この記事では、週刊少年2025年46号に掲載された「ONE PIECE」の第1162話「‟G・V・B・R”」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!
双子を抱えたドラゴンは神の騎士団マッフィー宮に見つかり、シャムロックを連れ戻されてしまう。それでもシャンクスだけは生かそうと懸命に走ります。怪物達が暴れる島は大混乱。ソマーズ聖がシャクヤクの命を狙うもレイリーが間一髪で救出に成功!
今週は本当に衝撃の回になりました!
あのイム様までがゴッドバレーにやって来るのです!!
目次
最終回「拝啓ルフィ殿、ワノ国は今日も平和でござる!」
ついに「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」も最終回です!
桜吹雪の舞う「花の都」に帰って来たヤマト。その手には串にさしたおでん。錦えもんがうるティを見て訝し気な顔をしています。それもそうですよね。あとはページワンの姿が見えませんね。
ヤマトの表紙連載は全44話。色々とありましたね!
ワノ国は今日も平和とありますが、その裏にはヤマトの活躍があったのは言うまでもありません。この代参の旅にてヤマトがフーズ・フーの企みを阻止したからこそ訪れた平和もあったのです。
次の扉絵連載は誰でしょうか。戦桃丸かなぁ?
リンリンから‟ウオウオの実”を奪うカイドウ
大混戦のゴッドバレーで悪魔の実を手にしたイワンコフとバーソロミュー・くま。これは第1096話でも描かれていたシーン。そこは「賞品保管第一倉庫」と呼ばれる場所。悪魔の実はステージから移動していたんですね。
イワンコフが手にしたのは‟ウオウオの実”の幻獣種。それはリンリンに奪われてしまうのですが、そこからどういった経緯でカイドウに渡るのかが明らかになります。少し話が食い違っていました。
てっきり‟ウオウオの実”の幻獣種はリンリンからカイドウに手渡されていたものと思っていました。そうじゃなかったのです。カイドウが力尽くでリンリンから奪い取っていたのです。
第1161話でカイドウが「話が違うぞ リンリン!!!」と彼女を追いかけており、もうこの時からカイドウはリンリンに裏切られているのが分かっていたのでしょう。悪魔の実をくれるという話はウソだったとね。
最初からリンリンはカイドウに悪魔の実をあげるつもりなどなく、手にした‟ウオウオの実”の幻獣種はカタクリ(当時10歳)に食べさせるつもりだったのが判明しました。そこをカイドウに奪われたワケです。
これじゃ「でかい借り」も何もありません。「くれてやった」なんて口から出まかせ。なんて厚かましいんだ。自分だってイワンコフから奪っておきながら、自分が奪われたら「くれてやった」と恩を着せる。
第999話でカイドウが「好きに言ってろ」と言い返していましたが、まさにその通りと言わざるを得ませんね。話になりません。マムの「弟の様に思ってんだよ」の言葉も信じるワケにはいきませんね!
悪魔化させられたロックスの親族
冒頭で島の北西でロックスとガーリング聖が激闘中とありましたが、次のシーンでは妻子を抱えたロックスがガーリング聖と女性騎士に追いかけられていました。その後ろには多数の悪魔がいます。
その悪魔はイム様によって悪魔化されたエルバフの戦士(ドリー&ブロギー含む)の容姿と全く同じものです。「追いつかれた奴ら全員があの姿に」とあるので「黒転支配」によるものと思われます。
悪魔化させられているのはロックスの父や祖父であり、デービー一族である事が分かります。そしてロックスもまたデービー一族である事がバレてしまいました。これについて神の騎士団は「幸運」だと言っていますね。
ルルシア王国での再会を誓うロックスとエリス
妻子を抱えている状態ではとても逃げおおせない。そう考える妻エリスはティーチと共に強引にロックスから離れます。子供一人守れずにすがりつく女に惚れたんじゃないでしょ?みたいな。
エリスは元海賊らしく、度胸も満点です。
彼女はデービー一族の運命について理解しており、もしも捕まりそうになればティーチと共に心中するつもりである事を告げます。それでも生き延びてルルシア王国で再会しようと誓います。
もしかするとルルシア王国はエリスの故郷であり、親族を頼るつもりなのかもね。ゴッドバレーではロックスの親族であるデービー一族が優しくしてくれた。今度は私の親族がお返しをする番だとね。
その場所に留まったロックスは悪魔化された親族を手にかけ(死亡)、ガーリング聖には深手を負わせました(時間はかかるが復活すると思われる)。見当たらないのが女性騎士の姿。
エリスとティーチはその女性騎士に追われていると考えられます!
逃走するエリスですが、シャンクスを抱えて走るドラゴンとコマを並べて描かれていますね。2人の運命が交錯している事を示しているのだと思われます。シャンクスに比べてティーチを待つ運命は悲劇的なものとなりそうなんだよなぁ。
知らなかったガープ
走るガープがセンゴクに連絡を入れています。「これ知ってたのか!?」と。それはゴッドバレーで起きている惨劇── 天竜人による「先住民一掃大会」について聞いているのです。それをガープは知らなかった!
センゴクは「そんな‟迷い言”を訴えて海軍から消えた男がいたな」と答えています。消えたというのは辞めたという意味ではなく、言葉通り消された(処刑)という事かもしれません。センゴクは全てを知っているのでしょう。
これからドラゴンが海軍を辞める事になるのですが、ゴッドバレーでの出来事について訴えるような事はしないのかもしれませんね。それは心に秘めたまま決断するのではないかな。
そしてガープはこの現実を知ってどんな決断を下すのか。
結果的に海軍に残るのですが、これについては明らかになって来ると思われます。ガープとドラゴンがそれぞれの道に進む事になった理由ですね。ガープにはガープなりの考えがありそう。
ゴッドバレーにイム様が降臨
ラストでイム様がゴッドバレーに降臨します!
今回は五老星ジェイガルシア・サターン聖に乗り移るというか、合体しているように見えますね。エルバフにおける軍子の時は乗り移るような感じ(憑依して人格を奪った?)でしたから、ここが違っています。
強大な覇気が発生する点は同じですね。
イム様の狙いはロックスだろうか──
そのロックスの下にはニューゲートとカイドウが来てくれました。ニューゲートはいつもロックスのツケで飲んで来たのを返すため。これは粋ですよね。そしてカイドウは手に入れた龍の能力を試したくて。
ニューゲートが「ありゃ一体何だ!?」と問うと、ロックスが「さしずめ …あれは‟世界”」だと答えていますね。あれを討ち取れば‟世界”が取れるという意味合いだろうと考えられます。この世界の支配者って事ですね!
ロジャーとガープもそれぞれ反応を見せていますが、イム様についてはロックスだけが知っているといった感じ。ロックスは聖地マリージョアでイム様と対峙していますからね。そもそもなぜ知っているかは不明なれど。
ひとまずロックス・ニューゲート・カイドウの3人がイム様(&サターン聖)と対決。遅れてロジャーとガープがやって来る。そんな構図になるのでしょうか。
まもなくゴッドバレー事件の最終局面です!
まとめ
ここまで出て来ないとなるとバギーはゴッドバレー事件とは関わっていないと考えて良いのでしょうか。ドラゴンに抱えられているシャンクスが宝箱に入れられ、ロジャー海賊団が拾うまでは待った方が良いのかな?
- ‟ウオウオの実”はリンリンがくれてやったのではなく、カイドウが力尽くで奪っていた
- 悪魔化されたデービー一族(ロックスの身内)
- ルルシア王国での再会を誓うロックスとエリス
- ガープは「先住民一掃大会」を知らなかった
- イム様がゴッドバレーに降臨
- ‟牛鬼”となったサターン聖の上にイム様が合体したようなフォルム
- ロックスの助っ人にニューゲートとカイドウが参上
次回は休載になります。
続きが気になるだけに残念です! 泣
再開はWJ48号(10月27日発売)予定ですって!
楽しみに待ちます!!
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