【カグラバチ 第91話の感想と考察】巳坂奈ツ基と北兜が激突!そこに漆羽が落ちて来て…!?

カグラバチ 感想と考察 カグラバチ

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年39号に掲載された「カグラバチの第91話「奈ツ基」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

白廻斬の愛刀は五尺大太刀‟鬼池華”。彼女は大太刀の欠点を解消しつつ、長さと重さを活かす剣捌きを見せる。獅子舞を斬った事でデバフをかけられピンチに陥ってしまうが、何とか裏切者を仕留めるのに成功。そこに毘灼・北兜が現れ──!?

一難去ってまた一難の展開です!

威葬を弾き返す北兜

漆羽さんの居場所を聞いた相手がハクリだったのを知った北兜。すぐさま刀に手をかけようとしますが、斬ちゃんが抜かせまいと足で押さえます。さらに斬ちゃんの斬撃を籠手で止める北兜!

北兜の籠手が硬いのか…

デバフの影響が強いのか…

首根っこを掴まれる斬ちゃんですが、斬りかかったのは陽動であり隙を作るのが目的。その隣ではすでにハクリが威葬の構え。しかし北兜は回避するでもなく「来い」と身構えます。なんとハクリの方が弾き飛ばされる!

ハクリはまだ治療を受けていたところを起こされたばかり。しかも威葬と蔵の両方の機能が損なわれ使用制限がかかっているかもしれない状態。そして威葬を使うのは今日3度目。

1度目は襲い掛かって来た神奈備職員2人に対して(第80話)。2度目は、首を切られた職員から爆ぜた松の妖術から身を守る為でした(第81話)

徐々に威力は落ちているとして、それでも一歩も動かずに堪えた北兜の実力は相当なものだと分かります。鼻血を出してはいますけどね。

ハクリが「あの時」(=宗也を倒した時)くらいのを振り絞れば… と言っています。斬ちゃんのピンチに力を振り絞ろうと考えるんです。ただし、それをしていればもうハクリの妖術は使用制限がかかってしまったかも。

そうならないように助っ人が現れます!

北兜の言動から毘灼はハクリの情報(顔・妖術)を共有しており、見つければ消すという手段に出ようとしている事が分かります。やはり「蔵」の妖術は邪魔なのかな。

キル・ユー

漆羽さんの居場所を「答える気がない」と答える斬ちゃんを北兜が斬ろうとした瞬間、何者かがハクリの背後の壁を四角に切り抜いて蹴り出します。空いた穴に十字の光。それは巳坂奈ツ基が構える2振りの刀の輝き!

あれって字幕? 笑

これって初登場時に聞いていた「赤多木ミツヒデ」の楽曲の歌詞だったりするのかな。絶妙にダサいんだけど「地元じゃ負け知らず」と言っていた地方出身ヤンキー独特の空気感をまとう巳坂奈ツ基ならでは、と解釈。

そのセリフを聞く斬ちゃんと北兜の表情が描かれますが、僕もこんな顔になるのかもしれない。

即座に斬りかかって斬ちゃんから北兜を引き離すナツキ。3年前に毘灼に兄(「刳雲」の前契約者)を殺された者だと自己紹介。相手の手の紋章を認め、お前は毘灼で間違いないな?と。

北兜の方も名を名乗りますが、その兄を殺した張本人である事を伏せるんですね。お前が勝てば張本人を教えよう、しかし俺が勝ったならば漆羽の居場所を教えろとね。

漆羽の名前に反応するナツキ。

ナツキの妖術は「雷躯」

俺の剣は生き抜くための剣じゃない
‟死闘の悦び”のためにある
死闘にて‟全て”を出し切ることで…
ようやくそれまでの研鑽は花開く
剣豪ならそれを叶えてくれる

出典:カグラバチ|外薗 健|集英社

これが北兜の考え方であり、それが理由で漆羽さんにこだわっているんですね。久々李とはまた少し違った考え方と言えるのかな。しかし2人の気質が合わないって事はなさそう。似通った部分はありそうです。

それを聞かされて腹を立てるナツキ。

「酌揺」の契約者として選ばれたのは自分ではなく漆羽さんだった過去。それから18年間1日も剣術から目を逸らさなかったという自負。過去の称号(漆羽)より目の前の剣豪(俺)だろ?と。ナツキが怒るのも納得ですよね。

斬ちゃんの時は防いだ甲冑(籠手)でしたが、ナツキの剣は通ります。「見た目によらず繊細な太刀筋」と言われていますから、ただ力任せって事じゃないんでしょうね。速く鋭い!

