【魔男のイチ 第55狩の感想と考察】反世界に仕える「七星座」の一席である幾の習得条件にイチは──!?

魔男のイチ 第55狩 感想と考察 魔男のイチ

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年47号に掲載された「魔男のイチ」の第55狩「跪け」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

船内に入りたがる幾だが時操の魔法は頑なに拒否。一旦は引き下がるも、時操の魔法が人間との間に子供を作っており、その子供に力を吸われているという話は本当なのかと質問する幾。

何も答えない時操の魔法だったが、幾に弱体化している事を悟られてしまう。子供に殺意を向ける幾にイチの‟雷狐(イナヅリ)”が炸裂する!

今週は表紙&巻頭カラーです! やった~!

今回も1ページではありますが本編冒頭がカラーページになっています。これは本当に嬉しいんですよね!

そして先週アナウンスがあった「デスカラスちゃん人気投票」の結果が発表されました。栄えある第1位は第17狩ラストの反世界への名乗りのシーン(No.47)でした。1,035票ですってね。

やっぱココかぁ。納得。

第2位の「私と家族になろう」のシーン(No.66)もねぇ~、良かったんですが少し差がつきましたね。こちらは899票です。

反世界に仕える「七星座」

何者かと問われて「魔男」だと答えたイチ。

なんと幾は男の魔女(魔男)であるイチの存在を反世界の魔法から聞いていたのです。幾と反世界の魔法には何かあるぞ、と思ってはいたんです。しかし、驚くのはまだ早い!

幾という名前は、反世界に仕える「七星座」の一席としてのコードネームのようなものだったんです。反世界から与えられた名前といったところでしょうか。

本名というか魔法名は「爆蛸(ばくそう)の魔法」

反世界には7体の魔法が仕えており、その1人が「幾」であり、また魔法協会に侵入していたウエイター「棺」もその1人だった。こういう事なんでしょうね。

これは北斗七星がモチーフになってそう。

北斗七星は「おおぐま座」の一部(腰から尻尾)である7つの星。柄杓の方から柄にかけてアルファ(α)からエータ(η)へとギリシャ文字の順に並んでいます(バイエル符号)。

7つそれぞれ固有名と中国名が存在します。

バイエル符号固有名中国名
おおぐま座アルファ星(α)ドゥーベ天枢(てんすう)
おおぐま座ベータ星(β)メラク天璇(てんせん)
おおぐま座ガンマ星(γ)フェクダ天璣(てんき)
おおぐま座デルタ星(δ)メグレズ天権(てんけん)
おおぐま座イプシロン星(ε)アリオト玉衡(ぎょっこう)
おおぐま座ゼータ星(ζ)ミザール開陽(かいよう)
おおぐま座イータ星(η)アルカイド、ベネトナシュ揺光(ようこう)

注目したいのがバイエル符号と中国名です。

「おおぐま座アルファ星」の中国名は「天」で、ウェイター「」が唱えた魔法が「反魂(アルファ)」だったのです。同一ではありませんが似た漢字なんですよね。

「おおぐま座ガンマ星」の中国名は「天」で、「」の魔法は「爆水(ガンマ)」でしたよね。こちらも似た漢字が使われています。

どちらも符合しているんです。

おそらく棺が「七星座」の筆頭であり、幾はナンバー3という事になるでしょうか。棺はあのデスカラスから逃げおおせているんですよね(ボコボコにはされましたが)。

「七星座」の他には…

「ベータ」という呼び名の魔法を使う奴がいて、その名前は「旋(めぐる)」だったりね。「イプシロン」という魔法を使う奴は「衡(くびき)」だったりするのかな?

ともかく反世界は7体の魔法を従えている!

残念ながら「幸辛の魔法」(バクガミ)は「七星座」には入れて貰えなかった。反世界はバクガミの事を歯牙にもかけなかったのでしょう(目が合ったと言ってましたけどね 笑)。

爆蛸の魔法の習得方法と胸の数字

爆蛸の魔法の魔法の習得方法はデスカラスが‟告解”を使うまでもなく自ら明かしてくれました。単純明快、その息の根を止めるというものです。より強いと証明すれば試練突破です!

イチは爆蛸の魔法に反世界に似たものを感じています。それは「死の塊」であります(第15狩)。殺意に満ちあふれているといった感じになるでしょうか。

その圧倒的な殺意を向けられたイチが、いきなりウロロ特化を発動するんですね!ウロロの魔法は「超越特化魔法」であり、どんな魔法であっても最大出力を引き出せる。それを‟雷狐(イナヅリ)”にかけた!

それで仕留める事はできなかったのだが、

爆蛸の魔法の胸に刻まれていた「315」の数字が「314」になっているんです。減少しているんですよ。つまり胸の数字を「0」にすれば習得できるのかもしれません。

減るのは1ずつとは限らず、そのダメージに比例して大きく減少させる事も可能かもね。いきなり10だとか50もの数字を減らす事も可能なんじゃないかな?

そうだとすれば、ウロロ特化の‟イナヅリ”で「1」しか減らす事ができなかったのは相当ショッキングと言えるんですよね。あまりにもタフ! 強すぎます! 汗

それをデスカラスも感じている様子で、あの現代最強魔女を自負する彼女に「撤退戦」を決断させているんですね。イチが目覚める3日後に再び来るつもりなのか、このまま逃げるつもりなのか不明ですけどね。

とりあえずイチが寝た今は分が悪いのでしょう。

イチの姿でキングウロロ来臨

ウロロ特化が効かなかった爆蛸の魔法。眠っているイチを見て怒りを爆発させます。臨戦態勢のデスカラス── と、その時です!

「おい 不敬者」と声が聞こえる。

その声の主はイチであり、その言葉遣いと表情から喋っているのはウロロだと考えられます。ジキシローネの事があったので、後から思えば予想できないワケじゃなかった。それでも予想できるワケがない! 笑

これは驚きましたね!

面白い!!!!

ウロロ特化を使用して眠った状態のイチが、精神世界である「魔法心円(マジックサークル)」の中にいる習得した魔法達と会話できる事は分かっているんです(第19狩)。

ポイントは、今回のウロロ来臨がイチと示し合わせたものであるのか、ウロロが勝手に体を乗っ取ったのか、どっちなんだい?って事なんですよね。

おそらくは前者なんだと思うんです。

イチが許可をしたと言うか、おれの体を使って爆蛸の魔法と戦ってくれと要請したのだと考えています。もう気絶しているんだから、これ以上は戦闘不能にならないからウロロ特化を使いまくれと。

そこで問われるのが、イチの「主人としての自覚(マスターシップ)」になるんだろうなぁと。ウロロが好き勝手できないように、いかにイチが手綱を握っておけるかどうか。ここのせめぎ合いが描かれる事になりそう!

その覚悟がイチにはあるんだろうなと。

まずウロロの怒りが向くのは爆蛸の魔法であって。雑魚呼ばわりされて黙っているワケがないんですからね。ウロロ(イチ)vs.爆蛸の魔法になるのでしょうが、その後に大変な事態が待っていそう。

イチが目覚めるまで3日あるんです。

どうにかウロロを抑え込まねばならないのでしょう。

1つ疑問なのが、

もしもウロロが操った状態でイチが自分自身を攻撃して息の根を止めたとして、ウロロは解放されるのでしょうか。これもデスカラス達は頭に入れないとダメなんでしょうか。時操の魔法が時を止めてくれそうですけどね。

まとめ

表紙&巻頭カラー回にこんな展開が待っていたとは。

テーマは人間と魔法の共存であり、ジキシローネの件も相まって面白いストーリーを読ませて貰えそうですよね!ホント面白いよなぁ。ワクワクしますね!

第55狩の感想・考察まとめ
  • 幾の魔法名は「爆蛸の魔法」
  • 幾は反世界に仕える「七星座」の1人(ウエイター棺も?)
  • 「七星座」は北斗七星モチーフ
  • 爆蛸の魔法の習得方法は息の根を止めること
  • ウロロ特化‟イナヅリ”は効かず気絶するイチ
  • デスカラスは撤退戦を決断
  • イチの姿でキングウロロ来臨
  • 魔法心円でイチとウロロの話はついている?

次回が楽しみですね!!

ありがとうございました!!

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