この記事では、週刊少年ジャンプ2025年24号に掲載された「ONE PIECE」の第1148話「‟ローニャ”」の感想と考察を書いて行こうと思います!!
前回の振り返りは下の記事になります!
神の騎士団がエルバフに突き付けた要求は、学校と図書館を燃やして忠誠を誓えというもの。それに従わない場合は子供を1人ずつ消して行く。これを聞いた怒りのロビンとギャバンが動き出し──。
これ以外にも神の騎士団が不死身である事や、ブルックと軍子のやり取りなど見どころ満載でしたね。エルバフの戦士の弱点が「母ちゃん」というのも笑いました!
目次
Vol.33「お玉から河松へ、あみ笠預かり、いざ白舞へ」
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
お玉とスピード、狛ちよと別れを告げたヤマト。新たにうるティとページワンをお供に旅を続けます。うるティのマントに見えるマークは光月家の家紋にもある‟九曜紋”でしょうか?
お玉から編笠を預かり、それを河松に届ける目的も追加です。
そもそもの旅の目的である康イエの刀を白舞の閻魔堂に納める‟代参”が済んだら、そのまま鈴後にまで足を延ばして編笠を河松に届ける。この順番になりそうですね!
河松は鈴後の大名になってそうですもんね!
ヤマトの表紙連載は上の記事にまとめています!
一人目に選ばれたのはローニャ
一列に並んで歩く10人の子供達の中で、ローニャだけが別の方向に歩き出します。ローニャの足元には軍子が出した矢印があり、それに誘導されて歩かされているんですね。それでも彼女は気丈です。
ローニャが連れて行かれたのは樹道から大きく外れた場所で、矢印を踏み外せば一気に冥界まで落ちてしまうといった状況。そこで軍子がソマーズ聖に連絡。1人目の準備ができたと。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
もしもヤルルが30秒の内に決断できなければローニャが1人目として転落させられる。次に2人目、それでダメなら3人目… これを繰り返してヤルルに要求を飲ませるつもりでいるのでしょう。
西の村にいるヤルルの周囲には沢山の巨人族が集まっています。そして様々な意見が飛び交う。しまいには激しい言い合いになってしまいます。子供の命を引き換えにはできない。
この通信は電語虫を通してエルバフ全土に届けられており、多くの巨人族が樹道8号線を目指して動き出しています。コロンの母リプリーやドリー&ブロギー、そして遠くの村からも‟霧舟”を出して駆けつけようとしていますね。
子供達を神の騎士団から守りたいと思う者達(戦士)が樹8に集結するんです。そこで何が起きるのか。もしかすると、そこでハラルド王と世界政府の関係が語られるのかもね?
神の騎士団が燃やしたいのはエルバフの‟文化”と‟歴史”
学校と図書館を燃やす際に一切の本の持ち出しを禁ずるソマーズ聖。それはエルバフの‟文化”と‟歴史”を燃やしたいからだと説明します。
‟文化”というのは信仰が含まれ、エルバフで信じられる‟太陽の神ニカ”を指している可能性があります。そして‟歴史”とは「何千年分もの過去の人々の言葉」を指しているのかもね。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
この2つを併せ持つものとなれば ‟神典(ハーレイ)”が頭に浮かびます。それは図書館に保管されています。これが燃えてしまうかどうかの瀬戸際にある。ここがポイントになりそうです。
エルバフでは‟神典”の原文を元に色んな神話や物語が作られていると言っていました。それも書籍化しているのでしょう。あるいは学校の教科書にも載せられている話がありそう。
これらを一網打尽に燃やしてしまいたいのでしょうね!
ロビンの道連れ作戦
チョッパーに残るように言って飛び出したロビン。不意打ちでソマーズ聖に掌底をくらわせ、得意の関節技で攻め立てます。しかしソマーズ聖も不死身であり攻撃は効きません。
そこでロビンはソマーズ聖に抱き着いて樹道からダイブ。仮にこれで不死身のソマーズ聖は仕留められなくても、子供達を‟能力圏外”にするのがロビンの目的です。子供達に絡まるトゲを消したい。
実は道連れに飛び降りたロビンはソマーズ聖の体に咲かせた分身であり、その前に走っているロビンの方が本物ですね。ロビン本体の狙いは囚われの仲間の救出!