そしてナツキの二刀流がカッコイイ!

さらにナツキの妖術も開示!

それは「雷躯」と呼ばれるもので、雷の妖術でした!

これは面白い!!

まるで「刳雲」の能力の一つ‟鳴”です。体に雷をまとい、また放電する使い方もしています。まだナツキは知りませんが、兄の仇討ちとしてはバッチリなんですよ。

兄の巳坂伊武基の妖術は風系ですかね。名前がイブキ(息吹)ですし、「二人揃って最強だった」というのは風神・雷神を意味するのかなぁと。

北兜の方は甲冑を出現させて身を守りました。こちらの妖術は具現化系だと推測されます。‟人形”を作り出して操る妖術が使える事が判明していますし、甲冑も作り出したものなのでしょう。

漆羽登場

どうしてナツキは漆羽さんに対してイライラするのか。実は「酌揺」の件の因縁だけじゃなかったんです。舐められていると感じていたんです。それが‟呼び捨て”です(笑

これもヤンキー気質と言えるでしょうか。

これの前に斬ちゃんが「ナツキ!!」と呼び捨てにしているのを注意しているんですよね。いつも言ってるだろ「俺は年上だぞ」って。漆羽さんもナツキの事を呼び捨てにしていた。兄や座村さんの事は敬うのに、です。

漆羽さんは本当にナツキを舐めてたのかなぁ。

斬ちゃんが舐めているから呼び捨てなのは間違いなさそう。白廻逸夫に二度半殺しにされている事も理由としてありそうです。ただ斬ちゃんの場合は全員に対して平等に舐めてるので漆羽さんよりはマシなんだそう。

斬ちゃんは座村さんも呼び捨て。ちなみに漆羽さんは白廻逸夫に4度半殺しにされています(第88話)

ナツキも漆羽さんに注意していた様子ですが「他の皆はけっこう上だけどナツキは1コしか違わねェだろ? 友達でよくないか?」という理由で呼び捨てにしていたらしい。フレンドリーに接していたんですね。

漆羽さんからすればナツキは凄く気が合ったのかもしれませんね。歳を感じさせない。舐めてたのとは違うような気がするんですよね。ナツキに威厳がなかったのもあるのかな? かわいがられキャラなのかも(笑

そしてナツキも漆羽さんが生きているのを知らされておらず(斬ちゃんも漆羽さんを見て驚いてましたよね)、居場所を教えようにも教えようがないと考えていました。奴が死んでせいせいしたよ…と。

そこに天井が崩れ漆羽さんが幽と共に落ちて来る!

歓喜する北兜とは裏腹に、あのナツキの失望した顔!!

おお!! ナツキ!!
お前がいれば心強い!!

出典:カグラバチ|外薗 健|集英社

しかもすぐに呼び捨てで「お前」扱い! 笑

これによって「俺が勝てば漆羽の居場所を教えてくれ」という取り引き条件が失われました。漆羽さんの方から教える結果になりましたからね。ならば目の前の北兜が巳坂伊武基殺害の張本人だという事も早々にバレるんですかね。

そしてナツキはどう動くのか。

北兜の狙いは漆羽さんですが、漆羽さんは獅子舞のデバフをくらっています。万全の状態ではない。この場で北兜と戦えるのはナツキだけ。忌々しいと思いながらも漆羽さんを守るように動くのかな?

そして幽の動きも読めませんよね。

京都から座村さんが向かって来ている事を考えれば、北兜とやり合える剣豪というのは座村さんって事になるんでしょうか。しかしナツキに仇を討って欲しいし…。

まとめ

ナツキ、いいキャラしてますよね!

大好きになりました!

第91話の感想・考察まとめ
  • 今日3度目で威力が落ちているハクリの威葬だが一歩も動かず耐える北兜
  • ナツキの第一声は「キル・ユー」
  • 北兜の甲冑に刃を通すナツキの繊細な太刀筋
  • ナツキの妖術は雷の「雷躯」
  • 年下なのにナツキを呼び捨てにする漆羽
  • 漆羽登場で歓喜する北兜と失望するナツキ

次回が楽しみですね!!

ありがとうございました!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました