に生きてもらって命滅契約を死守し、「酌揺」を使わせない事が重要なのです。最終的に「酌揺」を手にするのが座村なのかチヒロなのかわかりませんけどね。

現状では昼彦の存在価値はコレ(酌揺の命滅契約)だけになってしまいましたが、まだ逆転する展開が来るのかどうか。

チヒロと座村

座村と向き合ったチヒロは、‟蠱”を含めた剣聖の罪の話を全て聞いたと告げます。さらに剣聖が命を落とせば、同期された他の契約者も死ぬ事についてもチヒロは知っている様子です。

そう告げた上で答えるんですね。

カグラバチ 第78話 チヒロが再び妖刀を握ったのは座村を止めるため
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社

再び妖刀を握ったのは座村を止めるため。それは座村がイヲリの未来に必要であり、決して死んではならないから。こうチヒロは考えているんです。しかし言葉でわからせるのは無理なのでしょう。

チヒロと座村が刀を交える事になりそう。

座村は自分がいるからイヲリに辛い思いをさせて来たと思っているワケで。もう死んだ方が良いと思ってます。その根源が斉廷戦争での罪なんですが。そうじゃないってどうわからせれば良いんでしょうね。

やっぱりイヲリが来ないとダメっぽいなぁ。

おそらくチヒロでは止められない気がする。

毘灼が神奈備本部を襲撃する理由

カグラバチ 第78話 神奈備本部は結界に防護された東京の地下施設
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社

場面は変わって東京です。毘灼の1人が松の妖術で東京の地下にある神奈備本部を防護する結界を突きます。神奈備側もこれを即座に察知しており、結界をコントロールしている妖術師から上層部に伝えられます。

市民を守るためには地上を戦場にするワケにいかず、神奈備上層部は結界を下げて毘灼を施設内に招き入れるんです。感知したのは7人。つまり京都で動く3人を除いた全メンバーで神奈備本部を狙って来た!

何の為に毘灼は神奈備本部を襲撃するのか。

カグラバチ 第75話 幽の狙いは神奈備本部の真打
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社

それは神奈備本部に真打があり、さらに深くに剣聖が収容されているからなのでしょう。そうなっているハズだと目星をつけての作戦なんだと思われます。

そもそもですね、

どうして3年前に六平国重宅から奪い出した真打を、わざわざ封印を解いた上で‟楽座市”に出品したのか。理由は神奈備に落札させるためです。神奈備が真打を手にして欲しかった。その通りになったのです(第45話)。

これは、隔離・封印していた剣聖と真打を引き合わせる策なんですよね。それを毘灼はしたかった。これまで「六平国重宅に真打」「神奈備本部に剣聖」という風に隔離できていたものを崩したかった。

真打の封印を解いた上でです。

そこに今回の「むしろ‟梟”が解けるのを見計らっていたかのような…」なる発言です。‟梟”が解けた=座村が妖刀探知を辞めたって事ですからね。空が晴れればもう妖刀の使用が座村に感知される事はないのです。

おそらく幽は真打を使う気です!

ただし幽自身が使うのではなく、

剣聖に使わせる気だと考えます!

まだ再封印が未完全であろう今、神奈備本部の中で剣聖に真打を使わせる気でいるような気がします。遠隔でね。あるいは東京の地上に真打の能力が発動するのを狙っているのかも。その為の動きではないか。

そういう事にでもなれば、

カグラバチ 第71話 数年後 罪によってこの国にもたらされる厄災について
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社

座村の精神にダメージを与える事に成功し、イヲリの身柄に代わるカードを手にできる。こういった展開になるのではないだろうか。まだ具体的にどうなるかはわかりませんけれど。

剣聖を刺激するような事をするつもりのような気がします。その為に真打をつつくのかな。トンデモナイ事が起こる予感がします!

薊が出撃&ハクリ復活

毘灼の侵入に対して神奈備側は薊さんが動くみたいです。これは楽しみですよね!薊さんも毘灼に六平国重の居所を漏らした内通者の可能性があるのですが、ここについても何かわかるかもです。

もう1つ嬉しいのがハクリの復活です!

カグラバチ 第78話 ハクリ復活
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社

第三より下層へ避難する為にハクリを動かすだけかもしれませんが、きっと話に加わって来ると考えてます。もう転送は使えるのかな。無理をしてでも何かを転送しちゃうのかも。

ハクリが登録済で転送できるとすればチヒロか緋雪。柴さんってのもあるのかな。それ以外なら誰だろう。人ではなく物である可能性もあるでしょうか。

どう動くのか楽しみしかありませんね!!

まとめ

京都の方はチヒロと座村だけとなり収束に向かいつつありますが、これから東京の方が騒がしくなりそうです。毘灼メンバーも気になりますし、薊さんとハクリもワクワクします!

第78話の感想・考察まとめ
  • 座村が18年前より成長しているのはイヲリの存在があったから?
  • 久々李の妖術は「破暮」
  • 昼彦の救出は成功するも腕と酌揺は回収できず
  • チヒロの目に絶望した昼彦
  • チヒロが再び妖刀を握ったのは座村を止める為
  • 毘灼メンバー人が神奈備本部に侵入
  • 神奈備本部襲撃の目的は剣聖に真打を使わせる事?
  • 薊さんが毘灼と対決
  • ハクリ復活

次回が楽しみで仕方ありませんね!!

ありがとうございました!!

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