この記事では、週刊少年ジャンプ2025年35号に掲載された「魔男のイチ」の第44狩「おくりもの」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
マンチネル魔女協会はカガミ・ゴクラクを特別補助隊員に任命。新デスカラス班の結成です。魔男のイチを全世界に公表する為のお披露目パーティーが開催される事になったのだが、その来賓者の中に姉の名前を見つけたクムギは表情を一変させる。
最新コミックス4巻が8月4日(月)に発売されます!表紙はゴクラクになります。第26狩「バクガミ様」からが収録されるんですよね!おまけページの方も楽しみです♪
魔女候補生‟筆頭(カピタン)”
冒頭── 机に‟あご乗せ”してるイチはまるで大福餅のような膨れっ面。かわいい。机には沢山の文書が置かれ、分厚い本が積まれています。何をしているんだイチ(笑
ここ数日パーティーの衣装合わせや必要書類へのサインなどで一歩も外に出してもらえない状況で、今はトゲアイスによる座学を受けているいるんです。じっとしていられないイチには苦痛以外の何物でもない!
イチが教わっているのは「最低限の魔法知識」や「魔女協会の歴史」で、魔女協会の上層部も揃って出席するパーティーに向けて最低限の知識を持とうという事なんですね。
魔女は「マンチネル魔女学院」で勉強を受けた者がほとんどでしょうから、イチが「魔男」を名乗るならある程度の教養は持っていてくれないと困るワケだ。パーティーでは色々と話しかけられるでしょうしね。
そんな話の中、クムギの姉の話が出ます。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
スピカ・ハーヴェストというのは魔女の位に最も近いとされる魔女候補生‟筆頭(カピタン)”の一人として知られ、優秀だと評判になっているそうです。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社マンチネル魔女協会のピラミッド
スピカは「魔女候補生(上級生)」の中でも上位の成績を残す者達の1人であり、もう少しで魔女になれるところまで来ているんでしょうね。クムギはその下の「魔女候補生(下級生)」。
トゲアイスから姉について褒められているのに、クムギはあまり嬉しそうな表情をしておりません。恐縮しているといった表現が正しいでしょうか。そんなクムギの様子を不思議そうに覗き込むイチ。
通貨(マジー)
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
イチが経理部受付でお金を手にしました。通貨単位は「マジー」で、通貨記号は二等辺三角形の底辺を伸ばしたようなものになっています。紙幣と硬貨があるみたいですね。
トゲアイスは「この大陸で流通している硬貨」と話しており、クムギによると「世界で一番流通している通貨」という話。この世界において大陸というのは1つだけなのでしょうか。あとは島なのかもね?
イチがお金を手にするのは初めてではなく、これまでにも何回か使った事があるそうです。しかしマジーとは違う硬貨だったそう。地域通貨と呼べるものも存在している様子ですね。
魔女と認定された者には活動資金や任務報酬が与えられ、当然イチにも振り込まれているハズでした。しかしデスカラスがイチの口座を作り忘れており、その資金を着服している疑いが出るという…(笑
それでデスカラスはカチコチの氷漬け。
デスカラスとしては一旦預かっていただけだと無罪を主張しますが、トゲアイスは到底信じられないといった感じです。トゲアイスは少女時代からデスカラスと付き合いがあるだけに、その性格も行動も熟知しているっぽい。
とてもデスカラスの証言は信じられるものではないのでしょう(笑
500マジー硬貨2枚で計1000マジーを手にしたイチは、社会勉強として実際にお金を使って来る事となりました。外に出れると歓喜するイチ!
イチが買ったもの
ナタリーのメインストリートにやって来たイチとクムギ。ここは第4狩でも登場しましたね。ここでイチとクムギが初めて出会う事になったんでしたね。ある意味で思い出の場所と言えるでしょうか。
デスカラス関連商品も再登場です(笑
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社デスカラス列伝
しかし第4狩の「デスカラス列伝」を超えるインパクトはありませんでした。あれは凄かったもん。ただし、流れるデスカラスを讃える歌が‟本人歌唱”というのなら違ってきますけどね。定かではない。
色々と見て回るのですが、どうしても買いたい物が決まらないイチ。そこで「クムギなら このお金 何に使う?」と聞くんですね。クムギから出た答えは「贈り物を買うかも」と。
そこでイチが買ったのが「星菓子」と書かれた星の形をしたキラキラとしたお菓子が瓶詰めになったもの。金平糖に近いでしょうか。とっても可愛くてオシャレなものです。
それはデスカラスへの贈り物であって、
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
クムギから言われた通り、「俺と家族になってくれてありがとう」と感謝の気持ちと共に渡すんですね。この時のデスカラスの表情たるや!
受け取った後にデスカラスがトゲアイスと会うのですが、どんな表情をしているのか描かれません。描かないからこそデスカラスの表情がよく分かるんですよね。こういうの本当に上手だなぁと思うんです。
クムギの「おくりもの」
今回のサブタイトル「おくりもの」というのはイチだけじゃないんですよね。実はクムギもまた「おくりもの」を買っていた様子です。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
クムギが見ているお披露目パーティーの来賓名簿の横には「お姉ちゃんへ」とのメッセージが添えられたクッキーが置かれています。お姉ちゃんとはスピカ・ハーヴェストで間違いなさそうです。
クムギもまた「想ってても面と向かって言えないこと」がスピカに対してある。それを贈り物(クッキー)と共に渡そうと思っている。こういう事なんでしょう。
つまりクムギから姉スピカに対して嫌な気持ちはないんですよ。嫌ってはいない。これは確定で良いと思うんです。イチがデスカラスを想うのと同様の気持ちがクムギにもあるんです。
スピカ・ハーヴェスト登場
そして訪れた宴の日──
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
マンチネル魔女協会 調査部第一調査室・室長であるスピカ・ハーヴェストがやって来ました! 従えているのは調査室の魔女候補生でしょう。「第一調査室」という事は筆頭も筆頭なのかな?
驚いたのが眼帯をしている事です。
何かあるんでしょうね、コレ。
スピカは「さて クムギちゃんはどこかしら?」とニコニコですが、その下のクムギは浮かない表情をしているんです。これから「おくりもの」を渡そうって表情にはとても見えません。
問題があるとすればスピカの方だと思われます!
その笑顔は真に受けない方が良さそうだなぁ。
やはり気になるのは眼帯でして、そうなった原因にクムギが関係しているのでしょうか。怪我をしているのなら、それが無ければ私は今頃は「魔女」よ… みたいな。これはキツイですけどね。
ただの優等生と劣等生という構図だけなのか。
まずはクッキーをどうするかですね!
最終的にスピカがクムギの「想い」を受け取るという結末になるんだと思うんです。どういった想いをクムギが持っているのか。感謝なのか、あるいは謝罪なのか。クムギにとってスピカは自慢の姉であって誇りに思っているんだけど… そう言えない何かがありそうですけどね。
まとめ
新章の名称は「魔男お披露目パーティー編」になります。今回は魔法の習得は無いんでしょうかね。お披露目パーティーでどんな騒動が起こるのか楽しみであります!
- 外に出れないイチは膨れっ面
- ラブ・ジョーと構想中のゴクラクの腕
- スピカは魔女候補生の‟筆頭(カピタン)”
- 通貨は「マジー」
- イチが買ったのはデスカラスへの「おくりもの」
- クムギも姉への「おくりもの」を用意
- スピカ・ハーヴェスト登場
- スピカの眼帯とクムギ
次回もまたセンターカラーです!
ありがとうございました!!
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