この記事では、週刊少年ジャンプ2025年33号に掲載された「魔男のイチ」の第42狩「自覚せよ」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
リチアに手を引かれてゴクラクが見たのは、国を救った英雄だと自身を讃える国民の姿でした。もう自由だと背中を押されたゴクラクはイチの下に走ります。イチのために何かをしたいと叫ぶゴクラク!
幸辛の魔法とは
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
イチが習得した「幸辛の魔法」とは、その名の通り‟幸せ”と‟不幸”をもたらす魔法であると判明しました。何も「辛(悲しみ)」だけを吸い取り、それを返すというものではないんですね。
それなのにバクガミが「辛」だけに特化していたのは、「不幸」こそが何よりも美しいものであるという思想を持って顕現していたからなんですね。「幸せ」の方もしようと思えばできた。
これにより魔法の幅が広がりました。
習得したイチが「幸辛の魔法」を使うとすれば反人類魔法に対してになるのでしょう。反人類魔法が幸せに感じる事は人類にとって不幸な事であるハズです。人類が嫌がる事をするから反人類魔法なのだから。
ならば反人類魔法から「幸せ」を吸い取れば、人類に対して不幸な事をしたいという心を失わせる事ができるハズなのです。あとはその吸い取った「幸せ」を何にどう返すのかを考えれば良いんですよね。
これは非常に興味深い!
‟主人としての自覚(マスターシップ)”
イチの魔法心円(マジックサークル)にバクガミが新加入。ウロロによると入って来るなり泣き続けており、反世界の魔法に対する謝罪を繰り返しているようです。他の魔法も困ってますね(笑
習得されれば強制的に従うようになるかと思えばそうではなく、バクガミはイチに対してすごく反抗的です。ウロロに対する恐れも持っておらず、面と向かって罵倒しております。
習得されても自我を保っているんですね。
そこでイチは、従わないのなら反世界の魔法に向けてお前を使うぞ?と脅しをかけます。その言葉に流石のバクガミも従順な態度を取らざるを得ません(声は小さいですけどね 笑)。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
そのイチの姿を見たウロロが、‟主人としての自覚(マスターシップ)”を身につけやがったと脅威に感じているんです。それは「使役力」と呼ばれるものであって、魔法にとって一番厄介な能力だと言う。
そこで「使役力」が必要になって来るのかも。
魔女が‟マスターシップ”を発揮する事で、習得した魔法を思うままに使いこなせるようになる。魔法心円の中の魔法を統率し、魔法同士でイガミ合う事もなくす事もまた良い結果を生むのかもしれません。
第2話でウロロは「クソ魔女たちに協力して同胞狩りなんざ ごめんだね」と話しています。だからこそイチが‟マスターシップ”に目覚め、魔法に対する「使役力」を身につける事が気に入らないのでしょう。それだけ同胞狩りに利用されるからです。
クロロもまたイチに服従しているワケではない。
マンチネル魔女協会にやって来たゴクラク
カガミ国を出るゴクラクに対し、リチア王と前国王の父をはじめ多くの国民が見送りに来てくれました。ゴクラクが父と抱き合うシーンはグッと来るものがありますね。本当に良かった。
笑顔で別れたゴクラクでしたが、一転して馬車の中では顔色がすぐれない。それもそのハズ、行き先がマンチネル魔女協会だからです。ゴクラクは魔女協会指定危険人物であり、これまで魔女に対して散々迷惑をかけていた。
魔女協会にはゴクラクの事を快く思っていない魔女が沢山いるのでしょう。そこへ乗り込む事になるんですよね。これが次回からのストーリーの軸となって行きそう!
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
待ち構えていたのは3人の魔女──
- 黄金の魔女 マネーゴールド(協会長)
- 追究の魔女 シラベドンナ
- 銀雪の魔女 チクトゲ・トゲアイス
問題はトゲアイスになるでしょうか。いつものキリッとした表情なのか、もう今にも文句を言いたいといった表情なのか… ちょっとまだ分かりませんけれど。
シラベドンナは「対魔法用改造人間」であるゴクラクの体を調べたくて仕方がないといった感じですよね。こちらは問題なさそうな気がします。ゴクラクにとっては迷惑な事になるかもだけど(笑
そしてマネーゴールド。ニコッと笑って「歓迎しますよ」と言ってはおりますが、しっかり「魔女協会指定危険人物」と呼んでいますからね。腹の中はまだ分かりません。
この3人以外の魔女が横から出て来る可能性も高いんですね!
ゴクラクによって最も魔法習得の邪魔をされた魔女というのが控えているのかもしれません。そろそろ魔女の方も新キャラ登場という展開が待っているのかもしれませんからね。
これから裁判でも始まるのかな?
まとめ
いよいよ次回から新章の開幕でしょうか。あるいは幕間といった感じになるのかもね。ともかくゴクラクは腕を治さなければなりませんので、どうにか認めてもらわないといけませんね!
- 幸辛の魔法は人々に「幸せ」と「不幸」をもたらす魔法
- 反人類魔法の「幸せ」を吸い取ればどうなるのか
- 習得されても従わないバクガミ
- イチがバクガミの主人である事を認めさせる
- イチが身につけたのは‟主人としての自覚(マスターシップ)”
- イチの「使役力」を警戒するウロロ
- 魔女協会にはゴクラクに邪魔をされた魔女が沢山いる
- 魔女協会でゴクラクを待ち構えていたのはマネーゴールド達3人
次回が楽しみであります!!
ありがとうございました!!
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