【ONE PIECE 第1150話の感想】イムによる「悪魔契約(アー・クワール)」「黒転支配(ドミ・リバーシ)」でドリー&ブロギーが悪魔化!

ワンピース 第1150話 扉絵 ワンピース

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年27号に掲載された「ONE PIECE」の第1150話「‟黒転支配(ドミ・リバーシ)”」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

ギャバンが不死身の体を持つソマーズ聖を攻略するも、息子コロンが人質にされた事で形勢逆転。軍子に冥界に落とされてしまう。しかし、コロンの「父ちゃん」という悲痛な叫びに軍子の記憶が呼び覚まされ…

ラストでは軍子の体を乗っ取る形でイムが降臨!

イムの言う「神の支配」とは何を意味するのか。それにしても、ここでイムが出て来るとは驚かされましたよね~。イム本体ではないのでラスボス戦にはならないとは言え。

気になる続きを見て行きましょう!

Vol.34「白舞閻魔堂にて康イエの刀納めて代参完了」

ワンピース 第1150話 Vol.34「白舞閻魔堂にて康イエの刀納めて代参完了」
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

白舞の閻魔堂に到着。無事に康イエの刀を納める事もできて代参は完了です。閻魔堂はボロボロですが、これは第950話で登場した時と変わりはありません。元からボロボロ。

あとはお玉に預かった編笠を河松に届ける用事ですね。河松は白舞にいるのでしょうか。もう1つ先の郷である鈴後にいそうな気もしますけどね。

イム(軍子)の覇気

樹8を進む子供達のところに大人達が到着。すぐさま助けようとしますが、ソマーズ聖が仕掛けた見えないトゲ(荊)が刺さってしまい怪我をしてしまいます。叫び声を上げて転がる巨人族。

ワンピース 第1150話 覇王色の覇気で威圧するイム(軍子)
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

その様子を見た軍子(イム)が「騒がしい…!!」と周囲を威圧!

その覇王色の覇気は近くにいる巨人族や、歩いている子供達を気絶させてしまいます。さらには向かってくる巨兵海賊団の数人を気絶させており、遠く「西の村」にまで届いております。

かなり広範囲にまで波及していますね。

エッグヘッド編で解放されたジョイボーイの覇気では海軍中将までが気絶させられていました。それと比較するのは難しいのですが、イムの覇気も同程度か少し劣るといった感じですね。

まるで悪魔のように変化した軍子

特筆すべきは軍子の容姿の変化です!

背中の大きな翼と尻尾はまるで悪魔のようです。‟バットバットの実”の能力者ステューシーの翼はコウモリでしょうが、それとよく似ています。手に持つ三叉槍も悪魔の武器っぽい。

翼で宙に浮き、魔法陣から大砲を出して攻撃しています。自在に魔法陣を描き出す事ができるみたい。キリンガム聖とソマーズ聖にはテレパシーを使って話しています。ただし2人の方はテレパシーを使っておりません。

キリンガム聖もソマーズ聖も「御大」と呼んでいますね。団体の首領といった意味合いです。キリンガム聖もソマーズ聖も軍子ではなくイムとして対応しているのがわかります。

キリンガム聖には「ヌシアのMMAはこんなものか?」と言って発破をかけ、ソマーズ聖には子供達の列を率いるように命令。さすがの統率力といったところでしょうか。テキパキと動き出す2人。

斬られた腕を再生させるソマーズ聖

ワンピース 第1150話 斬られた右手を再生させるソマーズ聖
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

右手と首元をギャバンに斬られ、自らが出したトゲに刺さって動けなかったソマーズ聖。しかし首は元に戻っており、右手も「パキパキ」と音を鳴らしながら再生させております。

まだギャバンの攻撃の秘密は明らかになっておりませんが、完全に再生を阻止する攻撃ではない事がわかりました。すぐには再生させない。時間が経過すれば元通りだと考えられます。

不死身の体を持つ五老星や神の騎士団を倒すにはどうすれば良いのか。ジョイボーイの覇気を当てられても五老星は消えただけで倒れてはいませんでした。やはりイムを倒すしか方法がないのか!?

「悪魔契約」と「黒転支配」

エルバフには王がおらず交渉もままならない。そこでイムはやって来たドリー&ブロギーにエルバフの支配を命じ、この国の王になるように言います。ヤルルの首を掲げて国民に「我々がエルバフの王だ」と宣言しろと言うのです。

イムは右手からグリモワール(魔導書)を出し、その中から剣と銃(ショットガン)を出現させます。ブロギーの手に剣を突き立てつつ、その腕を銃で弾き飛ばすイム。これが「悪魔契約(アー・クワール)」の為の儀式だろうか?

