【カグラバチ 第81話の感想と考察】ハクリのピンチに現れたのは漆羽洋児！

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年27号に掲載された「カグラバチ」の第81話「主力」の感想と考察を書いて行こうと思います！

前回の振り返りは下の記事になります！

区堂さんの案内で真打の場所に向かうハクリ。しかしエレベーター内で娘を人質に取られた指導員による攻撃を受けてしまいます。区堂さんと離れ離れになったハクリ。敵２人を威葬で仕留め、１人で戦う覚悟を決める！

この続きになります！

神奈備が死守しなきゃいけない４つ

７人の職人が常駐して神奈備の結界を支える場所にやって来たのは上層部の亥猿さん。前回 上層部が集ます会議室で‟松”の妖術が爆ぜた描写があったので、それを受けての来訪だと思われます。

出典：カグラバチ｜外薗 健｜集英社

神奈備が本部施設内で死守しなければならない場所は４つ。

地下施設の結界を担うココ（結界核）は当然であり、毘灼の狙いは真打でしょうから必ず死守しなければならない。剣聖に何かあっても大変な事になりそうです。

もう１つ死守すべき場所があるみたい。

そこを毘灼側が狙っている可能性が高い。わざわざ伏せたという事には意味がありそうなんですね。どういった場所であり、そこには何があるのか。

パッと思い浮かぶのは「金庫」だとか「動力」なんですけどね。

「金庫」だとすれば、その中に斉廷戦争や小国についての極秘資料が保管されている。神奈備が削除したとされる条約と剣聖の事件の一連を記した文書だとかです。これが世に広まるとヤバそう。

「動力」の場合は火災ですね。地下施設で何を狙われて困るかと言えばコレになるのかなぁと。本部を捨てなければならない、あるいは剣聖を別の場所に移動させねばならない。これは大変です。

それ以外なら何があるんだろう。

本部職員の1/10に‟松”の仕込み妖術

‟松”の妖術が発動した遺体を調べると、毘灼の妖術師によって体内にあらかじめ種子が仕込まれているのが判明。死をキッカケに発動。ハクリの威葬をくらって発動しなかったのは気絶だったから。

出典：カグラバチ｜外薗 健｜集英社

まだ体内に仕込まれたままでいる者の数を検索してみると50近くいる事が判明。本部内にいる職員の数は約500人という事で、実に1/10の数の職員に仕込み妖術が施されているのがわかりました。

これはかない多いと言えますね！！

ハクリの言う通り、単純計算で10人に1人に‟松”の妖術が仕込まれている。そうとう前から周到な計画を立てて動いていた事がわかります。

家族か国（神奈備）かを天秤にかけられるワケですからね。忠誠心を問うのも酷でしょうか。

本部からの指示は、ハクリ以外の者は全員距離を取って何もするなというもの。そこで区堂さん直属の部隊長である加島さんという人が、ハクリに真打の場所に続く道を示したところで… 傷ついた区堂さんが現れるのです！

区堂さんの死

現れた区堂さんはハクリ１人では危険だからとついて行こうとします。それに待ったをかけたのが加島さん。区堂さんだからって例外は許されない！

結果的にその区堂さんは、上層部直属の精鋭部隊に所属する者が‟変身”した姿でした。もう１人現れた、クラウチングスタートを切って突撃して来た女性も同じくです。

出典：カグラバチ｜外薗 健｜集英社

第80話で描かれていた面々の中の２人だと思われます。

区堂さんに変身していた者の話によると、区堂さんはハクリを庇った時に死んだそうです。これは本当の話なんですかね。「士透」という妖術は見せましたが、ほとんど活躍のシーンもなく死んでいるんです。

ちょっとまだ死に関しては疑いの目で見てますけど。死んだと言った者がちゃんと区堂さんのマスクが取れた状態で変身しているのでね。死の状況を知っているのだと思われます。この点は厳しいですね。

とりあえず前回まで区堂さんの事を内通者だと疑っていましたので、それだけは謝っておく必要があります。疑ってごめんなさい！

そして２人の裏切者が、「区堂の部隊はこれでラスト」「ノルマ達成」と話しています。ノルマとは、区堂さんとその直属の精鋭部隊の壊滅だと思われます。特に区堂さん達を狙って動いていた様子。

どうして区堂さんだったんだろう？

情報を流したのは誰の部隊？

出典：カグラバチ｜外薗 健｜集英社

亥猿さんの方も、誰かの部隊が裏切って毘灼に情報を流している事に気づいています。50人分の職員の家族の情報なんて内部の人間でないと得られませんからね。

果たして誰の部隊が動いているのか。

これは六平国重の居場所を毘灼側に流した者と同一なんだと思われます。もう加島さんを襲った者達であり、それが誰の直属であるかは見る者が見ればすぐにバレる事なんですよね。もうすぐにも判明しそうだ。

漆羽洋児は生きていた

加島さんを仕留めただろう２人は、真打のある方向に走るハクリを追いかけて来た！威葬を２回使ったハクリには使用制限がかかります。絶体絶命のピンチのその時！！

通路の向こうから走って来たのは漆羽洋児！！

出典：カグラバチ｜外薗 健｜集英社

変身能力を見たばかりで本物かどうか信用できないハクリだったが、漆羽さんが懐かしい「ムカデ」を口にした事でわかるという演出が良いですよね！第49話の列車内でチヒロが言ったセリフです。そこに漆羽さんもいました！

居合白禊流で２人の刺客を斬った漆羽さん。

疑問を口にするハクリに対し、説明はするから俺と来いと告げます。大号泣のハクリ！心強い味方が現れた事、それと漆羽さんの死に責任を感じていた事もあるでしょうか。２つの意味で良かった～って感じなないかな？

生きていてくれた漆羽さん！！！

あの時やはり座村さんは「雀（すざく）」の能力を使っていたって事ですね。漆羽さんを斬ったのは普通の刀でしたが、とどめを刺す時には飛宗に持ち替えていたのです。それは酌揺の命滅契約を切るのが目的。

出典：カグラバチ｜外薗 健｜集英社

剣聖を処刑すれば、それと同期している他の妖刀契約者も死んでしまう。漆羽さんがそうならない為に命滅契約を切ってあげた。漆羽さん以外にもそうするつもりで、座村さんだけが剣聖と道連れになるつもりなんだろうね。

座村さんの考えが見えて来ましたね！

座村さんがそれを黙っていたのは毘灼側を騙すのが狙いでしょうか。だから漆羽さん本人も含めて誰にも真実は伝えずにいた。

では神奈備が漆羽さんの生死について黙っていた理由は何だろう。座村さんと通じている線はないハズです。神奈備が独自で、あるいは漆羽さんの要請で伏せていたって事なんですよね。

それらも漆羽さんから説明してもらえそうです！

あとは漆羽さんが生きていて、妖刀との命滅契約が切れたって事で彼自身が持っていた妖術も復活しているハズなのです。果たしてどんな妖術なのか。ここも楽しみですよね！

漆羽さんの復活は素直に嬉しく、熱くなりました！！

まとめ

漆羽さん＆ハクリのコンビは面白くなりそう！

しかし内通者の件が不穏ですね。まだ名前が明らかになっていない上層部の誰かなんだと思うんです。壱鬼さんの可能性は薄いと思うんですけどね… どうだろう。

やっぱり面白いですよね！！

次回が楽しみです！！

ありがとうございました！！