【ONE PIECE 第1155話の感想と考察】ロックスの計画とハラルド王の会いに来た理由が判明!デービーバックファイトが大きな意味を持つ!?

ワンピース 第1155話 巻頭カラー ワンピース

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年34号に掲載された「ONE PIECE」の第1155話「‟ロックス海賊団”」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

ヤルルの口から語られた屈強な巨人の船大工集団「大槌戦団(ガレイラ)」とは一体何なのか。ついに明かされたロックス・D・ジーベックの姿。四皇‟黒ひげ”の父だと判明するといった衝撃的な回でしたね!ロックスのエルバフ訪問が何を引き起こすのか!?

今週は連載28周年突破を記念して表紙&巻頭カラー!

表紙は連載28周年を超えても冒険のギアは上がり続けるって感じでして。ギア2~ギア5と駆け上がって来たルフィが配置されていますね。どのギアのお披露目も盛り上がったなぁ。感慨深いものがある!

巻頭カラーの方はもう流石の1枚といったところ!

制作過程動画も面白いよね~!

いつもの事ですが、かなり試行錯誤されています。

ロックスの剣技

前回 ロキに対して2つの質問を投げかけていたロックス。どちらも「ハイ」と答えろというものでしたが、ハラルドは遠征中で不在でした。ここがエルバフというのは「ハイ」でしたけどね。

ロキがハラルドの息子と知ったロックスは、「ロキが大ケガしたから至急エルバフへ帰還されたし」との一報を出させるように提案します。

これだけではハッキリできませんが、ロックスは‟親子の情”というものを理解する人物と言えるのかも。ロックスはティーチに対する情を持っていたのかなぁ。

しかしロキは自分がケガをしたくらいで帰ってくるとは思っておらず、人間族の事を見下している事もあって従おうとしません。しかも弱そうなくせにとロックスに殴りかかる始末。無謀すぎるぞ! 笑

ここでロックスの剣技について説明が入ります!

ワンピース 第1155話 ロックスの剣技
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

その剣技はまるで巨大なハンマーか砲撃のように周囲の全てを吹き飛ばす事で有名だったそう。これにより第1154話で山を斬っていたのはロックスではなくシキだったと思われます。‟白ひげ”はどこかも分からないのに被害を出すようなマネはしなさそう。

確かロジャーの‟神避(かむさり)”もそうでしたよね。斬るというより吹き飛ばしていました。理屈は同じかもしれませんね。剣にまとわせた覇気をブツけるといったイメージ。

攻撃されたロキはとても痛がっており、その衝撃は陽界から冥界に飛び降りるのと同等かそれ以上であると推定されます。かくしてロキに大ケガを負わせ、ハラルドを呼び寄せる事に成功。凄まじい男です。

花の部屋でロックスとイム様が対峙

56年前の「世界会議(レヴェリー)」にて海軍本部の‟大将”を殺害していた事は明かされていましたが、その前にロックスは5人の王を襲撃して誘拐するという事件をも起こしておりました。

これはおそらく聖地マリージョアをパニック状態にし、その隙に本来の目的を達成するのが理由だったと思われます。誘拐した王はどこかに隠したのでしょう。生きたままかは分かりませんが…(汗

ワンピース 第1155話 ロックスとイム様と軍子
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

その本来の目的というのが、イム様に会うというものだったと思われるんですね。この為にロックスは聖地マリージョアにやって来たのであり、世界政府の頂点に対する宣戦布告が目的だったのではないか。

どうしてロックスはイム様の存在を知っていたのか。

ここに「デービー・ジョーンズの崇拝者」というのが意味を持つのかもね。理由としてはコレしかないと思っています。デービー・ジョーンズを調べ上げれば明らかになる事があるのかも。ロックスだから知り得た情報というのはありそうだけどね。

そしてイム様のそばに控えるのは軍子なのでしょう。

ワンピース 第1149話 軍子の脳裏によみがえる記憶

軍子の消されていた記憶

出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

56年前の時点で軍子はイム様のそばに仕えていた。

ブルックとの消されていた過去もあった軍子。‟西の海”の「とある王国」に関係していただろう彼女が、どういう経緯でマンマイヤー家の軍子宮になるのか。イムに仕えているのはどんな理由からなのか。とても興味深いですね!

