【ONE PIECE 第1153話の感想と考察】生まれた瞬間に母から存在を拒絶されるロキ!その目の秘密とは!?

ワンピース 第1153話 扉絵 ワンピース

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年31号に掲載された「ONE PIECE」の第1153話「‟ロキ誕生”」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

不死身の体を持つ者達には‟覇王色の覇気”が有効だと判明。おれなら確実に仕留められるので鎖を解いて連れて行けと言うロキ。しかしハイルディンは14年前の事件の真相を語らなければできないと拒否。あの日アウルスト城では何が!?

Vol.37「鈴後大名菊之丞と親分お蝶」

ワンピース 第1153話 Vol.37「鈴後大名菊之丞と親分お蝶」
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

鈴後の大名となっていた菊之丞とヤマトが喜びの再会!

女性だが光月おでんが男だからと「男になった」のがヤマト。男性だが「心は女」の菊之丞。そういう2人でもあるんですよね。

その再会を横で見ている「親分お蝶」というのは、鈴後のヤクザの親分‟夕顔のお蝶”と呼ばれる人物です。

鈴後では何が起きるのでしょうか?

ハラルド王とイーダの出会い

ワンピース 第1153話 ドリー&ブロギーと共に暴走気味な幼少期を送ったエルバフの王子ハラルド
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

まだエルバフの王子だった(45歳で王に即位)ハラルドはドリーとブロギーと共に暴走気味の幼少期を送ったそうです。画像は20歳頃(人間年齢7歳頃)になるでしょうか。だとすれば今のコロン達の年代になります。

ドリー160歳
ブロギー160歳
カーシー156歳
オイモ153歳
ハグワール・D・サウロ127歳

ハラルドがエルバフの王に即位するのが45歳と判明していますが、109年前の時点での正確な年齢は明らかにされておりません。少なくともドリー&ブロギーと同世代なのは間違いありませんね。

ハラルドがドリー&ブロギーより一回り大きいのは‟古代巨人族”の血を引いているから。その天性の「巨体」と「怪力」、そして王族の「地位」により慢心極まるハラルドは迷惑な人物に成長。

そんな彼に転機をもたらすのがイーダと呼ばれる女性。

ワンピース 第1153話 ハラルド王を諭すイーダ
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

ハラルドを「たまたま大きい体に生まれただけ」「偶然強いだけ」と喝破し、エルバフの王という地位に怯む事なく諭してあげるんですね。そしてエルバフは言うほど野蛮ではないと聞かされると「私も誤解してたかも」と自らの間違いを正せる。

そんなイーダによってハラルドは‟人間族”について理解を深める事となり、‟巨人族”よりも優れた技術などを持っている事を知るんですね。

イーダに手を引かれて「新世界」バント王国の国王に頭を下げたハラルド。最後にはエルバフの‟巨人族”と‟人間族”との楽し気な宴の様子が描かれます。

イーダは‟南の海”サムワナイ島の生まれ。

色々あって新世界に辿り着き、バント王国に漂着したところを救われていたそうです。そして怪我が治るまで食べていけるようにと仕事(興行)をしているのを、ハラルドが見世物にされていると勘違いしたワケです。

全ての巨人族がエルバフみたいに野蛮だと誤解されているという発言はサウロと似たものがあります。サウロも‟南の海”の出身。サウロもまたサムワナイ島の生まれだろうか?

イーダは何があって海に出ていたんでしょうね?

ハラルド王の改心とハイルディンの誕生

それから4年後(今から105年前)ハラルド王はイーダを連れてエルバフに帰国。国民に対して今までの数多くの罪に関して償いたいと謝罪。そして隣国と手をつなぎ、世界に学ぶ事でエルバフを豊かにしてみせると宣言。

ここからハラルド王の改革がスタートするんですね。

巨兵海賊団が世界で暴れている事に関しては、ドリー&ブロギーを信用しつつ「戦える側面」と示しておくのも悪くないと判断した様子。実際に巨兵海賊団は民間には被害を与えていなかったんじゃないかな?

元巨兵海賊団の2人の船長ヤルル&ヨルルも、ハラルド王の変貌とイーダとの出会いを好意的に受け止めています。この2人も世界を旅しているだけに閉鎖的な考えを持ってはいないのでしょう。そりゃ全巨人族に尊敬されます。

ハラルド王は遠征を重ねて‟人間族”との交易にいそしみ、夜は遅くまで勉学に打ち込むといった様子が描かれます。イーダからは外交というものを教えられております(彼女は何者なんだ?笑)

そして時は流れ、81年前にハラルド王とイーダとの間に男子が誕生。それがハイルディンであります。これを機にイーダとの結婚を持ちかけるのですが…

ワンピース 第1153話 ハラルド王とイーダの結婚に反対する長老達
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

村々の長老達からイーダがエルバフで生まれていない事を理由に反対されるんですね。リプリーによると、ハラルド王の改革に際してもブツかっていたそうです(第1134話)。いわゆる守旧派になるんですね。

イーダに謝るハラルド王でしたが、彼女はエルバフの‟文化”を尊重する姿勢をみせます。ハイルディンと共にエルバフで暮らせるだけで幸せ。イーダは賢くて強い女性であり、彼女の方がよっぽど誇りを持っている言えます。

これがハイルディンが王の血を引きながら城に住めなかった経緯。彼は母イーダと共に国の東‟漁師村”で暮らす事になるのでしょう。今のところ村の人々は好意的に接しており2人を差別している様子はありません。

王妃エストリッダ

イーダとの結婚に反対した長老達が「王妃になるにふさわしき女」として連れて来たのがエストリッダ・彼女は北の地‟酒村”の生まれで権力者の娘だと言います。

ワンピース 第1153話 エストリッダが連れて来た‟幸運の馬”アスラ
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

