この記事では、週刊少年ジャンプ2025年34号に掲載された「カグラバチ」の第87話「亡霊」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
ついにチヒロが示そうとする未来を認めた座村! 神奈備本部が毘灼に奇襲されたという報せを受け2人は東京へ。一方で神奈備本部では18年間座ったまま動かなかった剣聖が立ち上がる!
毘灼を倒した薊だったが…
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
神奈備本部第一層「曲者処刑場」では薊奏士郎が毘灼の1人を倒していました。しかし、その手応えのなさに気味の悪さを感じています。毘灼のメンバーにしては弱いって事でしょうね。
薊は倒した3人の他にも4人いる事を聞いており、まだ来ない事にも疑問を持っています。この「曲者処刑場」を通らない限りは下には行けないのに… と。
そこで「まさか…」と何かに思い至ります。
他にも侵入方法を確保しているのでは?という事に気づいたんでしょうね。そして3人は囮であり、上層部の中でも頭一つ抜けている(実力が突出している)薊は引きつけられていただけでは?と。
後の展開を見れば、こういう事なんでしょう。
甲冑を着た毘灼の1人は本気を出しておらず、示し合わせた時間まで薊を「曲者処刑場」に留めておくのが役割だったのかもね。ワザと敗北したのは神奈備を油断させる為だろうか?
毘灼メンバー10人の容姿が判明
残りの4人は「曲者処刑場」の前にある… ここは受付でしょうか? そこに置かれたソファに悠々と座っておりました。全員が毘灼メンバーです。これで毘灼の構成員10名が全て登場した事になります!
![]() | 幽(統領) |
![]() | ???(松のおじさん) ※六平殺害の実行犯 |
![]() | 昼彦(酌揺の契約者) |
![]() | ??? |
![]() | 久々李 |
![]() | 斗斗 |
![]() | ???(薊に敗北?) ※六平殺害の実行犯 |
![]() | ??? |
![]() | ???(毘灼で一番強いと幽に言われている) |
![]() | ??? ※六平殺害の実行犯 |
まだ名前まで判明しているのは4名だけ。女性2人に男性8人で構成されているんですね。まだ甲冑を着ているのが性別不明ですが、おそらくは男性だと思います。
幽から毘灼で一番強いと言われている男はイケメンで、こりゃ人気が出るんだろうなぁと思いますよね。可愛らしいところもありますしね。かなり若そうで、昼彦(18歳)との関係性も興味深いですよね。
毘灼の構成員の出自
「曲者処刑場」の前の受付に座る老人が、やって来た幽からトイレの場所を教えるかどうかで賭けをする事になります。コインの裏表を当てるヤツです。幽が負ければ命を差し出します。
そこで幽が賭けに勝つんですけどね。それを受けて幽が、俺には「神」が憑いていると言うんです。神の加護があったから賭けに勝てたという意味なんでしょう。
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
この時、しめ縄の張られた神社か何か… 神域だろう場所が描かれたコマが挿し込まれるんですね。これこそ幽が信じる「神」が祀られる場所という事でしょうか。
注目は札に書かれた文字であって、それは見たところ‟漢字”ではないんですよ。よくわからない文字なんですね。どこか「サンスクリット語」に近いものを感じるんです。
それは移動術の「陣」を見ても明らかです。
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社巻墨の陣
毘灼の陣
巻墨が地面に描いた「陣」には‟漢字”が使われていたんですよね。一方で毘灼の方は、‟漢字”に見えない事はない… といった文字が幾つかあるだけなんですよ。そのほとんどは文字とも言えないようなもの。風車のような模様。
この「陣」の違い1つでも、冒頭の「有力な家系に属さない妖術」である事を示しているんだと思われますよね。そして構成員の関係性も出自も不明であると。この出自に今回の文字が絡むのかもしれません。
つまり、日本じゃない???
毘灼の構成員の出自は「小国」であって、全滅したハズの小国の民だから「亡霊」って事なのでしょうか。この可能性が一気に高まりましたよね!
それならばどうして日本式の神社のような場所に「神」を祀っているんだ?という疑問が出るんですけどね。その文字と言うのが「サンスクリット語」に近いのなら、毘灼のマークというのも文字なのかも。
毘灼が第五層に侵入を果たす
驚いたのが、神奈備本部第六層「結界核」で結界を張っている7人の1人が毘灼と通じていた事です。「入れ替わり常駐し」(第80話)という事でしたから、毘灼(or 神奈備内の内通者)と通じる余地はあったんですね。
その裏切り者と毘灼は時間を示し合わせており、AM10:00キッカリに結界に乱れを生じさせる手筈を整えていたんです。しかし、そこにいた亥猿さんに怪しまれた事で5秒早くやってしまうんですね。
示し合わせた時間はズレてしまったが、
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
それに合わせる事に成功して毘灼5人が結界内への侵入を果たします! この登場シーンはカッコイイです! もしも合わせる事ができなければ侵入できてません!
ところで結界を乱した職員が亥猿さんの妖術で倒されていますが、松の妖術は発動していません。気絶させるまでに止めたのかもしれません。そうならば亥猿さんの判断はとても早く的確です! そして確実に内通者ではない!
漆羽洋児の妖術
毘灼の5人が現れたのは第五層、ちょうど走っていた漆羽さんのすぐ後ろでした。2人が向かっているのは真打のある場所でしたね。毘灼の狙いも真打、あるいは最下層の剣聖という事なのでしょう。
2対5ですが漆羽さんは「大丈夫だ」と言います。
妖刀の命滅契約が切れた事で、再び漆羽さんの‟本来もつ自分の妖術”が使えるようになっているんですよね。これで毘灼5人に対抗すると言うんです。
目の前にいる毘灼は六平国重を殺害し、国獄温泉で自身を守ってくれていた伏見さん達の仇であります。燃えないワケがないんですね!
出典:カグラバチ|外薗 健|集英社
すぐさま構える漆羽さん!
どんな妖術を見せてくれるんでしょうか。二十年近くぶりという事ですが、漆羽さんの口ぶりからは心配な様子はありませんね。
まぁでも、おそらくは最終的にピンチになると思うんです。そこへ薊さんなどの神奈備上層部が駆けつけてくれるか、チヒロ&座村さんが来てくれるって展開なんだと思うんですけどね。
それにしたって漆羽さんの活躍に期待したい!
ハクリも頑張ると思うよ!!
まとめ
毘灼の構成員が全て明らかになったのは興奮しましたね~! まだ名前も妖術も不明な者ばかりですけどね。みんな個性的で魅力的なビジュアルをしていると感じました。
そして漆羽さん&ハクリの活躍も期待値高いよ~!
- 毘灼の1人を倒した薊さんだが、手応えのなさに気味の悪さを感じている
- 毘灼の構成員10名の容姿が判明
- 毘灼の構成員は小国の民の生き残りか
- 結界核にも毘灼に通じる者がいた
- 第五層にまで侵入した毘灼5人
- 漆羽さんの‟本来もつ自分の妖術”とは
東京の方も熱い展開が待ってる!
続きが楽しみですね!!
ありがとうございました!!
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