この記事では、週刊少年ジャンプ2025年15号に掲載された「魔男のイチ」の第25狩「幸福の国」の感想と考察を書いて行こうと思います!
前回の振り返りは下の記事になります!

デスカラスの魔法をくぐり抜けてイチを連れ出す事に成功したゴクラク。彼は「対魔法用改造人間」だた。どうしても殴りたい魔法とは何なのか。ウロロの提案にゴクラクは… と。
そして今週は表紙&巻頭カラーです!美しい!
最新2巻の情報もピックアップしてまとめていますよ!
デスカラス班報告書
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
今週は巻頭カラーに加えて3ページが彩色!その内容はクムギによる「デスカラス班報告書」という形をとったあらすじ紹介でありました。これを師匠であるシラベドンナに送っているワケだ。
これまでデスカラスが描いてくれていた「ここまでのあらすじ」のクムギバージョン。デスカラスバージョンは絵も彼女が描いていまして、そこがまた面白いんだけどね。今回のカラーで綺麗なあらすじも良いですね。
上の記事のデスカラスバージョンと見比べても楽しいですよ。特に反世界の魔法についての部分ですね。デスカラスの視点とクムギの視点の違いが分かるかも?
ウロロの邪悪な提案とゴクラク
前回の続きです。
もしもイチの命を取ればウロロは自由となる。そこでゴクラクがウロロを習得すれば望み通りの‟魔男”になれる。これがウロロの提案なのですが。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社ウロロの本心
本心では、速攻で逃げるつもりでいるウロロ。イチが死ねば「師弟血判状」の契約によりデスカラスも死ぬワケですからね。これをウロロは目論んでいるのです。悪いやっちゃ(絵はかわいい)。
ゴクラクの答えは‟デコピン”でした!!
ウロロの本心なんてお見通しだったのです。
ゴクラクはウロロと同じ企みをする魔法を知っており、それこそが前に口にしていた「どうしても殴りてぇ魔法」である事がほのめかされます。つまり、その魔法はウロロと同じ思考をするやつなんですね。
幸福の国「バクガミ」のモデル
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
一方のデスカラスとクムギはバクガミ鉱山の「居住地区域」へとやって来ました。ここが幸福の国「バクガミ」。ちなみに檻蜘蛛がいたのは「南方バクガミ鉱山」と紹介されていましたね。
クムギによると「有名観光地」という事で人が多い。バクガミ国民だけじゃなく観光客も多数いて大いに賑わっているんですね。そんな場所でクヌギはイチの目撃情報を集めようと思ってる。
出典:Wikipediaより懸空寺
幸福の国「バクガミ」のモデルは、中国の山東省にある寺院「懸空寺」でしょうか。漢字で「幸」と書かれた「灯籠」が吊り下がっており、国民の服装だとかも中華風になっていますよね。
‟幸眠の魔法”バクガミ様
クムギとは対照的に元気のないデスカラス。めそめそと泣いています。もしもイチが死んでしまう様な事にでもなれば「死んじゃう(私が)」からですね。クムギは「師弟血判状」の事を知らないから、どうしてここまでデスカラスが狼狽しているのか分からないワケです。
そんな2人の前にバクガミの国民と思われる人物が近づいて来ます。「反人類魔法の調査」という事ですねと。あれ?反人類魔法なら檻蜘蛛の習得は済んでるよ?
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社「幸福の国に眠る」
クムギの疑問はもっともですが、デスカラスには「幸福の国に眠る」という予言の内容と檻蜘蛛の特徴が合致していない事が気にかかる。それで反人類魔法は檻蜘蛛とは別にいると予想していたのです。
2人が案内されたのは山の頂上にある巨大なテントの中。
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
そこには巨大なバクが横たわって眠っている。
‟幸眠の魔法” バクガミ様。これは魔法なんですね!
幸眠の魔法
通称 バクガミ様
バクガミ国の重要保護魔法であり国民たちの心の支えとなっている
もしもバクガミ様を習得しようとすれば「死罪」。バクガミ様に危害を加える事は「国家反逆罪」であり、即座に首をはねられて処刑される事になるそうです。
その人が言うには、バクガミ様が「深き地底で苦しんでいた我々を掬い上げてくださった」そうです。それはバクガミ国というのが「鉱山」である事と関係してそうですよね。ならば鉱山で掘る仕事をしなくて良くなったんだろうけど…。
バクガミは反世界の魔法の信奉者
バクガミ国の国民はバクガミ様を「救いの神」と言うが、ゴクラクは「最悪の害獣」だと言う。かわいらしいバクの中にクズ野郎が住んでいる。それこそがゴクラクが言っていた「どうしても殴りてぇ魔法」だったのです。
「俺と一緒にバクガミを習得しに行ってくれないか」と頭を下げるゴクラク。それはバクガミ国という「国一つを敵に回す」という事になるんですね。果たしてイチの返事は?と。
断る理由はなさそうです!
出典:魔男のイチ|西修 宇佐崎しろ|集英社
バクの中にいたバクガミ様の正体は「反世界の魔法」の信奉者であり、この国の人間を残らず殺してしまおうと企んでいたのでした。何をするつもりなんだ?
この正体を知っているって事は、ゴクラクはバクガミ様の鼻から中に入った事があるんでしょうかね。ここら辺の経緯も後で語られる事になりそうです。
バクガミは「眠る魔法」との事です。
もしかすると、バクガミがいる「居住区域」に入った時点で人間は夢を見させられているのではないかな。そこに見えている景色は夢であり幻である、みたいな。つまり与えられているのは「偽りの幸せ」なのかも?
あとは眠らせて何かをさせるんでしょうね。
最終的にゴクラク様の正体が判明し、イチ達の「国家反逆罪」は取り消される流れになる様な気がしますけど。それまでは国中を敵に回して大変な事になるのかも。
さぁ どう展開するのでしょう!
まとめ
今回でゴクラクの印象がガラリと変わりましたよね。もう巻頭カラーを見るに仲間入りしてますよ。馴染んじゃってるもん。そしてバクガミがどんな野郎なのかも楽しみだ。
- クムギの「デスカラス班報告書」もいいね
- ゴクラクはウロロの提案を拒否
- 幸福の国「バクガミ」のモデルは懸空寺
- ‟幸眠の魔法”バクガミは神
- ジキシローネの予言が示していたのはバクガミ様
- バクガミは反世界の魔法の信奉者
新章バクガミ編も面白いや!!!
次回が楽しみですよね!
ありがとうございました!!
コメント