ロックスとイム様は戦闘にはならず、ロックスはまたココへ戻って来るという言葉を残して去ります。イム様がロックスを攻撃しなかったのは、衝突すれば衛兵が駆けつけて存在がバレるのを危惧したと考えられます。

ロックスとハラルドの出会い

その日 ロックスの他にも聖地マリージョアに侵入していた者がいて、それがエルバフの王ハラルドでありました。友人の王に頼み込んで兵士として潜入したんでしたね(第1154話)。

彼の目的は世界政府との交渉。しかし決裂。ロックスが起こした王誘拐の犯人にも間違えられて燃えながら逃走していました。何をされて燃えてんの? 笑

そんなハラルドとロックスがカチ合わせとなり、

ワンピース 第1155話 激しく打ち合うロックスとハラルド
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

剣と剣で激しく打ち合う2人!

その衝突は直径5kmの人影を消し去ったと言います。これは間違いなく「覇王色の衝突」でしょう。「消し去った」というのは「消し飛ばした」って事なんでしょうね。天が割れたかどうかは描写がありません。

互いに実力を認め合った2人は名乗り合い、その窮地を協力し合う事で切り抜けます。これがハラルドとロックスの衝撃的な出会いというワケなんですね。しっかり見せ場もあって面白い!

聖地マリージョアから脱出するのにハラルドが飛び降りています。ロックスもビックリの行動ですが、これにより陽界から飛び降りたロキが無事だったのは「古代巨人族」の屈強な体があったからだと分かります。

デービーバックファイトとロックス

王の誘拐に加えて海軍大将殺害の罪により、ロックスは高額の懸賞金をかけられて手配される。さらに時を経てロックスは「天上金」の輸送船を襲撃、奪った資金と船を元手にして海賊稼業に手を染めます。

次にロックスが標的にしたのが「海賊船」です!

ワンピース 第1155話 デービーバックファイトで仲間をかき集めるロックス
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

何枚もの手配書を手に、めぼしい海賊を狙って「デービーバックファイト」を仕掛ける事で仲間集めに奔走する。デービーバックファイトというのはまた懐かしいですよね~!

その描写を見ると、麦わらの一味とフォクシー海賊団の時よりも殺伐としたゲームになっていますね。完全に相手の命を奪いにいってるロックス(汗

デービーバックファイトというのはデービー・ジョーンズの名前を冠するゲームであって、「デービー・ジョーンズの崇拝者」を語るロックスに相応しい仲間集めですね。

それによりロックスの仲間になったのがエドワード・ニューゲートとシキとミス・バッキンという面子(最初期からのメンバー)。ニューゲートは海賊ですが、他の2人も海賊船に乗っていたのでしょうか。2人の前歴も興味あります。

デービーバックファイトについては「海賊の世界に古くから伝わる」とあり、‟空白の100年”以降に生まれたゲームだと分かります。この海で初めて海賊と呼ばれたのがジョイボーイですからね。

デービーバックファイトは‟空白の100年”に生まれたゲームなのかなぁ

デービーバックファイトというゲームが生まれる経緯、さらにデービー・ジョーンズという甲板長の男というのは重大な秘密を握っていると思われます。‟空白の100年”にも深く関わっているのかも。

後に大きな意味を持ちそうですよね!

エルバフにやって来たロックス達

ここで48年前の前回ラストのシーンまで時代は下ります。ロックスを含めて描かれていたのは4人だけでしたが、実は幹部級は6人もいたんです。まさに個性の集団。デービーバックファイトでかき集められた船員。

そしてロキは今回の冒頭で言われた通りにハラルドへの連絡を頼んでおり、実際に父親が帰って来たものだからドギマギしております。信じられない様子ですが、ちゃんとハラルドは心配して帰って来たんだよ!

