【魔男のイチ 第28狩の感想・考察】バクガミの真の恐ろしさが判明!イチに芽生えた「知らない感情」とは!?

魔男のイチ 第28狩 母親の死を笑顔で語るリチア 魔男のイチ最新話

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年18号に掲載された「魔男のイチ」の第28狩「知らない感情」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

神とされるバクガミ様を攻撃したイチとゴクラクは国内全域に指名手配されます。イチが処刑されれば共に命を落とす事になるデスカラスは真っ青。元より国の重要指名手配犯だったゴクラクは実はリチア王女の弟と判明し…

この続きですね!

今回は「悲しみを食べる奇跡のバク」とされるバクガミの真の恐ろしさが判明します。思っていたよりも悪辣な魔法でした。それを知ったイチにも心境の変化が訪れます。

バクガミが吸い取るのは「悲しむ心」そのもの

魔男のイチ 第28狩 バクガミの野郎が吸い取るのは悲しみなんて生ぬるいもんじゃねぇ「悲しむ心」そのものだ
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

「幸眠の魔法」バクガミが吸い取っているのは‟悲しみ”などという生ぬるいものではなく、「悲しむ心」そのものだったのです。喜怒哀楽の‟哀”を欠落させていたって事だった!予想のさらに上でした。

大好きだったと言う母親が亡くなった事実を笑顔で話すリチア。このシーンは本当にゾッとしました。その前のゴクラクに友達ができたと喜ぶ表情と何ら変わらないワケです。ここはセットに描いているっぽい。

ワンピース 第943話 「SMILE」の副作用

出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

ONE PIECEに登場する人造悪魔の実「SMILE」の副作用に似た部分がありますが、それよりも酷いと言えるかもしれません。「SMILE」の方は表情を失っているのであり、悲しむ心までは失っておりません。悲しいのに笑ってしまう。これも酷いのは確かですけどね。

大切な故人を偲ぶという、思いやりや優しい気持ちまでも奪い取ってしまう。母親の命日など忘れたかのようにバクガミの事ばかり話すリチア。ここがゴクラクには我慢がならない。あんな人じゃなかったのに… と。

やはりバクガミを習得して「悲しむ心」は取り戻すべきだと思います。それは人間として持っておかねばならない感情だろうからです。一説には「悲しい」という感情は動物にはなく人間特有の感情なんだとか。

もちろん「悲しい心」を取り戻せば、再び辛かった過去を背負う事になるのですが。それを取り戻さなければ、バクガミによってもっと酷い事をされてしまう。それこそ死に至る。この両天秤なんだと思うんですね。

バクの体内には沢山の「辛」という文字の書かれたお札があります。おそらく吸い込んでもらっても‟悲しみ”は消えたワケじゃない。バクガミが何をして来るのかは不明ですが、きっとイチに習得してもらって「悲しむ心」を取り戻した方が良い結果が待っているハズ。

バクガミがいなくなれば観光資源を失い、「バクガミ国」はまた貧乏になってしまうんでしょうけどね。バクガミの企みが露見し、これを教訓として力強く生きて行くって流れになるのかな。再び「カガミ王国」に戻るっぽいですけどね。

まぁ何か明るい未来は提示されると信じています!

イチに芽生えた「知らない感情」

リチアに会わせ、バクガミがどんな魔法であるかをイチに分からせたゴクラク。もうここで降りるのはナシだと脅すゴクラク。バクガミを習得するには「魔男」であるイチがいなければ成し遂げられない。

しかしイチは言います!

これまでは自分の為に生きて来たから、誰かの為に動くという事が分からなかった。ここまでついて来たのも、バクガミを攻撃したのもその魔法に興味があったから。別にゴクラクに言われたからじゃない。

魔男のイチ 第28狩 イチ「俺は今 おまえのために何かしたい!」
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

今 初めてゴクラクの為に何かをしてやりたい、力になりたいという感情が湧いた。こんな感情は初めてだとイチは言います。キラキラとした真っすぐな眼差しで語るイチ。

ゴクラクがリチアを想う「家族愛」というのがキーになっているんですかね。イチがデスカラスと家族になっていたというのが1つのターニングポイントと言えるでしょうか。それがあったからこそ、ゴクラクに対して初めての感情が芽生えた、と。

感情の面でもイチの成長譚になっているんでしょうね。精神面と言うべきでしょうか。これからドンドン人間(魔男)として深みを持って行く事になりそう。まだまだ魅力的なキャラとして成長して行きそうで楽しみ!もちろん今のイチも好きですけどね!

そして、イチの気持ちを受け止めただろうゴクラクの方も何かしら心境の変化が訪れるのかもしれませんよね。脅すなんてする必要なかったのに。リチアの事からしてゴクラクって根は優しい奴なんですよ。

ゴクラクの体の秘密

魔男のイチ 第24狩 ゴクラクは「対魔法用改造人間」
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社

ゴクラクの「対魔法用改造人間」の秘密の一端が明かされました。まるでゴジラの背中みたいになっていた部分。それは魔法具を埋め込んでいる様子です。

魔法石かなぁと予想したんですけどね。違ってました。

背骨にそって埋め込んだ魔法具と、身に着けている装甲を「適合(シンクロ)」させる事によって、ゴクラクは男なのに魔法に触れたり攻撃を当てたりするのを可能にしているのかな。

ここはもう少し説明が入りそうです。

まとめ

この第28狩はとても重要な回になっていると思います。まずバクガミを習得すべき理由が明確になった事。そしてイチに芽生えた感情ですね。これは「師弟血判状」から繋がっているのであり、‟家族”というテーマがポイントになってそうな。

次回、こんな話とは全く知らないだろうデスカラス達が面白おかしく右往左往する事になるんでしょうか。もう3日後の式典に行きそうなテンポの良さもありますけどね!

第28狩の感想・考察まとめ
  • 母親の死を笑顔で語るリチア
  • バクガミは「悲しむ心」そのものを吸い取っている
  • ゴクラクは背中に魔法具を埋め込んでいる
  • イチに芽生えた初めての感情とは、ゴクラクの為に何かをしたいというもの

断然 面白くなって来たーーー!!

キャラそれぞれの魅力の増し方がハンパないっす!

ありがとうございました!!

ひっし

皆さんとジャンプの話で盛り上がりたくて当ブログを立ち上げました!

これから取り上げるマンガも増やして行きたいと思っています。もしも「あのマンガの感想・考察」も読みたいなぁってリクエストがあればヨロシクです!

ひっしをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました