【ONE PIECE 第1159話の感想と考察】ロックスの本名は「デービー・D・ジーベック」でデービー・D・ジョーンズを先祖に持つ一族!

ONE PIECE 感想と考察 ワンピース

この記事では、週刊少年ジャンプ2025年41号に掲載された「ONE PIECE」の第1159話「‟運命の島”」の感想と考察を書いて行こうと思います!

前回の振り返りは下の記事になります!

フィガーランド・ガーリング聖がゴッドバレーで「想定外の発見」をし、2年後の大会に強く推薦した40年前。ロックスは愛する女性を見つけ子供も生まれていた。そして39年前、ゴッドバレーでは赤毛の女性が双子を出産していて──!!

いよいよゴッドバレーの名前が出まして、シャンクスとシャムロックが誕生するところまで来ました。38年前の事件にガーリング聖が大きく関わっていたんですね。ここからどう動くのか!

Vol.41「いざ、リンゴをほおばり花の都へ帰り申す!!」

鈴後と言うからには鈴後が名産なのでしょう。美味しそうに頬張りながら花の都へと向かう3人。そして霜月牛マル(亡くなった鈴後の大名)の相棒である狛犬‟オニ丸”も登場してくれました!

ヤマトが元百獣海賊団の‟飛び六砲”うるティとページワンを連れて来るんですからね。花の都の人々や錦えもんはビックリするでしょうね! 笑

いよいよヤマトの漫遊の旅も大詰めですね!

シャクヤクの誘拐と王直

39年前の海賊島ハチノス──

雨の中で首領・マーロンの死体が発見されます。彼がシャクヤクの護衛当番であり、何者かがマーロンを殺害してシャクヤクを連れ去るという事件が起きたのです。

どうやら犯人は王直。

数えている札束は世界政府から貰ったものなのでしょう。王直がマーロンを殺害し、シャクヤクの身柄を世界政府に引き渡したものと思われます。犯行はわずか数時間の出来事。

第1157話でロックス海賊団の面々がシャクヤクにメロメロになるシーンにおいて王直は描かれていませんでした。彼はシャクヤクに惚れなかった数少ない海賊の1人だったんですね。

後にシャクヤクが生きている事が判明した時、王直が大いに焦っています。シャクヤクが無事に保護されてしまえば、彼女の口から全てがバレてしまいますからね。困るのも当然。

結果的に王直は海賊島ハチノスのボスにまで上り詰めます。すなわち今回の犯行はバレずに済んだという事なんでしょうね。そうでないと許されるハズがありませんもんね。

ただし運命は逃がしてくれなかった。

最終的に王直はティーチによって倒されてしまいます。シャクヤク誘拐はゴッドバレー事件に大きく絡んでいますからね。ティーチによる過去の清算という意味合いも出て来そう!

シャクヤクの誘拐にはロジャーもカンカンです。

39年前の世界の出来事
  • 光月おでんがスキヤキから九里大名の称号を与えられる
  • ロジャー海賊団が「記録指針」の最終地点‟水先星島”に行き着く
  • ル・フェルドが平和研究所「MADS」設立

ロジャーが引きちぎっている新聞の中に上記のニュースが掲載されているのかも。もちろんワノ国のおでんの事は載ってはいないでしょうから、残りの2つですね。

ゴッドバレーに帰って来たガーリング聖

シャクヤク誘拐事件から1年、今から38年前にガーリング聖がゴッドバレーにやって来ました。シャムロックとシャンクスの母である赤毛の女性は大喜び。彼女にとっては2年振りの再会になります。

双子の父親がガーリング聖である事が判明。

ここで4人で暮らしましょうと言われるガーリング聖ですが、「この島は無くなってしまう」と拒否します。もうこの時点でゴッドバレーが跡形もなく消えてしまう事を示唆する言葉を発しているんです。

最初からゴッドバレーは消される運命だった?

さらに自分に相応しい女性を妻にする事は決まっており、それを‟発注”しているなどとトンデモナイ言い方をしています。その女性こそがシャクヤクであり、彼女の誘拐はガーリング聖が手配したものだったのです。

しかもガーリング聖はその赤毛の女性を斬ってしまうんですね。それも双子が見ている前で。うーん。こりゃトンデモナイ野郎ですよ。

ガーリング聖は双子の子供について「自分(天竜人)の血を引く子」という扱いをしています。「下々民との子」という扱いはしていない様子なんですね。この点がボニーの父親である天竜人とは違っているみたい。

ガーリング聖は自分1人だけ先に上陸しており、事が済んでから「準備を始めろ…」と海兵の上陸を許しています。これは人に見せたくないシーンだったんでしょうね。恥ずかしいのかよ!

若き日のドラゴン

ガーリング聖の号令で海兵がゴッドバレーに上陸。

麻酔弾以外は使うなと命令が出ているのは、大会で標的にさせる‟脱兎(ラビット)”を傷つけるな&減らすなという理由ですよね。その裏の理由を知らされずに参加させられていた海兵がモンキー・D・ドラゴン!

当時17歳です。若い!!

この時のドラゴンは「ナイトメア・ルフィ」っぽくてルフィの面影ありますよね。そして後に顔に入れるタトゥーの模様が左腕に見えます。これもタトゥー?バンダナかな?

どういう目的の作戦なのか聞くドラゴン。果たして聞かれた少佐というのは全てを知っているのだろうか。おそらく知っていた。ドラゴンは「駆け出し兵」だったから知らなかったのでしょう。

麻酔弾であって殺すワケじゃない。そう考えて作戦を実行してしまうドラゴン。後から意味を知るんでしょうね。そして天竜人(世界政府)が隠れて非加盟国で何をしていたのかを。

つまりゴッドバレー事件に関わった事でドラゴンは「自勇軍」を組織する事になるんでしょう。世界政府と戦う意志を固める。そしてオハラの事件を機に「革命軍」へ。

ジニーの通信をキャッチしていたモルガンズ

海軍の監獄船から送られる信号。これはジニーの仕業で、第1096話の「(事件当日の)2週間前にこの島の情報を外に投げといたんだ!!」というのがコレなんですね。

ジニーは窃盗・盗聴・通信のプロ

監獄船の中で、これから向かわされるゴッドバレーで何が行われ、そこで賞品として扱われる物が何であるかを聞いたのでしょう。それらの情報を信号で送っていた。

これをキャッチしていたのがモルガンズです。当時まだ15歳のハズですが、すでに世界経済新聞社の社長です。しかも‟トリトリの実”(モデル:アルバトロス)の能力者でもあります。

なんと彼はキャッチした情報に対する口止め料をサイファーポールに要求するという大胆な行動に出ています。「お前今に消されるぞ」と言われていますが、その卓越した情報収集力&能力で素顔を隠す事で回避して来たのでしょう。

そしてモルガンズは海賊島にも情報を流します。

ジニーからモルガンズ、そして海賊島(ロックス海賊団)というルートで情報は伝達していたんですね。ジニーからの情報は広く世界に広まっていたワケではない。それなりの情報収集力がなければキャッチできなかった。

これによりシャクヤクを誘拐したのが世界政府だと知ったロックス海賊団。シキ達の目的はシャクヤクの奪還。そしてリンリンとカイドウは悪魔の実が狙いです。ゴッドバレー行きを決定するロックス!

ロジャー海賊団もその機密情報をキャッチして動き出した事で、それを聞かされたガープも動くといった展開。それぞれが‟新世界”から‟西の海”までの距離を2週間で駆けつける事になるんです。

デービー・D・ジーベック

ゴッドバレーに急ぐロックス海賊団の船に立ち塞がったのがハラルド。これが第1158話で出ていた「事件の当日」の出来事になるんでしょうか。すこしズレがあるように思われますが… 再び顔を合わせる事となった2人。

どうやらハラルドは世界政府の要請で再びロックスを止めに来たみたい。その様子を政府が監視しております。どうしてもハラルドは世界政府に加盟したいんでしょうね。

そんなハラルドに「2人で話せるか?」とロックス。

そこで海賊団の仲間にも話すつもりはない… ある秘密をハラルドに告白します。ロックスには‟隠し名”があり、本名は「デービー・D・ジーベック」である事。「デービー」というのが‟隠し名”になります。

  • 世界政府がずっと抹消したかった一族の名「デービー」
  • 伝説の海賊デービー・D・ジョーンズを先祖に持つ一族
  • ‟闇の世界”にハバを利かせ今も細々と生き長らえてる

そして2年前に子供が生まれており、その子と妻を故郷であるゴッドバレーに送り届けていた事を告げるんですね。ロックスとしては妻と子を逃がす事ができればそれでいい。だから手を貸せ(=行かせてくれ)と言いたかったんですね。

それでもハラルドは首を縦に振りません。

ただしハラルドは部下に対して手を出すなと言っています。

世界政府に監視されている以上、ハラルドとしては素通りさせるワケには行きませんからね。止められませんでした、と見せるための演出で2人で戦うように仕向けたのかな?

このロックスの家系である「デービー一族」というのが、第1158話でガーリング聖が見つけた「想定外の発見」になります。これこそがゴッドバレーにて800年の時を超えて遂に発見された一族なのです。

第1155話でイム様に対して「デービー・ジョーンズの崇拝者」を称していたロックスですが、実は子孫だったのです。その家系がゴッドバレーで細々と生き長らえていた。

しかしデービー・ジョーンズの名を冠した「デービーバックファイト」というゲームが生まれたのは海賊島とされています。ハチノスとデービー・ジョーンズにも何か関わりがありそうな雰囲気があります。

デービー・ジョーンズは「悪魔に呪われて深い海底に今も生きているという昔の海賊」です。この「悪魔」というのはイム様の事だろうか。それならばロックスの世界政府(イム様)への敵対心も納得です。

さらにデービー・ジョーンズが‟Dの一族”である事も判明。ジョイボーイとも関係していた人物になるでしょうか。かなり謎は深そうですよね!!

ソマーズ聖と軍子聖

ゴッドバレーにはソマーズ聖と軍子聖の姿も見えます。

ソマーズ聖はガーリング聖とシャクヤクを巡るライバル関係にあります。そうは言ってもソマーズ聖はシャクヤクを妻にするつもりはありません。

軍子聖はマンマイヤー家としての出場で、大会には‟士族戦”という意味合いもあるみたい。どの家系がトロフィーを取るかで熾烈な争いがある様子。そして軍子聖の実力が高く買われているのも分かりますね。

大会の賞品は9個の宝箱とシャクヤクの身柄で計10です。

ドラゴンと赤毛の女性

ガーリング聖に斬られていた赤毛の女性ですが、その場では死んでおらず小屋のような場所に逃げ込んでいました。海兵に見つかって捕らえられずに済んでいたのですが、そこにドラゴンが現れます。

赤毛の女性はドラゴンに「子供達(シャムロックとシャンクス)」を島から逃がして欲しい事。そして「あいつ(=ガーリング聖)」に渡さないで欲しい事。これらを頼み込みます。

結果的にシャムロックはガーリング聖に渡される事になるものの、シャンクスは宝箱に入れられていたところをロジャー海賊団に拾われるんでしたね。シャンクスだけは島から逃げる事に成功します。

この経緯にドラゴンが関係して来そう!

まだ駆け出し兵であり強そうには見えませんが、ドラゴンがやってくれるんでしょうね!ガーリング聖と対決するまでは分かりませんけれど。

ポイントは宝箱になるのかな?

シャンクスを入れる宝箱の中に入っていた悪魔の実をドラゴンが食べるのでしょうか。それは大会に出品されていた賞品であり、ドラゴンが現在持っている能力?

ゴッドバレーで捕まるティーチ

ゴッドバレーにはロックスの妻と子(ティーチ)が手錠をかけられて檻に入れられています。この妻というのは前のコマの赤毛の女性とは別人です。場所が違います。

母親はティーチに優しく声をかけ、「あんたは生きなきゃならないんだ」と諭しています。デービー一族として、またロックスの息子として生き抜かねばならないって事なんでしょう。

この時ティーチは2歳であり、おそらくゴッドバレーでの体験を覚えているものと思われます。そして自身の出自・ルーツを理解しているものと考えて良さそうでしょうか?

この後ティーチは‟偉大なる航路(グランドライン)”で白ひげ海賊団によって船に乗せて貰う事になります。‟西の海”ゴッドバレーから‟グランドライン”へ。そして身なし子という事でしたね(第965話)。

これは事件の渦中で‟ニキュニキュの実”の能力者となるバーソロミュー・くまによって逃がして貰えるという事でしょうか。この時にくまは500人を超える命を救っています。その中にティーチもいたのかもね。

ティーチには「デービー一族」の血が流れていますから、今大会13名の「SR脱兎」(1万点)に設定されています。バッカニア族のくまと共にね。この2人の運命も交錯するのかもですね!

マーシャル・D・ティーチの「マーシャル」も「‟隠し名”デービー」を隠すための名前(苗字)という意味かもしれません。特に母親の名前を継いでいるのではなく、ロックスと同じ理由ではないかな?

まとめ

いや~ しかし面白いですよね!!

新たな事実が次々と出て来ますからね、それが事前に明かされている事件の情報とどう絡んで来るのか。ここに興味津々であります!

ロックスは「妻と子を逃がせりゃそれでいい」というワケにはいかなくなるのでしょう。そこにロジャーとガープがどう立ち塞がる事になるのか。妻と子を逃がすのを阻止するといった立ち回りになるとは思えないんです!

何かあると思うんですけどね…。

第1159話の感想・考察まとめ
  • シャクヤク誘拐の真犯人は王直
  • 赤毛の女性を斬るガーリング聖
  • ゴッドバレーには若き日のドラゴンの姿も
  • ジニーからの情報をキャッチしたモルガンズ
  • ロックスの本名は「デービー・D・ジーベック」
  • ガーリング聖による「想定外の発見」はデービー一族
  • ロックスの故郷はゴッドバレー
  • ソマーズ聖と軍子聖が登場
  • ドラゴンに子供達の事を頼む赤毛の女性
  • ティーチとゴッドバレー事件

次回、いよいよ事件が勃発しそう!

楽しみですね!!

ありがとうございました!!

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