この記事では、週刊少年ジャンプ2025年14号に掲載された「魔男のイチ」の第24狩「魔男とゴクラク」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
ジキシローネの予言を頼りにやって来たバクガミにいたのは魔女協会認定の危険人物「苛虐のゴクラク」だった。魔法を使い習得したイチに興味を示したゴクラクは「俺も魔男にしてくれよ!」と連れ出すのだった。
新キャラ「ゴクラク」良いっすよね~!
ゴクラクに翻弄されるデスカラス
とりあえず一緒に来てもらって詳しい話をしようとイチを連れ出すゴクラク。しかし、そうはさせるかとデスカラスが立ちふさがります。すぐさま ‟籠亀(トータル)”なる魔法で2人を捕獲。
そこでゴクラクはグリーヴ(すね当)にキスをして「適合20%」と唱え、‟前蹴(シンプルキック)”で籠を破壊して脱出します。前回の指輪(適合10%)に続いての使用ですね!
とにかく ゴクラクの技名が‟そのまんま”です(笑
ついでにデスカラスを「お嬢ちゃん」呼ばわり!
これに怒ったデスカラスは続いて…
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
さらに巨大な魔法 ‟象鐘(ディンドン)”で2人の捕獲を試みる!
そして見事にゴクラクを閉じ込めるのに成功。中から叩いているのかゴンゴン鳴り響く‟象鐘”。表情がとっても可愛いです。このまま協会まで持って行こうと言うデスカラス。しかし音が鳴りやみます。
…あり?
‟象鐘”をどかしてみると、地面には大きな穴が空いていて2人は消えてしまっていました。ただの力任せではない様子。ゴクラクが機転の利く者だと示す描写ですね!
対魔法用改造人間
「突貫~!」と地面から出て来たゴクラク。イチが「モグラになった気分だ」と言っている通り、モグラの様に穴を掘って移動して来たんですね。しかし出て来た場所が悪かった。
そこは山羊の群れのド真ん中だったのです。こっそり立ち去ろうとするゴクラクですが1頭が向かいかかります。一瞬にして首を狩るゴクラク。ここでは装甲を使用しておりません。
山羊のフンで汚れた体と服を洗おうと川に飛び込む2人。その時に見せたゴクラクの背中には、背骨に沿って異様な物が突き出していました。「お前は一体なんなんだ?」とイチ。
腕につけた装甲などはゴクラクが作ったものであり、それは「魔法具」の類みたいですね。そして、男でもそれを使用したり、魔法に触れたりできる様に体を改造している。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
ゴクラクは「対魔法用改造人間」だった!!
ゴクラクの身体の秘密とは?
果たしてゴクラクは自身の身体をどう改造しているのか。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社ゴクラクの背中にあるものとは?
あの背骨に沿って突き出ている「異物」に秘密があるのだと思われます。何かを埋め込んでいると言えるでしょうか。これが男なのに魔法具を使え、魔法に触れる秘密だと思われます。
その「異物」が何かと考えるに、
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社雷狐の魔法の「魔法石」をゲット
魔法を習得した時に獲得できる「魔法石」なんだろうと予想します。これを砕くなりして背骨に移植しているのではないだろうか。もちろんゴクラクは「魔法石」をゲットできないハズなので貰ったか盗んだのかな。
ゴクラクは男だから「魔法石」は何の役にも立たない。しかし身体に埋め込む事で、「魔法石」とゴクラク本人と魔法具が「適合(シンクロ)」して魔法に触れる事ができる。
こういう理屈ではないだろうか?