ワンピース 第1150話 ブロギーの一定の‟寿命”と引き換えに‟不死の体”と‟常ならざる腕力”を与えると話すイム
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

ブロギーの一定の‟寿命”と引き換えに‟不死の体”と‟常ならざる腕力”を与えると言うイム。続けて「悪魔」こそ生命のあるべき姿と言っております。これはもはや‟悪魔崇拝”(サタニズム)ですよね。

さらにイムは描き出した魔法陣をブロギーの足元に置きます。するとブロギーの下半身が沈み、イムが「‟黒転支配(ドミ・リバーシ)”」と唱えて手のひらを返すと、まるでリバーシ(オセロ)の石が反転するかのようにブロギーもひっくり返る!

ワンピース 第1150話 悪魔化したブロギー
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

魔法陣から出て来たブロギーの目からはユラユラと何かが立ち昇り、背中には軍子(イム)と同じ悪魔の翼が生えています。さらに巨大化。手にしていた斧も両刃の変わっており黒く変色。

完全に悪魔化しています!

注目はイムによって弾き飛ばされた左腕です。‟不死の体”を与えられているのですが、完全にくっ付いていないんですね。再生はしていないのです。「悪魔契約」する以前の傷は元通りにならない事を示しているのでしょう。

イムはドリーも悪魔化。そこでさらに恐ろしいのは、ドリーとブロギーに挟まれた者も悪魔化してしまう事です。まるでリバーシ(オセロ)のような事が起きるのです!もう逃げ惑うしかありません!

ここまでの力を持っていながら、なぜイムは今までエルバフに対して何もアクションを起こして来なかったのか。エルバフ以外でも、海賊団だろうが簡単に壊滅させる事ができそうな力です。

何か制限はあるのかもしれませんね!

イムの能力

これらの現象を起こすイムとは一体何であるのか。

ワンピース 第1138話 イム(壁画)
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

エルバフの壁画に描かれる‟悪魔”こそがイムであり、イムは悪魔そのものの存在と考えて良いのかな。動物系の幻獣種であり、モデルはサタンなりデビルって事になるんでしょうか。‟ヒトヒトの実”ならルフィ達と対になりそうですよね!

‟ニカ”というのが作中オリジナルの神の名前なら、イムの方も作中オリジナルの悪魔の名前をモデルに持って来る可能性が高そうですけどね。

神を自称しながら、実は神を冒涜する存在である悪魔だった。これがイムの正体という話になっていそうな気がします。これを‟太陽の神ニカ”であるルフィが倒し、世界を解放するという流れになるでしょうか。

「西の村」に進撃する悪魔軍団

ワンピース 第1150話 「西の村」に進撃するドリー&ブロギーとMMA
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

ラストは圧巻です!!!

ドリー&ブロギーを筆頭に悪魔化した巨人族が並び、その後ろにはMMAが控えています。これがヤルルのいる「西の村」を目指して進撃するのです!

イムは統治する国であって滅ぼしはしないと言います。しかし、戦争でどこまで役に立つか見ておこうという事で、この悪魔集団をどこにブツける気なのか。ここが気になるわけです。

拘束している麦わらの一味を解放し、それと戦わせるつもりだったりするのでしょうか。同士討ちさせてもイムからすれば得する事は何もないわけですからね。どうなんでしょうか。

「西の村」にいるヤルルは逃げてくださいと言われてもそれを拒否。エルバフの戦士として待ち構えるつもりでいる様子。戦士は‟死に様”というのを体現するつもりでいるのかも。

まとめ

とんでもない能力を見せて来ましたね!

対抗できるとすればルフィの‟太陽の神ニカ”しかなさそうです。‟ゴムゴムの実”がエネルの天敵だったように、‟ニカ”の能力がイムにとっての天敵になるのかも。

あくまでも軍子に乗り移ったイムであって、これを倒してもイムを倒した事にはならないような気がしますよね。最終的に撤退させるまでが限界って感じなのでしょう。

第1150話の感想・考察まとめ
  • イムの覇王色はジョイボーイと同程度か少し劣る
  • イムが乗り移った事で軍子が悪魔の姿に
  • ソマーズ聖が体を再生させる
  • イムがドリー&ブロギーにエルバフの王になれと命令
  • イムが「悪魔契約」と「黒転支配」でドリー達を悪魔化
  • 一定の寿命と引き換えに不死の体と常ならざる腕力を与えられる
  • ドリー&ブロギーが狙うのはヤルルの首
  • 西の村で待ち構えるヤルル

次回はそろそろ冥界のルフィ達かもね!

ありがとうございました!!

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