エストリッダは「高潔なる古代の血を宿す女」で ‟古代巨人族”の血を引いており、‟巨人族”よりも大きな体をしています。角はありませんので、‟古代巨人族”の血を引いていても女性に角は生えないみたいですね。

彼女が連れて来たのが‟幸運の馬”アスラです。

とても巨大な馬であり、足が8本に尻尾が3本生えています。もう見るからに荒馬です。このアスラはロキが生まれてまもなく殺してしまうそうです(第1136話)。そのエピソードは次回でありそうです。

エストリッダは‟地風術”(風水術にあたる?)を学んでいるという事で、それを理由にアレコレと注文をつけるワケですが… どれも自分の欲求を満たす為のものだと思われます。兵士も薄々気づいていますね(笑

ハラルド王の遠征はグランドライン前半の海まで

時は下って約70年前。

ワンピース 第1153話 ハラルド王が魚人島から帰還
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

ハラルド王が魚人島を訪れていたのがわかる描写があります。

まるでモンブラン・ノーランドの様に人々に聞かせています。興味津々で聞いていますね。

この時 リュウグウ王国ではネプチューン(70歳)が生まれたばかり。

どうやらハラルド王の来訪は大歓迎だったみたい。

ハラルド王の遠征は魚人島の向こう側、‟グランドライン”前半の海にまで及んでいた可能性があります。魚人島に行って引き返した可能性もありますけどね。

ロキ誕生

そして今から63年前、王妃エストリッダが男子を出産します。ハラルド王は遠征中です。そのエストリッダが産んだ子供と言うのがロキです。その顔を見たエストリッダは驚愕!

ワンピース 第1153話 ロキ誕生
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

その目に特徴があったのです!!

イムなどとは全く違った特徴を持っています。悪魔化したドリー達とも違う。これまで出て来た事のない目をしていますね。

エストリッダは「私の子じゃない」と叫び、ハラルド王には‟死産”だったと報告すると言い出します。そして彼女のとった行動というのが、生まれたばかりのロキを冥界に突き落とすというものなのです!

信じられない!!!!

しかしロキは死にはせず… 宝樹アダムをハイハイして登って来るんですね。このシーンは本当に凄まじいです。

まだ復讐の為に這い上がったのか、ただ母に手をとって欲しくて這い上がったのかは定かじゃありまえん。この時のロキの心境をいうのは明らかになっていないのです。

ロキの生還を知らされただろうエストリッダは病に倒れます。「ロキを産んで一年でお亡くなりに」(第1136話)とされていますので、まだすぐには死にませんからね。ロキとの間でまだ何かありそうです。

ハラルド王との間に子供を産んだ2人の女性。イーダとエストリッダ。2人の子供であるハイルディンとロキは正反対で描かれています。

母から愛情をもって育てられるハイルディン。逆に生まれた瞬間から母に拒絶されるロキ。この2人が手を取り合う日が来るのだと思うのですが、これからどういった運命が待ち受けているんでしょうね?

ロキの目の秘密

果たしてロキの目には何があるんでしょうね?

エストリッダが「呪われてる」「怪物」と言っているので、逆に「宝」と呼ばれるもののような気がするんです。生まれ持った才能とでも言いましょうか。あんな言われ方をするものではなさそう。

ワンピース 第1145話 ロックスに「連れてってくれよ」と頼むロキ
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

ロキはその目を布で覆い隠す事になるのですが、目がどんな状態なのか不明なんですね。つぶれているのか健在なのかわからないのです。

ただ、目を布で覆い隠しているにもかかわらず、ロキには目の前の光景がハッキリ見えているんですよね。シャムロックの顔がシャンクスに瓜二つである事さえわかっていたのです。

ここに目の秘密がありそうな気がしますよね。

その秘密はまだわかりませんが、‟古代巨人族”の血を引く者には数百年に一度… ロキのような目を持つ者が生まれるという伝説でもあるんじゃないだろうか。

国交の壁に頭をかかえるハラルド

ワンピース 第1153話 国交の壁に頭をかかえるハラルド
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

その頃 遠征中のハラルド王は「国交の壁」というものに頭を抱えていました。

国々の国交は自由なものではなく、世界政府が介入して来るみたいです。

おそらくハラルド王は世界政府の加盟国と国交を結ぼうとしているんでしょうね。しかしエルバフは世界政府に加盟していない。それで世界政府は「エルバフと国交を結ぶのなら非加盟国にしますよ」と脅しているのでしょう。

エルバフが世界政府加盟国との間で国交が結びたいのなら、加盟国ではなく「世界政府」の方に歩み寄る必要が出て来るのでしょう。これが悲劇の始まりになるのかもしれませんね!

まとめ

思っていたよりも過去編はシッカリ描かれる事になりそうです。3分で説明どころの話じゃありません。僕は大歓迎ですが、過去編に時間をかけるのを好まない方もいますからね。難しいところですが。

第1153話の感想・考察まとめ
  • ハラルドはドリー&ブロギーと同世代
  • 慢心極まるハラルドを変えたのはイーダ
  • イーダによりハラルドは‟人間族”を理解するようになり、世界に学ぶ事を知る
  • イーダがハイルディンを出産
  • イーダとの結婚を反対した長老達
  • ロキの母エストリッダは権力者の娘
  • エストリッダはロキの目を見て冥界に突き落とす
  • 宝樹アダムを這い上がるロキ
  • ロキの目は‟古代巨人族”の特性か?
  • 国交の壁に頭を抱えるハラルド

残念ながら次号は休載です。。。

再開はWJ2025年33号(7月14日発売)の予定。

それまでの最新コミックス112巻の発売が7月4日(金)にありますよ!

楽しみですね!!

ありがとうございました!!

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