この記事では、週刊少年ジャンプ2025年19号に掲載された「魔男のイチ」の第29狩「作戦開始」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
バクガミが人間から吸い取っていたのは悲しみなんて生ぬるいものじゃなく「悲しむ心」そのもの。ゴクラクは姉であるリチアの感情を取り戻したかったのです。その話を聞かされたイチに初めての感情が芽生え…
ここからですね!
イチにできた友達
デスカラス班の女子チームはバクガミ国からの歓待を受けながら、指名手配犯(イチとゴクラク)を捕まえる為の作戦会議に参加させられていました。とにかく今は話を合わせるしかない。
どこかのタイミングで抜け出し、先に2人を捕まえなければと話していたところ… なんとイチの方からやって来ちゃいます。またモグラみたいに穴を掘ってやって来たのでしょうか? 笑
一緒にバクガミを習得するのを手伝って欲しいと言うイチ。その理由を聞かされたデスカラスですが、おいそれとゴクラクを信用する事はできません。彼は魔女協会認定危険人物。
ゴクラクを信用する根拠を問われたイチ。それに対して‟野生の勘”という何の根拠にもならない回答をするんですけどね。極めて強い魔法に対する敵意が魔女協会の邪魔になっただけで、ゴクラクの言葉に嘘はないだろう事。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
そしてゴクラクとは友達になったから、その友の言う事は信じたいというイチの言葉。これによりデスカラスもバクガミ習得に協力する事を決めた様子。それでもちゃんとイチに対して釘をさしておく事も忘れません。
どうやらイチの「友の言うことは信じたい!」という言葉が大きなポイントになっているんです。そこでデスカラスがニコっとしているんですよね。ここでデスカラスの心が動かされているっぽいのです。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
イチのその言葉に「リブロ」という謎の少年(デスカラスの弟?)を思い出したのか。前回のリチアのような感情が背景にあるのか。何かしらあるのだろうと思うんですけどね。
犬の遠吠え作戦
ともかくまずはバクガミの調査が先決。バクガミの正体や習得条件を調べるのは近づかねばならない。しかしバクガミの警備は固いという事でデスカラスが選択したのが「犬の遠吠え作戦」。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
デスカラスが「犬」と言えばそれはイチであり、イチが魔法具だろう拡声器を使って遠くからバクガミに対する罵詈雑言を叫びます。そして‟氷鮫(ウルワシ)”に乗って飛び、デスカラスの口添えもあって警備隊を引きつけるのに成功!
しかし1人だけはデスカラスの口車には乗らずバクガミの側を離れようとしないので、「アチョウ」と首元にエルボーをかますデスカラス。何が「作戦通り!」だ(笑
ここまでクムギの姿が見えません。
クムギはクムギでデスカラスから何らかの指示を受けて行動中と考えて良いのかな。もしかするとリチアの方に向かっており、そちらで何か調査したりしているのかなぁと。これ以外に行くような場所に思い当たるものがありませんね。
‟告解”による大暴露大会
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
人払いに成功してバクガミに近づいたデスカラスは、いきなり‟告解(ゴルゴンダ)”の魔法を唱える策に出ます。‟告解”とは「全てを語らせる魔法」です。反世界の魔法にも使用しましたが、その時は破られています。
今回はどうだろうか。
デスカラスが「大暴露大会」が始まると言っているので、今回は通じるのだと思われます。バクガミは聞かれた事の全てを語ってくれるんじゃないかな。色々と暴露しちゃうのでしょう。
もうバクの中に潜んでいる奴がいるという‟正体”は読者に明かされていますしね。これをデスカラスも知る。さらに、これからバクガミが何をしようと企んでいるかを明かすのも頃合いと見て良さそうなんです。
問題は習得条件です!
バクガミの習得条件とは
次回、おそらく‟告解”によってバクガミの習得条件が明らかになると予想します。それが分かった上でバクガミの攻略作戦がスタートするものと考えています。そうそう簡単な条件ではないのでしょう。
ではバクガミの習得条件とは!?
第26狩のラストでイチが‟雷狐(イナヅリ)”を当てた際に「電撃では起きないな!」と言っています。ずっと眠っているバクを起こすのが習得条件なのだろうか。しかし10年前にバクは眠っていませんでしたしね。これは違うのかな?
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
おそらく外側のバクではなく、中にいる人型の方に何かをする必要があると思うんです。この正体の方に習得条件が設定されていそう。バクの体内に侵入しての戦いになりそうな。
あいつを倒せば良いんですかね?
バクの体内には「辛」と書かれた札が何枚もあり、これを「幸」に変えてバラ撒くって展開になるのならね。人々に戻って来るのは「幸せ」って形にできそうなんだけど。そういうのが習得条件に関わって来るのだろうか。
あとはバクガミ国に来てまず習得した「檻蜘蛛」の魔法を使う必要が出て来るのかどうか。これが必要となって来るのなら、それを習得したイチこそがバクガミを習得する流れになります。こうなるのが最も綺麗な展開と言えそうですが… さて。
さぁどんな習得条件が明かされるのだろう。
まとめ
次回のデスカラスによる「大暴露大会」から本格的にバクガミ習得に向けた戦いがスタートするのだと思われます。また‟告解”が破られるとは考えておりません。大丈夫のハズ!!
- イチの「友の言うことは信じたい!」の言葉に微笑むデスカラス
- 犬の遠吠え作戦とはイチによる警備隊の誘導
- クムギの別行動はデスカラスの指示?
- ‟告解”による「大暴露大会」がスタート
- バクガミの習得条件とは?
デスカラスの‟告解”にバクガミは為す術ナシなのか。
見逃せませんね!
ありがとうございました!!
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