ゴクラクが狩りたい魔法
魔男の秘密が知りたいゴクラクは矢継ぎ早にイチに質問。しかしイチは先に山羊を捌きたいと言います。さくさくと手際よく山羊や川魚を捌く様子を大人しく眺めているゴクラク。まるで弟です(笑
洞窟を開いて火を起こし、狩った獲物を食べながら語り合う2人。ゴクラクはウロロを食べてみたりもします。そんな時にイチが先ほどのゴクラクの言葉の気になっていた部分を聞きます。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社お前の言っていた狩りたいやつって…
ゴクラクが「どうしても狩りてぇ魔法(やつ)がいてさ…」と話しているんですよね。これまでゴクラクは魔法に対して何度も「習得させろ」とは言っていますが、「狩りてぇ」と言うのはこれが初めてです。
ゴクラクは寝てしまって答えは聞けなかった。
ゴクラクの言う狩りたい魔法というのが「反世界の魔法」なら話は早いんですね。ジキシローネの予言とも合致しますから、魔法協会との交渉もできそうです。
ただ、ゴクラクが狩りたい魔法が、「反世界の魔法」を習得するために必要となる魔法という方向もアリです。「反世界の魔法」に行くまでにワンクッション置く可能性もあるんですね。
どちらかと言えば後者でしょうか。
ゴクラクが狩りたい魔法は「反世界の魔法」ではなさそうな気がしてます。そんなにトントン拍子にはいかないんじゃないか?と。そうなると危険人物であるゴクラクをどう仲間として魔女協会に認定させるかが問題です。
どうなんでしょうね?
ウロロの誘惑
イチが寝たところでウロロが顔を出します。「魔法心円(マジックサークル)」で繋がるウロロにはイチが熟睡した事がわかるんでしょうね。よし、今だ… みたいな。
「魔法心円」については第19狩で登場していました!詳しくは上の記事で取り上げていますよ!
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
それはまさに‟悪魔の囁き”と言えるものです。魔男になりたいのなら、イチの命を取れと言うウロロ。この誘惑にゴクラクはどうするのか。
そう来ますよね!
「主人が死ねば魔法は自由になれる」というルールがあるんです(第2狩)。これをウロロは狙っているんですね。ただしゴクラクにウロロが習得できるかはわかりません。イチが習得できたのは「0.001%」の確率をモノにしたから。
おそらくウロロにはゴクラクに習得されるつもりはないのでしょう。ただしゴクラクが魔男になりたいのならイチを消せば良いというのは間違っていません。ウソじゃない。
どうするんだろう。
これからゴクラクがイチの命を狙いつつ、パーティー内に入るというのも面白いんですね。いつか寝首を搔いてやろうと思いつつ同行。そんな関係性が冒険を経て絆を形成して行く、みたいな。
こういうのも良いですよね!ゴクラクの性格とも合う様な気もしますし。「苛虐」の異名もそのままに仲間入りできます。争いながら互いに高めて行く。
そのパターンで来るのかなあ。
まだゴクラクには、ウロロの誘惑を蹴ってイチの命は取らないと言い切る程の想いは出来上がっていない様な気がするんですね。今の彼ならば魔男になれる方を取ると思うんです。
よって、ゴクラクが誘惑に乗ってイチの命を取ろうとする。しかし、そのゴクラクの‟殺気”にイチが目覚めて防御からの反撃。その凄まじさにゴクラクは降参って流れじゃないのかな?
どう予想されます?
次号は表紙&特大5P巻頭カラー
そして嬉しいお知らせがありましたよ!!!
出典:WJ2025年14号新章バクガミ編突入記念
次号はとんでもない事になります!!
- 5ページ彩色
- 表紙&巻頭カラー
- 24ページ掲載
連載開始の第1狩の次に第15狩で表紙&巻頭カラーでしたでしょ。その次が第25狩で表紙&巻頭カラーですよ。こりゃ相当ですよね!確実に看板へと突き進んでいます!
だって面白いもん!!
まとめ
想像以上にゴクラクのキャラも立ってますし、様々な言動・表情が魅力的に描かれているなぁといった印象です。イチの弟子ポジション、そしてデスカラスとは仲良くはなれないでしょ(笑
- デスカラスでも捕獲できないゴクラクの機転
- ゴクラクは「対魔法用改造人間」だった
- 背中の異物は「魔法石」ではないか
- ゴクラクが狩りたい魔法は「反世界」ではない?
- ウロロの誘惑にゴクラクは乗るのかも?
- 次回は5ページ彩色+表紙&特大巻頭カラー24ページ
さぁどうなるんでしょうか。
次週が今から待ちきれません!!!
そして最新2巻については下の記事から!!
ありがとうございました!
コメント