ここからロキの父親に対する感情に変化が出ると思われます。ロキが本当に殺意を持ってハラルドを殺害したのではない… という部分につなげる為だと思うんですね。

ワンピース 第1155話 エルバフにやって来たロックス達
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社
【極道】シキ(後の‟金獅子”)
【科学強盗】ミス・バッキン(バッキンガム・ステューシー)
【‟西の海”のギャング】首領・マーロン
【海賊】エドワード・ニューゲート(後の‟白ひげ”)
【海賊教祖】王直(後の「海賊島」提督)
【密輸海賊】ガンズイ

加入が44年前だと明かされているカイドウがいないのは分かりますが、この時点ではまだシャーロット・リンリン(後の‟ビッグ・マム)はまだいません。キャプテン・ジョンやグロリオーサもまだですね。

そしてガンズイも死体をゲッコー・モリアに回収されてゾンビにさせられていたと思われ、これでキャプテン・ジョンとギル・バスターに続いて3人目。

王直の顔は想像してたのと全く違ってました! 笑

その舌と尖った耳からしてカリブー&コリブーの父親の可能性ありそうですよね。カリブーがロックスの息子である‟黒ひげ”に憧れているのも意味を持ちそうです。そうだとすれば、この親子にも何やらありそうだ。

詳しくは上の記事で取り上げていますよ!

ロックスがハラルドに会いに来たのは仲間に誘う為。まず政府をダマしつつ「ハチノス」を支配し、海軍を殲滅して‟聖地”を陥落… 末は「世界の王」になるという計画を語ります。おれとお前が組めば無敵だ!行こう!とね。

しかし悪名高いロックスと組んだとなれば他国からの信頼を一気に失ってしまうと考えるハラルドは首を縦に振りません。それはもっともですよね。ハラルドが目標としているのはそこじゃない!

この後 4年後にロックス海賊団は旗揚げする事になるのですが、幾度もの勧誘を受けるもハラルドが乗る事はなかったそうです。2人の目的が一致する事はなかったのです。

ロックスに救われたロキ

ワンピース 第1155話 ロックスに救われたロキ
出典:ONE PIECE|尾田栄一郎|集英社

ロックスの野望は、それを耳にしたロキの心に火をつけます。

呪われていると忌み嫌われ、いくら傷つけても壊しても心の穴が埋まる事のなかったロキ。死ねもしない。そんなロキにロックスは「世界」というものを教えてくれたんですね。このエルバフの外に目を向けさせてくれた。

気づくとロキは救われていたと言います。

おれもロックスと一緒に世界に出たい。世界を獲るんだ! こうしてロキはロックスに憧れを持つに至ったんでしょうね。その言葉はエルバフに嫌気がさしていたロキの心に大きく響いた事でしょう。

確かにロックスは海賊としての魅力に溢れているんです。海賊らしい海賊なんですよ。実力もともなっています。ちゃんと計画を立てて実行しており、行き当たりばったりでもない。

この後でロックスに挑んで返り討ちにあうんでしょうね(第1145話)。そして生まれて来る時代を間違えたと痛感。ゴッドバレー事件を知った時はショックだったのでしょう。ここも描かれるのかもしれませんね。

これからロキがどう成長して行くのか!?

まとめ

伝説の海賊がシッカリちゃんと魅力的なんですよ。当たり前なんでしょうが、ここはやはり流石というより他ないと思うんです。尾田先生は凄いですよ。面白過ぎる!!

第1155話の感想・考察まとめ
  • ロックスの剣技とロジャーの剣技の共通性
  • ロックスはイム様と対峙していた
  • 56年前から軍子はイム様に仕えている
  • ロックスは「デービー・ジョーンズの崇拝者」
  • ロックスとハラルドの出会いは「覇王色の衝突」
  • デービーバックファイトで仲間を集めたロックス
  • ロックスのエルバフ訪問の目的はハラルドの勧誘
  • 王直などの容姿が判明
  • ロキの心を救ったロックスの野望

続きが気になりますが次号は休載になります(汗

そして再開は合併号…

悲しいですが受け入れるしかない!

ありがとうございました!!

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