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
ブルックは全身グルグル巻き! 笑
よっぽど軍子はブルックを逃がしたくないんでしょうね。その意思表示だと取れます。ブルックには断られましたが、まだ軍子は諦めてないと見えますよ(笑
しかし軍子の矢印は硬く、ロビンがナイフを使っても切れません。ジンベエが女能力者(軍子)を叩かなければ解けないのか?と話してますけどね。覇気をまとった刀・剣なら切れそうですけどね。ロビンが非力なだけじゃないかな。
ソマーズ聖は冥界まで落ちておらず、荊を命綱のように使って助かっていました。よって‟イバイバの実”の脅威は去っておりません。
そしてロビンもソマーズ聖に‟荊”を巻き付けられて捕まってしまいます。こうなるとチョッパーだけが見つかっておらず、彼が頼みの綱になって来るのかもね。チョッパーにできる事って何だろう?
ローニャの言葉とヤルルの決断
軍子から「何か話せ」と促されたローニャ。
友達がいる学校が好きで、世界中の事を教えてくれる本のある図書館も好き。学校や図書館が失われるのは皆んな嫌だと思うから、先生の教えを守って人の嫌がる事はしたくない。だから私は落ちた方が良い。
これを聞かされる先生は堪ったもんじゃありません。もちろんローニャに悪気はありませんし、彼女は悪くないんです。素直な子なんですよね。
このローニャの言葉にヤルルは決断!
学校に火をつけ、図書館の方も燃やしてしまうように指示。アンジェも従います。サウロとロビンもただ涙を流すのみ。ローニャの尊い命もまた何事にも代えがたい。こういう事なんでしょうね。
不死身のソマーズ聖が再生しないギャバンの斬撃の秘密
そこに駆けつけたのが元ロジャー海賊団‟海賊王の左腕”スコッパー・ギャバンです。即座にソマーズ聖の腕を切り落とします(まだ右腕か左腕かハッキリしません)。
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
ソマーズ聖の腕が再生しないのです。
不死身の体を持った者なら「パキパキ」と音を鳴らしながら腕が再生している筈なんですよね。どうしてギャバンの攻撃ではそうならないのか。
何か秘密がありそうです。
ギャバンの攻撃に秘密があるというよりも、
斬撃というのがポイントなのかな?
ギャバンの斬撃は‟覇王色の覇気”をまとったものであって、これが不死身のソマーズ聖の腕が再生しない秘密なのかなぁ。‟覇王色”をまとわせた打撃は再生できても、斬撃は再生できない?
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
ゾロの斬撃を受けたカイドウが「まさか お前も… ‟覇王色”を…!!?」と言い、「この傷は残るぜ…!!」と言っていました。いくらカイドウでも‟覇王色”をまとった斬撃の傷は残るんですね。おでんに受けた傷が残っていたのもコレでしょう。
ボニーがサターン聖に刀を突きたてた時も、ドリー&ブロギーがサンドワーム(ピーター聖)を斬った時も‟覇王色”をまとった斬撃ではなかった。だから再生したって話じゃないかな?
これ以外の理由が今は浮かばないですね。
ギャバンとソマーズ聖
ギャバンがソマーズ聖に対して「久しぶりだな」と声をかけています。言われたソマーズ聖はビビりまくっています。何かありましたよね。
おそらく38年前のゴッドバレー事件での事だと思われます。ギャバンはロジャー海賊団としてゴッドバレー事件に大きく関わっていますからね。そして神の騎士団も事件に関わっています。
38年前からソマーズ聖が神の騎士団に所属していたとすれば、彼はフィガーランド・ガーリング聖の世代という事になるんですが、まだ当時は若僧だったのかもね。それでギャバンからトラウマを植え付けられるような事があったのかも。
まとめ
今週は本編14ページでしたので少し短かったのですが、ちゃんと見どころあるシーンが続きますから楽しく読み終える事ができました。そこはやはり流石ですね!
実写ドラマの方で忙しいのかもしれません。
合併号明けで減ページ、そして次号は休載という事になります。しかもギャバンvsソマーズ聖というヒキで終わりましたから残念ではありますが仕方がない!! 泣
- 神の騎士団が燃やしたいエルバフの‟文化”と‟歴史”というのは「神典(ハーレイ)」に関係するのかも
- ブルックが矢印グルグル巻きなのは、まだ軍子が諦めておらず絶対に逃がしたくないから
- ヤルルが学校と図書館を燃やすと決断
- ロビンも捕まり、頼みの綱はチョッパー
- ソマーズ聖の腕が再生しないのは、ギャバンの斬撃が‟覇王色の覇気”をまとっているから
- ギャバンとソマーズ聖はゴッドバレー事件で対峙している
続きが楽しみですね!!
ありがとうございました!!
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