【カグラバチ 第95話の感想と考察】毘灼に与する長官・嘉仙の目的

カグラバチ 第95話 感想と考察 カグラバチ

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年44号に掲載された「カグラバチ」の第95話「横溢」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

壱鬼の‟懸念”は、真打を封印した3人の中に毘灼に与している者がいるのではないか?というもの。真打の封印は健在だったものの異変が起きる。実は封印前に玄力が込められていたのであった。

そして幽が真打の力を発動!神奈備の内通者とは──!?

サブタイトルの「横溢」とは、あるれるほど盛んなことです。

今週から2号連続カラーということでしたが、本編が下書き掲載になっており非常に心配ですね。かなり忙しいのだと思われます。体調面も心配されます。人気があるからこそですけどね。

本編が面白過ぎて目が離せませんが、少し掲載ペースを落とすなりしてもらって欲しいなぁというのが本音ですね。なかなか難しいのは分かっています。今が重要なのは分かり切っていますけれど。

ファンとして休んでくださいと願うべきか。とても面白いです、がんばって乗り切って!と声援を送るべきか。今の時代はもう前者が正しいんですよね。

各地に存在する妖術師一族

漣家のような有力な妖術師一族というのが古くから日本各地に存在している。それが日本地図を使って示されています。東京に1か所ありますが、それが漣家なのか神奈備本部を示しているのか。よく分からない。

北海道の北半分、そして広島県辺りから西が切れているんですね。あと四国の西半分。そこに何か秘密が隠れていたりするのだろうか。ちょっと気になる部分なんですよ。

22年前に突如として南東の海域に‟小国”が現れました(第66話)。雫下石が産出される島が現れるんですよね。その島はそもそも何処にあったのか。今回の地図で切れている場所にあったのかな?

日本国内に位置するも独立国のような位置づけの離島。そういうものがあったりしたのかな。‟小国”の王家というのは日本に反抗する妖術師一族だった、みたいなね。

嘉仙の目的と毘灼

第95話を読んで驚きました!

毘灼に与していたのは神奈備の長官である嘉仙だったのです。僕は違うのではないかと予想していたんですね。見事に外れました。まさか長官が裏切っていたとは… そりゃ今回のような事になりますよ。

おそらく彼だけではないと思うんです。神奈備上層部の中には嘉仙に同調して裏切っている者がいると予想します。しかもそれは六平派の中(もちろん薊奏士郎は除外)。

政府が妖術師組織「神奈備」を新設するも、日本各地の有力な妖術師一族は従わない。それを従わせるには‟圧倒的な力”が必要である。そう嘉仙は考え、妖刀を欲して毘灼と通じる道を選んだ。

目指すのは妖刀による‟秩序”!

そして日本全土の妖術師の支配!

これが嘉仙が毘灼に与した目的になるんですね!

意外でした。

果たして嘉仙の目的というのは毘灼と一致しているのだろうか?

毘灼の統領である幽は、日本に秩序をもたらす為に剣聖を消して真打を手にしようと企んでいるのでしょうか。いや、そうは思えないんですよ。秩序どころか、日本に厄災(蠱)をもたらそうとしているような気がします。

早い話が、嘉仙も座村と同じく口車に乗せられて利用されているに過ぎないのではないかな? 幽にとって嘉仙も捨て駒であり、利用し終えれば消すつもりなんじゃないのかなぁ。

この答えは、これから幽がどういう形で真打の力を使うかで見えて来ると思われます。神奈備本部で何をするつもりなのか。お前達を蹂躙するとは何の意味合いが含まれているのか。

剣聖に侵食される幽

真打の力を手にした幽でしたが、思いのほか剣聖の介入は強かった様子ですね。瞬時に乗っ取られるというのは回避できましたが、今にもヤバそうな雰囲気です。

そんな幽の様子を見て北兜が「仕事か」とつぶやいています。これはどういう意味なんでしょうね?

京羅の精神力と比類なき執念に比べれば幽のそれは大した事はないと思いきや。ひとつ深呼吸をして「蜈」を発動。漆羽とナツキを吹き飛ばす。そこで漆羽がナツキの髪を引っ張るのが面白い!(第49話参照です)

幽が剣聖に対してすぐに消しに行くと言っています。そして真打を完全にモノにしてやるぞと。ここまでが毘灼の今回の作戦の最終目的と考えて良いのでしょうか。

ただし、そこに現れたのが──!?

薊奏士郎の妖術

話を少しさかのぼりまして。

嘉仙がその目的を語り、そこにいる者達に対して妖術を使おうとした瞬間でした。薊のパンチが嘉仙の顔面に突き刺さります。このシーンはさすがに爆笑するでしょ(笑

肉体的に若いだけだと謙遜していたが、薊の妖術もかなりのものであり区堂の評価は間違ってはいない。そう考えながらも壱鬼が1つ舌打ちしています。

少なからず悔しさもあるんでしょうね。

幽の事を薊に任せ、自分は倒れた嘉仙の尋問の為に残っているんです。壱鬼としても薊が頭一つ抜けた実力者だと認めざるを得ない。しかし悔しさもある、みたいな。

幽の前に現れた薊──

彼の秘めた妖術とは一体?

いよいよ薊の妖術が見れますね。これは楽しみであります。真打の力に対抗するほどのものなんでしょうか。ただ、もうチヒロと座村が妖刀を携えて来るのが分かっていますからね。それまでの時間稼ぎなんだろうと思われます。

まとめ

次回は表紙&巻頭カラーになります。さすがに下書きではないと思うんです。来週の為に今週の作画を切り上げたのだと思うんですね。

おそらく来週のラストでチヒロ登場ではないかな?と。

第95話の感想・考察まとめ
  • 古くから各地に存在する漣家のような妖術師一族
  • ‟小国”のそもそもの存在地とは
  • 嘉仙の目的は妖刀による‟秩序”の形成
  • 嘉仙と毘灼の思惑は一致するのか
  • 嘉仙をパンチ一発で仕留める薊の実力
  • 剣聖に侵食されるも「蜈」を発動する幽
  • 幽の前に現れた薊

外薗先生のスケジュールと体調が心配ですが、それでも次回を楽しみに待たせてもらおうと思います!

ありがとうございました!!

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