この記事では、週刊少年ジャンプ2025年21号に掲載された「魔男のイチ」の第31狩「挑戦者」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
‟告解”による尋問によりバクガミの魔法名が「幸辛の魔法」である事、習得条件が「10年溜め込んだ悲しみを全て1人で受け止める」と判明。ただし習得の試験を受ける挑戦者を指名できるのはバクガミ本人であり…
リチアの名前が出た所からの今回になります!
バクガミが奪う「悲しむ心」とは
まだ‟苛虐”と呼ばれる前、幼き日のゴクラクと母の回想からスタート。
ゴクラクは男でも使える魔法具を考えており、自身の研究で国を再興させてみせると意気込んでいます。国を想い、母を想う優しい少年だったんですね。そんなゴクラクを母は優しく見守っていた。
そして10年前に母が亡くなる。
この時にリチアがバクガミを抱きしめ、母を亡くした彼女から「悲しむ心」が吸い取られる。それで何が起きるのか。より具体的に分かって来ました。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
吸い取ってもらった「悲しむ心」の根源となっている人物に対する、あらゆる感情が失われているって感じでしょうか。ただし体は覚えていて、母の事を言われると涙が出る。しかし感情がないから、その涙が何であるかが分からない。
次のシーンのゴクラクの父(国王)にしても、ゴクラクに対する「悲しむ心」と共にあらゆる感情が吸い取られ欠落したから「どうでもよい」という言葉が出るんだと思われます。‟息子”というのは分かっているだろうが、その関係性に何の感情も存在しない。
あの時 ゴクラクがもし「悲しいのは姉のことか?」と言われ、その悲しみを消されていれば… ゴクラクは姉リチアに対するあらゆる感情を失っていた事でしょう。
ここまで胸くその悪い魔法は初めてかも!
バクガミをぶん殴るために10年捧げた男
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
それからゴクラクは魔法具の研究に邁進、自らの体の改造にも着手します。それはバクガミを俺が止めるという一心からです。ずっとゴクラクは1人で戦っていたんですね。
そして回想が終わり、10年分の悲しみを受け止める者としてゴクラクが名乗りを上げる。ここでデスカラスが「私がやる!」と引き留めるのですが、そのゴクラクの並々ならぬ決意の固さに何か気づいた様子ですね。
どこまでもフザけたバクガミが持ち出したのは巨大ルーレット。運命の針を回して挑戦者を決めようとするも、ゴクラクからすれば俺がすると言ったら俺ですからね。魔法のルールとか関係ないんです。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
上の「俺がっ なんとかしないと」からの10年!魔法具を研究し自らを改造しながら、ゴクラクもまた10年分の‟怒り”を溜め込んでいたんですよね。そっちが10年ならコッチも10年溜めてんだよ!それをバクガミにブチ込むわけです!
「適合50%」の‟殴打(シンプルパンチ)”の連打でバクガミに迫るところは、先の習得できもしないのに習得させろと「檻蜘蛛」に迫った時と同じですね。もうゴクラクには話なんて通じません! 笑
イチがやって来た
ゴクラクによって破壊されたルーレットを再び出したバクガミ。今度のボードにはリチアの名前しかありません。このルーレットというのもバクガミからすればルールなんですかね。しないとダメなの?
針が止まりすれば決定となる その時!
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
イチが降って来てバクガミの上に着地! そして少し曲がっているもののルーレットの針を自身に向けるかのように持っています。もう挑戦者イチで決定っしょ!!
おそらくですが、即座にイチから「反世界の魔法」の匂いをかぎ取ると考えています。前回デスカラスからかぎ取ったのよりも濃厚な残り香がイチから漂っている筈だからです。
そうなるとバクガミのヘイトはイチに向く筈なんですよね。
これで役者が揃ったって感じですかね。あとは記録係のクムギちゃんにも来てもらわないとダメなんですが、すぐ近くにいてくれてるのかな?
まとめ
ゴクラクもまた10年分溜め込んでいるものがあり、ぶん殴るという形でバクガミ1人に受け止めさせたのは良かったですね。もうあとはイチの出番ですから。任せていい!
- ゴクラクは幼い時から男が使える魔法具を研究していた
- バクガミは「悲しむ心」と共に、その人物に対するあらゆる感情を奪っている
- リチアは母を、国王はゴクラクの感情を吸い取られていた
- 挑戦者にゴクラクもデスカラスも名乗りを上げる
- バクガミに10年分の想いをぶつけたゴクラク
- ラストでイチ登場!
イチが習得条件をクリアするとすれば?については前回の記事で予想しています。それは全く小細工ナシの場合なので、次回どうなるかでまた予想が変わるかもしれません。
次回の展開に注目したいです!!
ありがとうございました!!
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